三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

社長杯は力負けする(その1)

今日は「あつまる阿蘇赤水GC」の社長杯決勝トーナメントがあるため、朝5時半に自宅を出発して阿蘇に向かいました。

先週にマッチプレーに進出する8人を決める予選があり、どうにか4位で通過していて、今日は5位で通過の研修会会長で前シニアチャンピオンとの1回戦が8時15分スタート予定だったのです。


社長杯は、7100yのバックティー利用なので、パーオンが狙えるホールは数ホールしかありません。
そのうえハンディー戦なので、HDCP8.1の私に対し、前チャンピオンは9.1なので、私が4番ホールで1打ハンディーを与えることになります。


ほとんどのホールでパーオンが望めないため、アプローチ勝負になると予想し、以前アプローチは「どこからでも寄って当たり前」と豪語されていた前チャンピオンには分が悪いと思っての対戦でした。


幸い、1番417yパー4でフェアウェーからセカンドをU6で右カラーに運び、パターで1mに寄せて、3mを外した前チャンピオンに幸先良い1アップになりました。


2番391yパー4は数少ないパーオンが狙えるホールでしたが、力んでドライバーショットを大きくひっかけて前方の木がスターミーになるつま先上がりの左ラフでした。
2オンは諦めてU6で手前のフェアウェーに刻み、残り50yを打ったら見事にダフってしまいます。
幸い、カラーに残りパターで1.5mに寄せ、前チャンピオンは8mのパーパットでした。
ところがなんと前チャンピオンが8mを3パットしてしまい、思わぬこのホール勝ちが舞い込みました。


3番181yパー3は、U6でピンの左手前8mにナイスオンし、バンカー手前に外した前チャンピオンのアプローチが私のバーディーパットより遠く、先に打たれてOKを出し、確実に寄せてOKは出ませんでしたが50cmを入れるナイスパーで3アップとします。


4番552yパー5はハンディーホールなので、ほぼ取られるかなと諦めてのショットが、どうにか左バンカーをやっと超えたラフでした。
U4のショットは右ラフに入り、木がスタイミーになり一旦は刻みます。
この辺りでは、もう諦めていましたが、なんと前チャンピオンが3打目を右バンカーに入れてしまい、がぜんやる気が起こります。
4打目でピンの左2mにオンし、前チャンピオンはバンカーショットを大きく打って奥からの下りを3mオーバーし、返しのボギーパットが入らないダボになって、私が2mを入れたら勝ちという展開になりました。
しかし、このパットを右に外してしまい、このホール「分け」になりましたが、この緩みが傷になりそうになるとは思ってもいませんでした。


5番388yパー4はセカンドが極端に打ち上げになるホールで、ここはドライバーショットがフェアウェーでした。
残り135yですが2番手上げる必要があるため、7Iを選択しましたが、ここもダフってしまいます。
3打目でピン奥にオンし、前チャンピオンは手前に3オンし、先に打って入らずOKした後の私のパーパットは、下りをラインに乗っていましたがカップ手前でショートするボギーで、ここも「分け」になりました。


マッチプレーの鉄則である強めのパットを今日は打てずにいましたが、どうしても2パットで「分け」という状況であれば、リードしてもいるし無理せずに「分け」で上等という消極的な気持ちになってしまっています。


6番436yパー4は、アウトで最長のミドルになります。ここは相手もパーオンは無理なので右ラフから刻みましたが、またアプローチショットをざっくりし、次はパターで転がし寄せてどうにかボギーで「分け」になりました。


7番232yパー3はここも相手はドライバーでも届かない距離ですが、私は5Wで右のカラーでした。
パターで2mに寄せましたが、このパットを決めきれず、ここも「分け」になりました。
この辺りは、取られなければいいという作戦でしたが、上りのパットをしっかり打てないことが後での苦戦の原因です。


8番437yパー4はドライバーショットが左のラフでした。U4で右目に飛んだかなと思ったグリーンが見えない打ち下ろしの210yのセカンドが見事オンし、ここは寄せ1が効かなかった前チャンピオンからバーディーパットを寄せてOKをもらい、4アップになりました。


これで気が緩んだわけではないのに、ミスが出て追い込まれます。


9番517yパー5は1打目が壁のような斜面に打つホールです。先週は右に飛んで危うくOBになりそうだったので、左からスライスで打とうとしたら捕まってしまいます。
左にもOBがあるため暫定球を打ちましたが、初球は見つからず、ここは諦めて次打以降は手堅くボギーにまとめた前チャンピオンに返され、3アップになりました。


10番434yパー4は、グリーン左手前に池があるため、フェアウェーに刻み、アプローチ勝負にしましたが、今度はトップしてしまい、奥のラフに外します。
前チャンピオンは手堅く3オンし、私のパターでの寄せはオーバーして、前チャンピオンのパットは入らずのOKの後の、3mを外すダボで、また1つ返され2アップに変わります。


2アップのリードですが、連続で勝手にこけた感があり、気分はリードしているようには感じられません。


11番184yパー3は、予定通り右手前に6Iで刻み、寄せ1狙いにしましたが、アプローチをざっくりしてしまいます。
再度のアプローチは大きめで、3mを外すダボになり、普通にボギーだった前チャンピオンに1つ返され、1アップになってしまいます。


12番469yパー4があった助かります。赤水最長のパー4なので2オンは我々には不可能で、ほぼボギー勝負になり、ここはダフらないように60yの3打目を打ち、2パットのボギーで「分け」になりました。
これで相手に向かった流れが止まったようです。
それなのに、前チャンピオンは次のホールで勝負に出てしまいます。


13番364yパー4は、赤水で唯一パーオンが狙えるホールです。私は右目のフェアウェーでした。
先に150y付近から前チャンピオンのセカンドはピンの方向に飛んでいき、これはやられた!と覚悟しましたが、止まらずに奥のカラーまで転がってホッとします。
ここは勝負のショットと思い、9Iで左奥にオンでした。
最初に前チャンピオンがパターで狙ってしまい、下りだったので2mも転がってしまいます。
それを見てカップ横に近づけ、前チャンピオンがパーパットを外した後の50cmを入れて、流れを変える2アップになりました。


前チャンピオンは13番のセカンドが分岐点だったと反省してしましたが、確かにあそこで3パットしてくれてグッと楽になったのは本音です。


14番553yパー5は、フェアウェーから7Iで左奥にオンし、3打目を外しアプローチも寄らずボギーの前チャンピオンに対し、バーディーパットをOKの位置に寄せて3アップになりました。


アップドーミーになる15番404yパー4はドライバーショットは左目のフェアウェーで、アゲインストの中をU4でグリーン手前まで運びます。
前チャンピオンは、セカンドでも大きく届かず、3打目もグリーン左に外したのを見て、ざっくり防止のためU6でグリーンの7m手前から転がし、2mについたパーパットを沈めて4アップになり、マッチが終わりました。


途中で勝手に転んだ感がある自滅で4アップが1アップまで縮まり、流れが変わってしまう恐れがありましたが、次のホールの巡りあわせが最長の12番パー4と味方して、ボギーで分けたのが流れを止めたようです。


13番の前チャンピオンのセカンドは見てた自分もベタピンと思ったほどで、本人も手ごたえ良かったのにと悔やまれていましたが、ゴルフには運不運が付き物です。
もし12番でなく11番の次が13番だったら、きっとベタピンとされて負けていたのかもしれませんが、いったん「分け」が入ったため流れが止まっていたのに、攻めた結果の3パットだったようです。


アマチュアのマッチプレーなんて、ほぼお互いを見てのミスの打ち合いですが、ストロークプレーだったらボギーで御の字と思われても、マッチプレーでは相手がパーだったらそのホールを失うことになります。


このマッチはどうにか勝利できましたが、午後からの準決勝は全く反対の流れになってしまい、あがいても深みにハマる流れになり負けてしまいました。