ムラゴン ホーム
パット数は減ってもスコアは変わらず
今日は1人予約に「鉄人」が入ってくれ成立したので、昨日に引き続き阿蘇グランビリオゴルフ場西コースに行ってきました。
今日の阿蘇地方は1度まで下がる予報でしたが、早朝は寒くてもだんだんと気温が上がり、途中からは上着を脱いでプレーするほどでしたが、そうしたゴルフ日和になったのにも関わらず、スコアはパッとしないものになりました。
（夜が明ける前に阿蘇に着きましたが、明るくなりかけた空に阿蘇中岳の噴煙が見えました）
今日のスタートは8時40分でしたが、自宅を6時前に出ると1時間10分ほどでゴルフ場に到着し、まだ受付するには早そうなのでしばらく車の中で待機していました。
7時30分前にやっとシャッターが上がったので、準備をしてチェックインするとスコアカードホルダーの番号は「１」番でした。
実は私のキャディーバッグは昨日のラウンド後に預けていたので、下ろす手間は不要でしたが、スタート室前に行くとすでにカートに積み込まれていました。
左の練習グリーンでパット練習をしていると、係の人が右の練習グリーンの露を払った後に「こちらに移動してもらってよいですか？」と言われ、それまでcloseだった右グリーンに移動して練習を続行しました。
（天気は良く、気温が13度まで上がり、上着は脱いでプレーしました）
（ピンポジは予想通り昨日のままの「B」でした）
（1人で練習グリーンでパット練習をしていると、鳥がやってきました）
しばらくすると鉄人がやって来て、おしゃべりしながらパット練習をして、スタートを待ちました。
今日は前組に4人組がいて、後続には韓国勢がいましたが、ハーフ終了時に前組がパスさせてくれました。
しかし、その前も4人組で、結局ペースは上がらず、2サムのスルーラウンドですが5時間ほどかかった計算です。
1番パー4はドライバーショットは左のフェアウェーでほぼ鉄人と2mほどしか違っていません。私は左手前にオンし、急な上りだと分かっていても奥にオーバーするとマズイという意識から1mショートし、このパーパットも左に外す3パットボギースタートでした。
鉄人はセカンドをダフリ、手前からのアプローチを寄せきれずのボギーでしたが、「パーオンしても3パットすれば同じボギーだし、スタートホールは『おはようボギー』で可です」とセカンドをミスった鉄人に話しました。
そのうえで「ボギーを中心としたラウンドを心掛けるとスコアは纏まり、パターが決まれば80切りも可能なので、今日は我慢のゴルフを練習しましょう」と今日の目標を伝えました。
2番パー4はここも鉄人と同様な左目のフェアウェーで、先に鉄人は手前ラフにショートし、私はピン手前7mにオンでしたが、バーディーパットは右に切れパーに終わります。
鉄人はナイスアプローチでピン奥1mに付けましたが、なぜかフックラインを真っすぐ狙ってしまい、左を抜けるボギーになりました。
アプローチは左から右に切れてカップに寄ったのを見ているのに、パットの際はどうもそれを忘れていたようで、そうした細やかな観察力がイマイチのようです。
3番パー5はここもお互い左フェアウェーからの2打目が鉄人は左ラフに、私は右目のフェアウェーに分かれます。
先に鉄人が昨日の私が乗せた右段下にナイスオンし、私はつま先下がりのライだったので左目を狙った８Iのショットが引っ掛かってしまい、左の傾斜で大きく転がってしまいます。
打ち上げのアプローチはトップ目になって鉄人より先のカラーまで転げ、ダボのピンチでしたが、パターで上り傾斜をかけ上げ、どうにか1パットのボギーで凌ぎました。
鉄人は、ナイスパットで2パットのパーとしました。
4番パー3はまず鉄人が右の凹みラフに打ち込み、私は６Iでピンの手前7mにナイスオンでした。
鉄人の打ち上げのアプローチはシャンク気味に奥に傾斜のある2段グリーンの奥にオンし、鉄人に「先に打つから気持ちを切り替えて！」と声をかけ、バーディーパットに臨みましたが、ラインを確認するなどをせずに打ったため1mショートし、このパーパットも左に外すボギーとなり、段下からのロングパットを1mに寄せてナイスボギーとした鉄人と同じスコアになってしまいます。
「どんなにナイスオンしてもパターが決まらなけば、ショットミスとアプローチミスしてのボギーと変わらないでしょ！」と鉄人に愚痴ってしまいます。
5番パー4はお互いフェアウェーから刻み、鉄人が先にピン手前2mにナイスオンし、私はPWでピン奥3mにオンでした。
下りのパットは打たなくても済むため、ラインを真っすぐに読んでヒットするとカップインし、鉄人も上りをしっかりヒットしてお互いにナイスパーになりました。
鉄人は「刻んでもパーが取れるんだ」と驚きますが「何も無理なことをしてないでしょ？池を徹底的に避けると、悪くてもボギーで上がれます。攻めると池ポチャなどがありすぐにダボ以上が来ますから」と話しました。
6番パー4は鉄人はフェアウェーで私は当たりが薄く右のラフでした。鉄人は刻み、私はスライスをかけようとしましたが、ラフでスライスがかからず真っすぐ飛んで左ラフでした。
逆目のラフからのアプローチは大きく、右のラフまで飛んでそこからのアプローチを乗せて3mの厳しいパットを沈めるナイスボギーになりましたが、鉄人は右奥に3オンしたパーパットをショートし、残った1mも左に外すダボになりました。
私は限りなくダボに近いボギーで、鉄人は限りなくパーに近いダボですが、スコア上は単にボギーとダボになるだけです。
7番パー3は私が８Iでピンの奥目にオンし、鉄人はトップしたためが2段グリーンの段差でピン方向に戻ってくるナイスオンでした。
私の5mのバーディーパットはスライスと読みましたが、思った以上に切れてカップ右を抜け、鉄人は同じような方向からラインをフックと読んだようでしたがショートするお互いがパーに終わります。
8番パー4は鉄人は左に打ちこみ、刻んだ3打目が私の2打目と同じような位置でした。先に私がU6でトップ目に当たって手前にショートしましたが、鉄人はアイアンでピン手前にナイスオンでした。
私の奥のピンへのアプローチは右が凹みがあるため左に打ち、パーパットはショート目になるボギーに対し、鉄人は上りをしっかり寄せてお互いにボギーになりました。
9番パー5はドライバーショットはお互いフェアウェーでセカンドもお互い左目のフェアウェーでした。
鉄人の3打目はショート目の左ラフで、私はPWがややひっかかり左のコブでグリーンエッジまで転がります。
鉄人のアプローチは上手く寄せようと欲張り、手前ラフにショートし、再度のアプローチで1mに付け、1パットのボギーになり、私はパターで下りの6mを狙いましたが右を抜けるパーに終わりました。
前半の私は5ボギーのスコア41で15パットでした。鉄人は5ボギー・1ダボのスコア43でしたが、悪くても2打は縮めることができたはずで、そうしたポカがあるのが勿体ないものです。
目標のエージシュート達成のためには、確実に決める場面では取りこぼしのないように最新の注意が必要になりますが、まだ1打の重みが分かってないように感じられます。
それでも前半はまだましで、後半も同様にポカが多く、大きくスコアを崩してしまわれましたが、その発端はちょっとしたミスで、前半のように「ボギーを取りに行く」という最初の課題を忘れ去っていたようです。
10番パー4は私は７Wで大きくフックして左バンカーインで、鉄人はフェアウェーでした。私は８Iでピンの手前6mにナイスオンしましたが、鉄人は左足下がりからシャンクが出て、右ラフからオンして2パットのボギーでしたが、私がパットを決めバーディーとしたため、自らのミスを悔やまれたようでした。
私が「ボギーだから大丈夫です」といいましたが、私の1打目のミスと自分のナイスショットに対する結果の違いにかなり落胆されてしまいます。
11番パー4はお互い右目のフェアウェーで、ここは無理せず８Iで刻み、同じく刻んだ鉄人のショットは奥のピンに突っ込み奥に下ったグリーンをオーバーしましたが、先のコブの傾斜で戻ってラッキーなオンでした。
私のショットも同様に奥に飛びましたが、コブの上に止まってしまいます。下りをパターで寄せてボギーとし、パーチャンスの鉄人は2mを決めきれず「こんなのを決めきれないあからダメなんだよな！」と愚痴っていました。
12番パー3はアゲインストの風で私の８Iのショットは手前にショートし、手前のピンへ30センチに９Iで寄せてパーゲットでしたが、鉄人は左手前のラフから奥目に打ってオンし、8mのパーパットは寄せただけのボギーでした。
13番パー5はお互いフェアウェーからの2打目を私が左の池ポチャし、鉄人は右に大きく打ってしまいます。
鉄人の3打目はグリーン左に外し、私の4打目はピン手前オンでしたが、上りのパットは左に外すボギーになりました。
鉄人はアプローチを1mに寄せてパーチャンスでしたが、このパットはフックラインなのに左に外し、返しも外す3パットのダボにしてしまいます。
ここも入れたいパットでしたが下りのフックラインなので、距離合わせするべき場面をしっかりヒットしてしまい、1mのパーチャンスをダボにしてしまったのです。
14番パー4はお互いドライバーショットはフェアウェーで、先に私が左奥にオンし、鉄人はダフって手前のラフにショートでした。
私の7mのバーディーパットはショートしてしまいパーに終わりますが、鉄人のアプローチはピンの手前でそこから打った瞬間大きいと思えるタッチでオーバーし、返しの2mをどうにか沈めてボギーでしたが、ダボの危険性が大きかったのです。
もうこの辺りは「ボギーなゴルフ」という意識はなくなっているようで、パーをどうにかして取るという意識から、ダボになりリスクを孕むパットを打っていました。
15番パー4はお互いフェアウェーで、私が７Iで後1mが届かず、手前に転がり戻ってしまいます。
ピンが奥だったら大きめに打ったのですが、ピンが手前で3段グリーンの一番手前だったので、大きめには打てなかったのが、こうした結果になってしまいます。
鉄人はセカンドをダフって手前のラフでしたが、私が「きちんと当たっても、結果は乗らなければ同じでしょ？」と言いましたが、もうこの辺りは冷静さはなくなっていたようで、アプローチをザックリし、4打目で奥目にオンしてボギーパットは決まらずのダボにていました。
私も鉄人に付き合ってザックリし、再度のアプローチで寄せてボギーでしたが、鉄人はもう「ボギーなゴルフ」のことなどきれいさっぱり忘れ去っているようです。
16番パー5はお互いフェアウェーから鉄人は左に飛んで岩に当たったOB行きは免れましたが、3打目はグリーン右にしか打てず、アプローチはざっくりし、再度のアプローチでオンして2パットのダボになってしまいます。
私は左奥へのピンへの3打目をPWで左のカラーで、パターで5mを狙いましたが右を抜けるパーになりました。
17番パー3の前に「上がり2ホールはパー・パーで行くぞ！」と鉄人が宣言されますが、やはり「ボギーなゴルフ」のことなどすっかり忘れていつもの鉄人の思考に戻ってしまっています。
私の８Iのショットは引っ掛かり左下のラフまで転がり、反対に鉄人は右へ打ってラフでした。
私のアプローチはいい感じで打てましたが、グリーンの上ってみるとまだ球が動いていてグリーン上を手前に戻っていました。
5mのパーパットはしっかり打ちましたがわずかに左に止まりボギーになりました。
鉄人は左ラフからのアプローチが止まらずに私同様に左下のラフに入れ、そこから乗せて2パットのダボになってしまいます。
パー・パーなんて望むから簡単にダボが来るわけで、ボギーを取ると最初に思っていればダボなんて叩かないのです。
18番パー4は私はフェアウェーで、ピンが手前で打ち上げですがU6では大きいと思っていたので緩んでミスってしまい、トップ目に斜面のラフで止まってしまいます。
PWの3打目は上手く打てたと思いましたが、手前のショートしていて、アプローチは上手くラフから打てず、4mのボギーパットも届かずのダボになってしまいます。
鉄人は、セカンドを刻み、3打目は大きく左奥のラフに外し、アプローチは乗っただけで、下りのパットは止まらず、ダボパットも外すトリプルになりました。
後半は、1バーディー・4ボギー・1ダボの5オーバーのスコア41で13パットでした。通算はスコア82で28パットです。
昨日と同じピン位置で、1番こそ3パットしましたが、そのほかは昨日のパット数より10打も縮めましたが、その分ショットが悪く、またパターでの寄せも多かったためで、
スコアは同じようなものになりました。
ただ今日は鉄人に「ボギーなゴルフ」を見せる目的もあり、無理な攻めをしなかったという側面もあったのです。
ピンポジの「B」は7番パー3・9番パー5・10番パー4・12番パー3の4つのホールは簡単なピン位置ですが、それ以外は難しいピン位置だと思います。
ただでさえ難しい5番パー4や11番パー4は奥目にピンがあり、刻んでも3オン自体が難しいものですが、その分を例えば12番パー3では奥と手前では60yほども距離差があることになり、埋め合わせしているのでしょうが、砲台グリーンの15番などは手前の方がより難しくなるようです。
当初の目的を忘れ、パーのみに固執した鉄人は、後半はスコアを大きく崩してしまいます。4ボギー・4ダボ・1トリの15オーバーのスコア51というもので、いつもの鉄人に戻ってしまいました。
せっかくのティーショットの飛距離を全く生かせず、ミスったら無理を重ねてスコアロスに繋げるゴルフであり、「我慢する」という意識をもっと持たなければ、1つのミスでずるずるとスコアロスを重ねていくようです。
せっかく前半は「ボギーなゴルフ」の片鱗を見せていただけに、後半のこの崩れ方にはがっかりで、元の木阿弥になってしまった鉄人がそこにいました。
「狙ってボギーが取れない者が、狙ってパーなど取れるはずがない」という真実そのままで、これではエージシュートなど夢のまた夢だと感じてしまいます。
前半のボギーを中心とするゴルフを展開できるようになって初めて、80きりのチャレンジ権が発生するもので、何が何でもパーを取るぞという意気込みは買いますが、そんなにゴルフは甘くはないのです。
これで鉄人との年内のゴルフは終わりかもしれませんが、もし来週の月曜・火曜にまだ熊本にいるなら、グランビリオや南阿蘇でラウンドするので連絡くださいと話して別れました。