三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小橋絵利子プロの2日目は最終組(スタジオアリス)

LPGAツアーの今季第6戦になる「スタジオアリス女子オープン」は、兵庫県の「花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース」で初日が開催され、応援している小橋絵利子プロは3アンダー69という好スコアでラウンドし、初日を3位タイという結果で終わりました。


(明日2日目のペアリング。小橋プロはツアーの最終組は経験ありですが、福山プロは初めての経験のはずです。)


前回の日記を書いている時点では小橋プロは首位タイでしたが、福山恵梨プロと申ジエプロが4アンダーとスコアを伸ばしたため、結果的に菊地絵理香プロと並び3位タイとなりました。
翌日のペアリングでは菊地プロより早くスコアカードを出したということで小橋プロが上位になり、明日の組み合わせは首位の2人とともに最終組でのラウンドになります。


申ジエプロは言わずと知れた実力者であり、初日は4バーディー・ノーボギーという安定したスコアで当たり前のように首位に立ちました。
途中まで目立たない位置でしたが、後半の16番パー5・17番パー4の連続バーディーで一気に首位に躍り出ています。


福山プロは、2017年にステップアップツアーでの3回の優勝で脚光を浴びましたが、賞金女王争いで天良枝里子(旧姓は谷河)プロに110万円差で敗れ、2018年から導入されたステップアップの賞金女王に与えられるツアー出場権を逃し、昨年もステップが主戦場でした。


私がRKBレディスへ初めてボランティアに行った時の優勝者であり、その後はひそかに応援しているプロでもあります。
今年はQTで5位に入ってツアー前半戦の出場権を得ていますが、これまで5戦に出場して予選通過は2試合だけ獲得賞金も146万円という結果です。


つまり福山プロの今季の戦績は、ほぼ小橋プロと同様(獲得賞金額1,438,000円)なもので、マスコミもあまり注目はしていない2人になります。


一般的に、最終組に入った経験値の浅い選手は、その雰囲気に呑まれて1人だけスコアを崩す傾向にあり、3人の中で1人だけテレビに映らなくなってしまいます。
その点でいえば、小橋プロと福山プロは、ほぼ同じような位置にいるプロであり、お互いに気後れする相手ではないのが、小橋プロ・福山プロ双方にとって良かったのかもしれません。


もし、スコアカード提出時期が違っていたら、最終組には菊地絵理香プロが入っていたわけで、そうなると実績のある申プロ・菊地プロに挟まれた福山プロはかなり精神的に厳しくなったはずです。


小橋プロは昨年5月の「リゾートトラストレディス」で最終日最終組を経験済であり、その時は首位タイでしたが、優勝した岡山絵里プロが4アンダーで回る中、イーブンパーで我慢して9位タイでフィニッシュしています。


この時は、もう1人の首位タイであった永峰咲希プロが前半5オーバーのスコア41と大乱調で、優勝争いは2組前に回っていた新人だった勝みなみプロの追い上げが脚光を浴びていて、ほぼ永峰プロはテレビに写してもらえず、結果的に最終組は岡山プロがメインでときどき小橋プロが写るというものでした。


解説の樋口さんが「がんばっている!」と小橋プロにエールを送っていたほどで、マスコミは盛り上がらない最終組に困っていたように感じました。


ツアーでの最終組という貴重な経験がある小橋プロなので、大崩れすることはないとは思いますが、相手は大物であるため気後れすることも心配されます。


上位の常連プロは、普通にラウンドするのですが、経験値の少ないプロは自分の位置だけに舞い上がってしまうのです。
小橋プロも福山プロも複数の優勝経験者ですが、どちらもステップアップツアーであり、レギュラーツアーとは比較にならないほどの注目度の高さです。


マスコミは、どうしても実力者や「黄金の世代」と呼ばれる若手を中心に番組を盛り上げようとします。
中堅の小橋プロと福山プロには頑張ってもらい、最終日も最終組で優勝争いを繰り広げてほしいなと、それぞれステップの時代から注目している私としては応援しています。


今日はBS放送で初日の中継があっていましたが、やはり画面に映るのは実力者といわれる実績にあるプロや、ホステスプロ、それに「黄金の世代」に属する若手プロばかりでした。
小橋プロは、インスタートの早い組で終了していましたが、画面の上位者では一番上になるはずなのに、なぜか首位タイでも一番下になっていて、見ていた中では紹介ビデオもありませんでした。


インスタートだった福山プロの最終9番のバーディーパットだけ、画面で紹介があったほどで、ほとんどマスコミには期待されていないインスタート組の扱いの悪さが垣間見えます。
しかし、それを打ち破るのは結局は本人の頑張りだけで、そのまま消えてしまえばマスコミは「やっぱり」と思うだけですが、予想を上回って優勝すれば掌返しをして「シンデレラガール!」と称賛するのもマスコミなのです。


ぜひ、明日は2人で頑張って最終日も最終組で優勝争いをしてもらいたいものです。