三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

辛勝(マッチプレー準々決勝)

今日は朝5時に起きてあつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部に行ってきました。
先週の日曜日に予選があった社長杯の今日は決勝トーナメントに出場するためです。
5時50分に出発して、通常は1時間20分から30分はかかる道のりが日曜日の早朝ということもあり、1時間で着いてしまいました。
7時前なので、ゴルフ場が開いているか心配していましたが、すでに係の人も来ていて、知り合いの研修会会長もすでに一番乗りで着いていました。


練習グリーンで会長とアプローチの練習をしていると、予選を一緒に戦ってメダリストなった方もお見えになり、3人で話しながら今日のトーナメント予想をしていました。
会長とは決勝でしか当たらないけど、メダリストとは準々決勝をお互いが勝ち抜くと準決勝で激突する相手です。


前回はバンカーイン4回のうち3回が砂1というテクニシャンで、ドライバーショットも切れのいい当たりを連発されていました。
当たったら強敵だなと思っていますが、そのときはお互い1戦目がどういう展開になるか分からなかったのです。


1戦目の相手は小柄な65歳の方で、ドライバーの飛距離では負けないだろうなと予想しました。
1番ホール2番ホールと私のミスが出て、相手の1.3mのパットを決められると負けという場面で両方とも引っ掛けのミスパットをされ、どうにかイーブンで3番に向かいます。


3番パー3は190yを5Iで前回同様右にふかし、今度は前方の木でグリーンが狙えず、3オン2パットのダボになり落とします。


しかし続く4番パー5は唯一のハンディホールでお互いパーでしたが、私のハンディ勝ちとなり、またイーブンになりました。


5番パー4がこの勝負の分岐点になります。相手のドライバーショットは高く上がりセカンドの距離が残ります。
私のドライバーショットは、いい当たりでしたが最後の最後に右にキックしバンカーにこぼれてしまいます。
相手はウッドで急な登りのグリーンに向かって打たれましたが、わずかに足らず左のバンカーインでした。
それを見て「どうせ3打目勝負だ。」と気楽になり、6Iでの登り130yのバンカーショットはピン筋に飛んでいきます。
どうにかオンしていてと願って斜面を登っていくと、まさかのピン傍50センチに付いていました。
相手のバンカーショットはショートしアプローチも入らず、そこでOKをもらい1アップになりました。


6番パー4も長いミドルで、ここでは相手のセカンドがスライスして右の林に入り、いったん出してからのアプローチも乗らず、4オンになります。
相手のトラブルを見てセカンドは冷静にボギーオン狙いで手前に刻み、アプローチで3オンしてパーパットをOKに寄せてこのホールも取り2アップになりました。
今日はバックティーだし、相手も早々にパーを取れないだろうから、自分はボギーオン狙いとし、入ればパー外してもボギーという作戦を徹底しようと思っています。


7番パー3も230yを超える長いホールです。前回は見事に5Wで1オンしましたが、今日は右にふかし手前のラフでした。
しかし相手は左のバンカーインで、バンカーショットも手前にしか乗りません。
私のラフからのアプローチはピンに絡み、相手は長いパーパットを打ってショートし、ボギーパットも外してコンシードになりました。3アップです。


8番パー4はアゲインストの風の中、フェアウェーキープでした。相手は左のラフからウッドで大きく左方向に打ってしまいます。
「暫定球は?」と聞きましたが、「OBだったらギブアップする」と言われ、それを聞いて手堅く刻もうと思い、7Iで手前を狙います。
ここは右手前にバンカーがあり、セカンドは傾斜で下っているので、右目に打つと刻もうとしてもバンカーインになるので左目を狙い、予想通りの手前のラフでした。
相手の球を探すと、森の中のベアグランドにあり、前方は開けてどうにか打てそうですが50yほどもあり、乗せるのも大変そうです。
しかしこの難しいアプローチを1.5mの登りのラインに付けるスーパーショットが出てしまいます。
「OBだったらギブアップ」というセリフに安心していた私は、そのショットを見て浮足立ってしまいます。
簡単そうな10yほどのアプローチを強めに打ってしまい、下りの2mも外して相手のパーパット待ちになりました。
ここは「負けた」と覚悟していましたが、1番2番の引っ掛けミスを意識されたのか、今度は右に押し出されイーブンとなり、どうにか難を逃れました。


この後、反省としてそのホールの勝負が決着するまでは気を抜いてはいけないと改めて思いました。


しかしこの辺りから相手の方のドライバーや3Wが当たりだします。


9番パー5は1打目をオーバードライブされ、2打目も私より前に行っています。もともとフェアウェーウッドを上手く打っていて、グリーン近くまで球を運ばれるのです。
しかしショートゲームが弱点のようで、そのあたりはイップス持ちの私といい勝負になります。
3打目は残り100yと出ていたのでPWで打ちましたが大きく奥に外してしまいます。ところがそれを見て相手は手前にショートしてしまいます。
奥からのアプローチは下りを意識してショートし、パーパットもわずかに外すボギーでしたが、ここも負けたと観念した相手の短いパーパットを外され、どうにかイーブンとし前半は3アップで終わりました。
しかし相手がショートパットを4回も外されたわけで、それを決められていたら1ダウンとなるはずでしたが、マッチプレーはこのショートパットをいかに決めきるかが勝負なのです。


10番パー4では、左だけは行かないよう安全に右のラフに打ちます。
相手も同じような場所でしたが、先に残り200yを3Wで打たれ見事にオンされます。
私は作戦通り3オン狙いで刻みましたが、3打目のアプローチは強めに入り相手のバーディーパットより長いパーパットでした。
先に打って外れ、相手のバーディーパットも入りませんでしたが、OKを出し3アップから2アップに変わりました。
この辺りから、相手のショットの威力が出てきます。


11番パー3では先に相手のショットはピン筋に飛んでいきます。さすがにウッドでは200yで奥域の短いグリーンなのでラフにこぼれたようでしたが、勇気あるショットをされました。
私は最初のゲームプラン通り、6Iで右目を狙い寄せ1狙いとしました。
ここは手前に池と深いバンカー、奥にもバンカー、右を狙い飛びすぎるとやはりバンカーと狙うべき場所はグリーン右端にある花道だけなのです。
ここはアプローチを寄せてパーとしてイーブンでした。


12番パー4は赤水最長の465yのミドルです。ここは2オンは無理なので、必然的に3打目勝負になりますが、アプローチが5mにしか乗らず、パーパットも外しましたが、相手も2mを外しイーブンでした。
相手の方のパットが不調だったので、かなり助かっています。


13番パー4は360yの赤水で一番短いミドルです。ここはアゲインストで力が入り、左のラフでした。相手のセカンドが左のバンカーインだったため、バンカーだけは入れまいと大きめの7Iで打ったら風に流され右端にオンでした。
相手のバンカーショットは5mにしか付かず、15mのバーディーパットを寄せきれば勝てるかもと慎重にラインを読み、強めに打ったパットは最後にカップ傍で切れましたが、相手からOKが出るナイスパットでした。
相手はやはり5mのパーパットを外し、3アップに変わります。


マッチプレーの良いところは、どんなに落としても1ホールで1ダウンにしかならないということです。
そして残りホールが少なくなると、そのダウン数がかなり大きな比重を占めてきます。そのため、OBを打たない、無理はしない、というゲームプランを改めて思い出して次のホールに向かいます。


14番パー5は安全に球を繋ぎ、4オン2パットのボギーとし、相手も同じようにパーが取れなかったのでイーブンでした。
この辺りは相手がパーなら取られても仕方ないというボギー狙いだったので、作戦通りです。


15番パー4はやや右曲がりのミドルで、フェアウェーは左に傾斜しています。
ここはドライバーで左サイドに打ち、相手がセカンドをショートしたのを見て、5Iで無理せず手前狙いでした。
グリーン近くのラフからアプローチし、相手は4オンだったのでギブアップされ、3ホール残して4アップの4アンド3で勝つことができました。


途中、10番で2アップに盛り返されましたが、相手の方のパターの不調にも助けられ、どうにか勝利することができました。


このあと、残り3ホールをせっかくだからプレーしようと言われ、練習がてらに回ったことがこの後の準決勝に大きく役立つことになります。


しかし、対戦相手は9ホールが終わったところで相手がギブアップしたようで、我々の後ろの組でしたが早々に終わっています。
本当は引き上げて準決勝に備えるべきでしたが、3ホールを練習ラウンドしたため、スタート室前に帰ってくると30分後に準決勝はスタートすると言われてしまい、昼ご飯を食べる時間が無くなってしまいました。
幸い、アンパンをバッグに入れていたのでそれを慌てて食べて、準決勝を待ちました。


注射の威力

この数日は右肩の痛みに加え、左手の腱鞘炎もひどくなり、スイングができなくなっていてショット練習ができない状態でした。


明日のマッチプレーへの出場もどうしようか迷っていたため、1月から2か月間は通っていた整形外科に思い切って出かけてきました。


3月になっても治療の効果が表れないので、治療そのものに疑問を持ち、通院を止めていたのです。
だから行くのがちょっと自分的には後ろめたいところです。


受付でいつもはリハビリに〇を付けるのですが、今日は診察に〇を付けて待合室で待ちます。
しばらくして呼ばれて、いつも注射を打たれるベッドのあるリハビリ者用の診察スペースに入ります。


先生がやってきて、「どうですか?」と尋ねられ、「実は明日ゴルフなんですが、右腕が上がらず左手の腱鞘炎も痛いので、クラブそのものが振れないからどうにかしてください。」と訴えました。
「痛いならゴルフはしばらく止めておいたら?」と言われますが、「明日は大事な試合なので欠場するわけにはいかないのです。」と答え、「注射してもらうと痛みが軽減するだろうから来ました」と答えました。


ついでにこれまでは訴えてなかった左手の痛みを訴えます。先生は仕方ないというように、看護師に何か薬の名前を言っています。
まず右肩に触り、「しばらく注射してないから油切れになったかな?」と言いながら、いつもの注射を肩にしてくれました。
これは肩の真上から関節の間に打たれる大きめの注射で、かなり痛みを伴います。
その後、左手の痛む個所を探し、小さな注射器でこれも関節の間に針を刺されました。


右肩はいつもの痛みで打った後はそんなに違和感がなかったけど、左手は打たれた後からしびれが出てきます。
同じ薬剤のようで、たぶんヒアルロン酸入りの痛み止めのようです。


その後リハビリ室に移動し、リハビリ担当の方から方に電極をセットして電気治療を始めました。
担当の方から「久しぶりですね」と言われ、「痛みがないとなかなか来る意識がなくなります。痛くなったから来ました。」と答えると、「地道に治療しても一進一退だから、止めてしまうと長引きますよ。」と言われてしまいました。


電気治療の後は、温パックといって肩に温かいパックをはめ15分ほどしてから、肩を動かしてもらう治療です。
これがかなり痛く、以前隣のおばちゃんが痛みで泣いていたのを思い出します。
さすがに自分は泣きはしなくても、「あいたたっ」とつい叫んでしまうほどの痛みなのです。
手をいろんな方向に伸ばしながら、先生は「かなり良くなっている」と呟いています。
「注射は明日くらいまで効くはずだから」と先生から言われ、「もし明日の試合で勝つと来週もあるので、そのときはまたよろしくお願いします。」と言いました。


帰ってしばらく経つと肩の痛みが軽減したような気がします。肩を上下に動かしてみても、どうにか動くようです。
さっそく打ちっぱなし練習場に行きました。


準備運動で、クラブを持って手を上に挙げようとしますが、これはスムースには動きません。でも、ゆっくりやればどうにか動かせるほどになっています。
まず無理をしないよう、ウエッジでアプローチのスイングをし、バンカーとアプローチグリーンに行って練習をしました。
その後、打席に戻り、恐る恐るクラブを振ってみると、やはり若干の痛みがありスイングも滅茶苦茶になっています。


ここで、力んでるつまり力が入っているから滅茶苦茶なスイングになっていると思い、飛ばなくてもそのときは大きなクラブを使えばいいと割り切り、ゆっくりしたスイングをしたところ、そんなに痛みは出なくてショットも飛距離は出なくてもそこそこの飛距離が出るようになりました。


赤水のバックティーは距離があるため、ショートホールもミドルホールもアプローチで寄せ1を目指すゴルフになるはずです。
相手が飛距離が出て、バーディーパットを打つような相手だったら最初から勝負にはなりません。
しかし、対戦相手はHC14で予選では90のスコアで8位通過だったはずで、どっこいどっこいのゴルフだと思っています。
つまりアプローチで寄せてパーを取れるとそのホールは勝つ確率が上がり、ボギーでも引き分けになるだろうというのが、今の予想です。


そのため、ドライバーショットは距離を求めず、フェアウェーキープなら上々で、外してもトラブルにならない場所だったらOKというゲームプランを立てています。
ネット競技なので、マッチプレーでも1つのハンディがもらえると決勝トーナメントの組み合わせ表に書いてあります。
相手も、私がHC15.3という予選通過者の中では一番大きな数字を持っているので、かなり波が激しいゴルファーだと思っているはずです。


ボギーペースを守り、ときどき寄せ1のパーを拾うという「ボギーなゴルフ」を我慢強く展開していけば、どうにかなるのではという作戦です。


注射の効果でスイングができるようになったことが、明日の試合展開を考えられるようになった要因です。
一時は棄権することも考えた状況だったことを踏まえると、明日の久々のマッチプレーを楽しめることに、勝ち負けは抜きにして、感謝してプレーしたいと思います。

五十肩と腱鞘炎

昨日は日曜日のマッチプレーに向けて打ちっぱなし練習に行きました。
ところがアプローチ程度のスイングではどうってことがないのに、8番アイアンで打とうとしたら、バックスイングで右肩が、フォロースイングで左手手首に痛みが出ます。


実は右肩はずっと五十肩で肩より上に腕が上がらない状態でしたが、反対にフライングエルボーの悪癖が抑えられ、ドライバーショットが好調だったのです。


しかし、早く五十肩を直そうと、この数日はお風呂に朝と夜に入ってストレッチし、かなり肩を動かしました。
きっとその影響で、それまでバックスイングでは痛まなかった痛みが出てしまったようです。
それに合わせて、左手の腱鞘炎の症状も現れてしまいます。


左手の腱鞘炎も古傷でときどき出ていましたが、毎日お風呂で行っている筋トレで最近は五十肩の右肩を無意識にかばったせいで、左手に負担がかかったのかもしれません。


バックスイングとフォロースイングで痛みがでると、クラブそのものを振ることが難しくなります。
つい数日前まで好調なスイングができていたものが、昨日は全くスイングできなく、無理して打っても余計な力が入るためか、とんでもないショットが出てしまいます。


昨日はもともとアプローチ練習場でアプローチの精度を上げようと思っていたので、ショット練習は諦め、ほとんどの時間をバンカーとアプローチ練習場で過ごしました。
練習自体は、それなりに役立ったものでしたが、大きなショット練習ができないことに焦りを感じています。


ネットで調べると、五十肩には安静にしないといけない種類のものもあるようで、もしかしたらと今日一日は肩を動かさず、手製の釣帯を作り右腕を固定していました。
しかし夕方外してみると、もう右手が上に上がらなくなっています。
これじゃダメかと、またストレッチを始めました。


今日は木曜日なので、あと2日の余裕があります。
それまでまず左手の腱鞘炎の痛みを抑え、そのうえでバックスイングでの右肩の痛みをなくすよう無理しない程度のストレッチをしようと思います。


最悪の場合、日曜日のマッチプレーは棄権もあるかなという状態です。
痛み止めを飲んで出場するかとも思いますが、果たして痛み止めが効くのかこれも疑わしいものです。
せっかくのマッチプレーはぜひ戦ってみたいのですが、万全でない状態ではかなり苦戦の予感がしそうです。