三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

片手を離す打ち方

 今日の熊本は朝から太陽が見え、昨日の雨で気温が下がると思っていたら意外と暖かい朝になっています。
 購入した掛け布団カバーを取り付けるため、この晴れ間を利用して掛け布団を日光に当てようと思っていますが、カバー取り付けは気温が下がらないければもう少し後になるかもしれません。


 さて、テレビのCS放送のスカイAでLPGAツアーの伊藤園レディスの中継が朝からあっていて、恒例の一番ホールのティーショットのみの中継でしたが、その中でときどき選手のティーショットスイングの動きをスローVTRで紹介していました。


 解説は大江香織プロでしたが、第8組のささきプロがティーショットで右手を離した場面で大江プロが「スイングの途中で違和感を感じて右手を離した」と解説し、スローVTRでその様子が再生されましたが、その中ではフォロースイングでの右手は頭の真上まではしっかりグリップしていて、それを見たアナウンサーが「打った後に手を離していると思っていたら案外しっかりスイングしていた」的な感想を述べていました。


 この右手をスイング途中で離す場面は男子プロの中継でも時々見られますが、手を離したからといって結果がそう悪いわけではなく、それどころかそのほとんどはフェアウェーキープになることが多いようで、それは感覚の鋭いプロが普段のスイングとの違和感からとっさの判断で手を離すことで修正していると言われたものです。


 しかし、見た目の印象とは違い、このスロービデオのように実際はしっかりスイングしているもので、要は最後の一押し的な部分を省略しているだけですが、その時は既に球は飛んで行ってしまっているなので正確にはフルスイングしていないということなのでしょう。

(私も左手一本でインパクトしているつもりでしたが、実際はしっかり右手を使って頭上まで右手を使っています)

(フィニッシュだけ左手一本になって、本人は片手打ちだと思い込んでいます)


 ゴルフのダウンスイングでは左手主導とか右手主導とかプロにより様々ですが、それは主観的なもので、客観的に見るとプロのダウンスイングは左手主導だと研究の結果明らかになっているようです。


 「プロゴルファーとアマチュアゴルファーの前腕筋肉の筋電図解析」という研究結果ですが、プロは左手主導でアマは右手主導になっているという分析結果が出ていて、右手主導と主張するプロであってもそれはあくまで主観であり、客観的には左手主導になっていると結論付けています。


 要は感覚と実際は得てして違うもので、プロであってもそれは同じで感覚と実際とのスイングに差異があり、当人はそのズレを右手を使うというイメージで修正しているだけなのです。


 最近視ているYouTubeのレッスン動画では、「左手を引く」という点を強調していて、それはとりもなおさず左手主導のダウンスイングだということで、アマチュアに多い右手の使い過ぎを矯正するための治療法だということでしょう。