三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

濃霧の中のラウンド

 今日は阿蘇ハイランドの早朝枠を私が予約し、「アプローチの達人」を同伴者登録にしていたため、いつものように自宅を4時半に出て今朝は早目の5時20分にまだ暗いゴルフ場へ到着しました。


 すでにその時には達人は着いていて、他に別の1台が停まっていたので、今朝は早目のトップスタートがいるのかと思っていましたが、確認すると6時13分の我々がトップのようで、来ていた車は後で分かったのですが3番目のスタートの1人だったようです。


 そんなに早く来ていたのに、この組が結果的に後続組に迷惑をかけてしまい、我々がホールアウトして帰ってきた頃にはスタート室の関係者たちはヤキモキして早朝組の進行状況に注目していました。


 その理由は今日は20組ほどのコンペが入っていて、9時前からアウトイン同時スタートになっていましたが、今朝の早朝組は我々を含めて8組がいて、我々がトップで6時13分スタートなので最後の早朝組は「7時2分」スタートになり、コンペのインスタートは8時54分になっていたので、最後の組がハーフを1時間52分内でラウンド出来ればハーフターンがコンペスタートに間に合う計算だったのです。


 しかし、我々が15番に来た際に14分遅れでスタートしたはずの3番組がまだ5番をプレー中で、我々が17番のティーに来た8時前には、早朝の最終組がまだ4番にいるほど進行が遅めでした。
 つまり、7時2分スタート組は1時間弱で4番までしか来れていない計算で、それは3番組の進行が遅かったからであり、2番組は15番からはどこにも見えなかったので順調にハーフターンしていたはずで、結局3番組の遅い進行が4番目以降の組を滞らせてしまっていたのです。


 ただ進行が遅かったのは、今朝は特殊事情もあり、仕方ない部分があったのかもしれず一概に3番組だけ非難できない部分もあったのです。
 その理由の1つがラフが長く、すっぽり球が隠れてしまうためで、私も10番のティーショットが右に飛び、手応えは1ペナまで微妙かなと思っていましたが、深いラフが球の捜索を困難にし、結果的に右への1ペナにして、1ペナ処置をしていますが本来はロストで打ち直しに戻る必要があるものの、この辺りは臨機応変な対応にしています。


 もう1つの理由が、我々のスタート時から濃霧が発生し、結果的に最終18番まで霧が晴れることがなく、コースに慣れていない組だったら球の捜索でそれなりに時間(ルール上は3分ですが)がかかるのは仕方ないだろうというものでした。

(2番パー4は打ち下ろしなので、地形的に霧が溜まりやすくグリーンはおろかティーショットの落下地点も見えませんでした)

(2番パー4のセカンド地点からは、グリーンの様子さえも見えません)

(これは7番パー4での達人のティーショット風景。ここも霧が深く先が見えません)

(ここは9番ティーからの風景。ハーフが終わりそうなのに霧はかかったままでした)

(11番パー3は打ち下ろしですが、ピン位置はナビで確認しなければ分かりません)

(15番パー4のセカンド地点。霧はまだ晴れません)

(16番パー4のティー横からの風景。かなり霧が薄くはなりましたが、、、)


 つまり進行は遅くなるのが仕方ない条件の中、ハーフターンを1時間50分ほどで設定してあるのはかなり厳し目だったのかもしれず、我々は勝手知ったるコースなので大体の見当は付きますが、そうでない場合は球の落下地点が見えないと捜索する基準も分からないため、時間がかかるのはある意味当然になるのです。


 さて今日は、自分の課題としてパットで「打ちミス」だったのかラインの「読みミス」だったのかを確認しながらのラウンドになりました。
 1番は50㎝ほどの短いパーパットなので問題なかったものの、2番・3番ではそれぞれラインの「読みミス」でパーパットを外しています。


 特に3番ではアプローチは4m弱ほど残し、見た目はフックだと読んでいるのに過去にスライスした記憶が勝り、左に打って外していて、達人からも「最初から左に行ったよ」と言われてしまいますが、私自身がラインを分からずにフックをスライスと思ったため左に転がったのでした。


 4番に至っては3mほどのバーディーパットでしたが、当初はフックと読んでいて、先に達人が逆からアプローチして最後にカップ手前でフックしたのを見て分からなくなり、右の狙いをカップ内に変えたらカップインしたものです。
 もし達人の転がりを見ていなかったら、フックと読んで右に外していたはずで、ここも読みミスでした。


 5番は段下からの長いバーディーパットを1mほどスライスを膨らませすぎ、1mの下りを残しましたが、私はパットが打てない傾向なので下りは安心して取り組みました。
 6番は4mのやや上りのスライスラインでしたが、自分の傾向としてスライスラインはより右に切れるため、左目を狙ってカップインしましたが、これはあまり褒められないバーディーでした。


 7番はグリーンに砂が入り、かなり転がりがよくなっていて、奥のカラーから5mのバーディーパットは予想以上に転がって2m弱が残りましたが、ここはしっかりヒットできました。


 8番も砂入りグリーンで、右から左への12mほどのロングパットは2m近くもオーバーしましたが、打たなくて良いと思うと余計な心配がいらず、返しを沈めます。


 9番は手前から中央の頂点の先のカップ位置でしたが、ここも砂入りだったため、かなり弱めに打つと、カップ手前で左に切れタッチはちょうど良く難なくパーセーブでした。


 砂入りグリーンと朝露で湿ったグリーンの変化で戸惑いましたが、基本的に私は早いグリーンの方が好きなので、遅い→早いの変化は対応できるもので、逆に早い→遅いは苦手になります。



 後半はショットも乱れ始め、寄せ1も効かなくなりスコアを崩しましたが、終わってみればいつものスコアでたまたまバーディーパットが決まった分、平均数字よりその分だけ下がったものでした。


 それにしても昨日も3バーディーだった達人は今日は2バーディーとしていて、1つはカップ近く50センチ内でしたが、昨日も今日も長めのパットを沈めていて、グリーンの切れ方などの記憶が優れていることに感心したものです。
 対して、私も時々はバーディーは来ますが、そのほとんどは打ちミスが偶々入ったもので、それはラインミスに打ちミスが重なり結果としてミスとミスで打ち消したという結果なのです。


 パットでのヒットの手応えもそんなに良くはなく、打ちミスもしているのだろうと自覚はしていて、長いパットが時々決まるのはミスの複合による偶々だというケースが多いように感じています。


 正確にラインを読み、正確にヒットすることの難しさに今更ながら感じ入ってしまい、達人の技に改めて感心しますが、そんな達人も「パットが当たらない」などと言っているのでパットの奥深さが分かるというものです。