三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小橋絵利子プロはQTランキング39位に滑り込む

来年のLPGAツアーへの出場権を巡る争いである、ファイナルQTが11月27日から4日間の日程で兵庫県の東急グランドオークゴルフクラブで開催され、応援している小橋絵利子プロは、初日74と出遅れましたが2日目を1アンダー71とし、3日目をイーブンパーで纏め、運命の今日の最終日は、1アンダー71としてトータルイーブンパー計288ストロークとなり、結果としてQTランキング39位に滑り込みました。


小橋プロは3日目を終わり、通算1オーバー47位タイからのアウト1組スタートでした。
最終日はスコアを伸ばすしかない中で、6番でまずボギーが先行し、もう後がない苦しいラウンドになります。
目標は、前半戦の出場がほぼ確実な40位以内でしたが、そのためには少なくとも後半のインで2つのスコアを縮める必要があったのですが、13番と16番の2つのパー5で確実にバーディーを獲り、大事な17番・18番もパーで凌ぎ、9人で並んだ通算イーブンパーの中で3番目の順位になり、QTランキング39位と目標をクリアしたのでした。


正直、昨日までのスコアでは40位以内に入るのはかなり厳しいと予想していましたが、さすが年間を通してツアー参戦をした経験は伊達ではなく、大事な後半でスコアを伸ばすことができたようです。


QTランキングの順位付けは、これまで私は勘違いして書いていましたが、まず最終日のスコアで順位が決定され、最終日のスコアが同スコアの場合はカウントバック方式で決定されることになります。


小橋プロは最終日がスコア71なので、通算イーブンパーで並ぶ9人中に最終日のスコア69と70の2人いて、その2人には逆転されましたが、反対に40位との選手とは16番のバーディーにより上位になり、その他同スコアの6人とは最終日のスコアで上回って、39位にランク付けされました。


つまり小橋プロと同スコアの選手でも一番下位は45位となり、この選手の前半戦の全試合出場自体は微妙になるのです。


もし、小橋プロの16番でのバーディーがなかったら、一気に47位まで落ちていたことになり、起死回生のバーディーになりました。


QTの怖さは、初日・2日目と10アンダーまで伸ばしてトップに立っていた鈴木麻綾プロを見てみると分かります。
鈴木プロは、2日目を終わって2位に3打差を付ける独走態勢でしたが、3日目になって5オーバーと急に崩れます。
それでも7位タイという十分に圏内でしたが、最終日も6オーバーとスコアを落としてしまい、最終結果は50位まで落ちてしまいました。


これがQTの怖さで、最終日の最終ホールが終わるまで、何が起こるか分からないため、各選手ごとにドラマが繰り広げられます。


これで小橋プロは、来年のLPGAツアー前半戦への出場は確実になり、5月の熊本で開催されるバンテリンレディースへも出場されるはずです。
来年のバンテリンでは今年に引き続き私はボランティアに応募して、近くで小橋プロのプレーを見ることができたらと楽しみにしています。


小橋プロはこれから3か月間のオフに入りますが、トレーニングを積んで来年こそ賞金シード入りを目指してほしいものです。


まずは来年度のツアー出場権獲得、おめでとうございます!