三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

雨の金曜日に思う

 今日の熊本は朝から雨で、予定していた早朝ラウンドは昨日のうちに同伴者の「アプローチの達人」から「雨予報のため止めませんか?」と連絡が来たため、早々に中止を決定しています。


 ゴルフ場には予約者の私が6時半過ぎに電話連絡しましたが、そのまま起きていようと思っていたもののスマホでYouTube動画を見ながら寝てしまい、目覚めたのが10時半と普段であったら早朝ゴルフから帰って来た時間になってしまいました。


 昨日には改めて購入し直した布団カバーが配送されて来ましたが、まだ使用中の羽毛布団には被せておらず、今日の雨以降に気温が平年並みに戻り寒くなれば、いよいよ出番になりそうです。


 さて最近ではゴルフへの熱量が下がっていますが、それはゴルフのスコアは「運」の要素に左右されることが分かってきたためです。
 以前は、練習すれば上手くなると単純に思っていて、100切りや90切りはもちろん、平均スコア90切りの際にも達成のためには普段の練習次第だと思っていました。


 昨年、やっと平均スコアが80切りになったものの、以前のように大きくスコアが減少するわけでもなく、私のレベルではパー72の場合ではほぼ75~85の間にスコアが分布するようになっていますが、その分布幅は80というスコアを中心にしてほぼパットという不確定な要素で左右されることが分かったからです。


 確かにパットは「運」ですが、それでも「運」の要素の中での確率を上げるためショット練習に励みバーディーパットを多数打つ機会を多くできれば、結果的に平均スコアをもう少し縮めることも可能ですが、単なる遊びごときにそこまで情熱をかけて何になるという思いの方が強くなっているのも事実で、健康のために早起きして身体を動かすという目的が無かったら、続ける意欲は無くなるかもしれません。


 自分で把握している私の性格は「一時は熱中するけど飽きっぽい」というもので、15年程前にはボウリングに約40年ぶりになりますが再び熱中していて、現在のゴルフ同様に早朝に近くのゲーセン併設のボウリング場に行き、ほぼ毎日10Gほど投げてから出勤していた時期がありました。


 当時はアベレージスコア200アップを目指して、練習後に帰ってからパソコンで投球内容の分析をしたりしていましたが、アベ180越えをしたあたりからスコアの伸びは鈍化傾向になり、楽しくなくなったので一気に止めてしまいました。


(このスコアは私が高校生だったときに出したベストスコアの内容です)


 それはボウリングのスコアが不条理だと気付いたためですが、ストライク無しで10フレをオール9カウントのノーミスでも190点止まりとなり、ボウリングはストライクを取ることを目指すゲームであるとは分かっていました。


 しかし、ストライクを10フレのうち半分の5回出したとしても、その出し方で大きく点数が変わって来るのです。

 極端な例ですが、上図のようにストライクとスペアを交互に出していくと、1フレの点数は20点で×10フレなのでやっと200点に到達しますが、5連続ストライク+残り5つのスペアだったら最大234点になり、フレーム毎のカウント数は同じなのにスコアが違ってしまうことに何か納得できない部分がありました。

(スコアは上でも200のスコアと比べて、実はストライク数が減っています)


 要はストライクを続けることがより重要だと当たり前のことが分かったのですが、このストライクを取るためには球をポケット(1番ピンと3番ピンの間)に投げ込む必要があり、微妙に1番ピンの3番ピン寄りに当たる場合(薄い)では10番ピンが残りやすいタップという現象になりやすく、逆に1番ピン中央近く(厚い)ではわずかなコントロールミスによりスプリットが出やすいというリスクがあったのです。

           


 このコントロールミスは自分自身の技術の拙さによるものだけでなく、レーンコンディションという目に見えないレーンに塗られたオイル分布の変化の影響からもあって、そのオイルで球の曲がりに微妙に影響が出てしまうため、安全にスコアを纏めるなら「薄め」を狙って間違っても1番ピン正面に行かないようにし、ビッグスコアを出したければ「厚め」を狙いますが、厚く狙ってコントロールミスが出て1番ピンに真っすぐ当たると割れて(スプリット)しまうためスコアが伸びなくなるリスクが常にありました。


 これはゴルフに例えれば、パットと同じでプロラインに読むと入る確率は上がっても入らないと次打が難しくなり、アマラインで狙うと簡単な上りが残るということと似ていると思っています。
 パットの場合は、自分の目でライン上の状況を確認できますが、ボウリングでは目に見えないオイルの偏りなどをそれまでの投球での球の動きから推測するしかなく、完全に把握することは困難で、最後の最後は結局は読みが当たるかどうかの「運」になると思っていました。
 もっともその「読み」能力を含めて上級者であるかどうかの違いがあるのですが、、、。


 遊びだから「運」の部分がないと面白味は無いわけですが、一生懸命に頑張っても結局は運次第と分かってしまうと興ざめの部分もあるわけで、一気にボウリングに興味が無くなったのはそれまで「頑張れば上手くなる」と錯覚していたことが理由でした。


 よくいろんな分野で成功した人が「夢はきっと叶う」と子どもたちに講話したりしますが、現実は1人の成功者の陰に無数の敗者がいるもので、頑張ってもほとんどはその敗者側になるのは確率からいっても間違いないものです。
 もっとも成功を目標にして努力することは無駄ではなく、その途中経過を苦しんだ記憶があってもそれは良い経験だと脳が替えて記憶してくれるため、それはそれで楽しい思い出になるもので、後年以人生を振り返った際には決して無駄にはならないものです。


 15時を過ぎても雨はずっと降り続いて徐々に気温も下がり、来週の予想最高気温は20℃に満たなくなるため、いよいよ季節は変わり冬の入り口になりそうです。