阿蘇東急GCで久しぶりのラウンド
なぜ2人目に入ったかというと、1人目に「流離のゴルファー」と呼ぶ元歯科医の老ゴルファーが入っておられたのです。
「流離のゴルファー」は関東で歯科医院を開業していましたが、約10年ほど前に南阿蘇に住宅を購入し、単身で移住されてきている方です。
私が2年連続で北海道へのゴルフ旅に行ったのも、もともとは「流離のゴルファー」から北海道ゴルフの魅力を散々聞かせられ、行ってみたいなと思ったのが始まりで、一昨年の初めての北海道への旅の折には、後半の道北から道東を巡る旅では、行く先々で合流してゴルフ対決をしていました。
昨年は、転んで骨折された影響でゴルフがしばらくできなくなり、北海道行きも中止されましたが、今年は「指宿のチャンピオン」とあだ名した指宿在住の某CCのチャンピオンも誘って行くと言っていました。
それで、その打ち合わせをしようと思って2人目に入ったのですが、なぜかゴルフ場に現れず、携帯の電源も入っておらずという状況で、73歳という高齢の独り暮らしでもあり、心配しているところです。
ただ、昨年も同様のケースがあり、心配しましたが、携帯そのものをあまり使わないとのことで、ある日繋がった際はピンピンされていて、今回も同様かなと思っています。
(駐車場は広々していました。正面のクラブハウスの奥の山が熊本地震で崩落した阿蘇大橋がかかっていた山です。)
(駐車場の南側からは、西方に阿蘇外輪山が唯一切れている立野の間から熊本平野が望めます。)
(思いのほか、クラブハウスは本格的なもので、綺麗でした。)
(崩落した山肌を復旧工事がなされていましたが、まだ崩れそうです。)
(こちらはインの10番ティーからの崩落場所の全景。)
さて、阿蘇東急GCは3年前の熊本地震で、白川に架かる阿蘇大橋が崩落しましたが、その橋の近くにあるゴルフ場で、地震の影響でクラブハウスやコースの崩落が起こり、再開は当初は絶望視されていました。
しかし、さすが天下の東急で、昨年前半にはハーフでの営業を再開し、後半になって見事にフル営業になったのです。
(遠くの外輪山にも崩落跡が見えました。)
(練習グリーンはクラブハウスよりかなり上の方にあり、上るのが大変です。)
(新設の練習グリーンのためか芝の状態は良くなく、エアレーションの影響もあってかなり遅めのグリーンでしたが、実際のコースではそうでもないホールもありました。)
(右が練習グリーンで、中央から左は1番パー5のティーイングエリア。1番は以前は2番だったが、クラブハウスの場所が変わったので2番⇒1番に1番⇒9番になっていました。)
地震前には、かなり通ったコースでしたが、地震でかなりコースの状況が変わっていると聞き、クラブハウスも以前の1番パー4のグリーン奥にあった某企業の保養所を買収して
整備したようで、再開後は初めての来場でした。
阿蘇大橋が地震で無くなったため、地震後に下流に付けられた長陽大橋を通ってゴルフ場まで行きました。
なかなか綺麗なクラブハウスですが、省力化のためかバッグなどは全て自分で運ぶというセルフシステムになっていて、昼食付で6500円とそんなに安くはなかったのですが、地震に負けない姿勢にエールを送りたい気分です。
東急のコースは、かなりトリッキーなイメージがあり、フェアウェー中央に大木があったりと、アンフェアなコースだと思っていて、どちらかというと苦手なコースだという印象です。
1人目の「流離のゴルファー」はドタキャンされましたが、幸い、3人目と4人目にそれぞれ入って来られていたので、3バッグでのラウンドになりました。
お1人は、以前ご一緒した八代市在住の方で、もう1人は大分市から来たという43歳のお上手な方でした。
43歳の方は、飛距離も出るし、ショットの正確性も高く、前半は2番のパー3でティーショットがシャンクになり、OBのダボになりましたが、それ以外はほぼパーオンのバーディー逃しのパーという2オーバー38でラウンドされました。
食事のとき、「オフィシャルはお持ちですか?」と尋ねましたが「いいえ!」と答えがあり「もしかしてプロ?」と聞きましたが、「違います。試合などには出ていますが、、。」との答えがあり、どんな人だろうと興味はありましたが、詳しく聞くわけにはいかないため正体不明のままでした。
しかし、後半はショットが乱れ始め、ボギーが先行されていたようです。
1番497yパー5は、ドライバーショットは右目でしたがフェアウェーで、セカンドのU4、もフェアウェー中央にある木を越えて残り80yのフェアウェーでした。
しかし52度のショットをダフってしまい、40yのアプローチも5mが残り、パーパットは右に外すボギースタートでした。
(今日の使用グリーンは「B」なので、2番は右のグリーンでした。)
2番160yパー3は、池越えですがショットナビではエッジまで130yと出ています。しかし、ティーの距離表示は160yほどで、見た目も130y以上はありそうです。
最初は8Iを持っていましたが、さすがに届かないと思い、6Iに変えて打ったらピンの奥4mにナイスオンでした。
しかしこのバーディーパットは左を抜けて、パーに終わりました。
3番371yパー4はドライバーショットが左目に飛びましたが、フェアウェーでした。8Iのショットはややスライスして打ち上げのグリーンにわずかに届きません。
エッジからパターで1mに寄せて、これを入れてパーゲットでした。
4番408yパー4はドライバーショットはフェアウェーセンターでしたが、アゲインストのため距離が残ります。
6Iのセカンドは当たりが悪く、手前のラフでした。1m以上の段差がある奥のグリーンへの30yのアプローチは段を上った場所で、5mのパーパットは左にショートするボギーでした。
5番324yパー4は、見た目は4番と同じような風景ですが、距離が違っています。ここはドライバーショットが右に飛び、木の枝に当たってしまいましたが、先に抜けてラフでした。
9Iのショットはトップしてしまい、奥の土手の上のラフまで転びます。
下りなのでパターを使って寄せ、カップをオーバーした返しの1m強を入れてパーゲットでした。
6番154yパー3はピンが手前なので140yほどです。8Iのショットは右目の奥にオンし、4mの下りのバーディーパットを狙って1mオーバーし、返しはフェースが開いて当たってしまって右に外す3パットボギーになりました。
練習グリーンの遅さで、転がりが悪いかなと思って打ちましたが、予想外に転がってしまい、少しパニックになって返しを打ってミスというものでした。
(7番は阿蘇五岳に向かって打つストレートなパー5です。)
7番527yパー5は、ドライバーショットはナイスショットでフェアウェーセンターでしたが、セカンドのU4のショットをダフってしまいます。フェアウェーから8Iでピンの左6mにオンし、バーディーパットはわずかに右を抜けるパーでした。
(8番は7番を折り返すように西に向かって打つホールです。)
8番367yパー4はドライバーショットはフェアウェーで、PWで奥4mのバーディーチャンスでしたが、下りを打ち切れず、カップ手前でエアレーションの影響からか直角に左に切れるパーでした。
(9番は以前は1番でしたが、クラブハウスの位置変更でアウトの最後に変っていました。)
9番360yパー4はここもドライバーショットは当たり、残り90yのフェアウェーでした。PWでピンの右3mにナイスオンでしたが、ここのバーディーパットも左に切れるパーに終わります。
前半は、3ボギーの39スコアで17パットでした。
バーディーチャンスはたくさん作りましたが、転がりが悪い芝目とエアレーションの影響で、なかなか入ってくれません。
昼食はカフェテリアと書いてある小ざっぱりしたレストランでしたが、ここもセルフサービスでした。
しかし、ソフトドリンクは飲み放題だったし、食器を運ぶくらいは問題なしです。
(10番は谷越で右曲がりのホールです。)
(10番の谷を越える橋は崩落したので、新しく付け替えられています。)
10番341yパー4もドライバーショットは当たり、フェアウェーから残り60yを52度でピンの右上4mでしたが、ここのバーディーパットもカップの右を抜けてパーに終わります。
(東急は2グリーンで、今日の11番は右下のBグリーンでした。)
11番173yパー3はやや打ち下ろしのホールで、7Iで左奥のピン位置に右奥にオンでした。
途中にコブがある上って下る10mのバーディーパットは、打ってしまい2mオーバーしてしまいましたが、どうにか返しが入りパーセーブでした。
(12番パー5は2打目からやや右曲がりになり、グリーン手前には花道がないため2オン狙いは厳しいホールです。)
12番469yパー5は、短いけどグリーン手前がややこしいので2オン狙いはしにくいホールです。
ここはドライバーショットが右のラフに飛び、安全に7Iで刻みました。PWでピンの右上6mにオンしましたが、このバーディーパットも左に外すパーでした。
(13番は飛ばし屋は1オン狙いが可能はミドルです。)
13番271yパー4は、UTで右目に刻み、PWでピン奥4mに付けましたが、下りと読んだパットは思ったほど転がらずショートしてパーになりました。
14番パー4も323yと短いけど、右の山裾を右曲がりになるホールです。
ここもUTで右の斜面方向に打ってフェアウェー中央でした。しかし8Iのショットが当たらずに右に飛んでラフに外していまいます。
ここは52度のアプローチがあわやチップインかと思えるようなカップ右に止まるナイスアプローチでタップしてパーでした。
15番313yパー4は、やや打ち上げになるここも短めなホールです。ここはドライバーで左バンカーを越えて傾斜でフェアウェーでした。
52度でピンの奥5mにオンでしたが、バーディーパットは右を抜けパーに終わりました。
16番351yはドライバーショットが右目に飛び、前方の大木がスタイミーになってしまいます。
U4で木の枝の下を抜いて、グリーンの左ラフに打ち、奥のピンに52度で1mに付けました。
たまたまカートが同伴者のバンカー横で止まっていたのですが、同伴者がバンカーでダフリ、結局そのままカートを置いてきぼりにしていたので、私が走って取りに戻り、グリーン奥に運びました。
そのため、同伴者のパットを見られず、グリーンに上ったときは最後のパットだけが残っていて、しっかりラインを読むべきだったのに1m強だし真っすぐと思って打ったら、見事に右に切れてしまいます。
ここまで後半はパープレーしていたのに、この勿体ないパットでボギーにしてしまいました。
ここは結果が外したとしても、ラインをしっかり確認しておくべきで、慌てて打つ必要もなく、その悔いが次のミスに繋がってしまいます。
17番155yパー3は、アゲインストでしたがピンが手前で140yほどでした。これまで大きめにグリーンオンを狙っていましたが、ここはなぜかピッタリの距離をと思ってしまい、8Iを選択してしまいます。
アゲインストを意識して強めに振ってしまい、大きく左に飛んでしまいます。
ここは3人とも同じように左に打っていて、1個がバンカー淵、2個が左ラフにあり、自分の球がバンカーだとばかり思っていました。
しかし、球の傍に寄ってみるとグリーン左サイドのラフの球が私の球で、スタンスが取れなそうなバンカーでなかったことにホッとしてしまいます。
この気の緩みがアプローチにでたのか、シャンクしてしまい、ここも軽いパニック状態になってしまいます。
同伴者のバンカーと同じような場所で、先に同伴者がパターで上手く転がしたのを見ていながら、52度でまた打ってしまいます。カラーにショートし、パターでの4打目も1mショートして大ピンチになりましたが、このダボパットをどうにか沈め、ダボで切り抜けました。
アプローチしやすいラフだとの安心が、気の緩み、ひいては身体の緩みに繋がり、シャンクが出たようで、その後の対応も冷静さを欠いてしまったようです。
16番・17番の2ホールで3打もロスしてしまい、75切りはおろか80切りまでも黄色信号が点ってしまいます。
最終18番は546yと距離がありますが、左曲がりでセカンドは打ち下ろしになるため、そこまで大変ではありません。
ここはドライバーショットは当たりフェアウェーセンターでした。
グリーン方向が落ちて見えにくいため、前方の木のどちらを狙うか分からず、カートのコース図を参考にしようと見ましたが、左のOBラインはかなり左に深くなっていたため木の左方向に打ってしまいます。
U4のショットは捕まり気味で、狙った木の左を抜けたように見え、先に進んでみるとなんと木の左にはすぐにOB杭があり、コース図に騙されたとガックリ来ました。
しかし、同伴者が先の凹みのラフの中にある球を見つけ、確認すると私の球でした。キックがOB側でなかったことが幸いし、傾斜を真っすぐ転がったようです。
ここはラッキーだと思い、とにかくグリーンにオンだけをと思ってのアプローチショットはピンの手前6mにオンし、上りのバーディーパットは左に外すパーになりました。
最終ホールのセカンドがOBだったらダボ以上だったわけで、ここのパーはかなりラッキーなものでした。
後半は1ボギー1ダボの3オーバー39スコアで16パットでした。
通算は、78スコアで33パットです。
今日は何度もバーディーチャンスに付けましたが、ほとんどが奥目に乗せていたので打てないパットになってしまい、エアレーションの穴に翻弄されてしまいます。
ただ今日は52度を使う場所でもPWを使ったりと、大きめに打っていたためもあり、チャンスがチャンスにはならなかったのです。
特に6番パー3で奥からの4mを3パットしてからは、余計に危険を冒さないようなパットになってしまい、積極的に打つことはできませんでした。
後半はバタバタでしたが、どうにか目標の80切りは達成できたので、ホッとしています。
しかし、また来たいかというと微妙ですが、、、。