三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

「パットは難しい」に気付かない理由

 今日の熊本も朝のうちに気温30℃越えになっていて、これから午後にかけて35℃越えになるのは確実そうです。


 北海道も気温が30℃以上に上がっているようで、約2ケ月間滞在した上砂川も31℃の予想なのでエアコンがないシェアハウスはきっと暑いことでしょう。


 さて、私がゴルフというゲームを始めて四半世紀が過ぎましたが、つくづくゴルフとは天邪鬼なスポーツだと思っています。
 それは球を上げたいと思うと低い球になり、右に曲がらないように左を狙うと益々右に曲がる球になるというように、自分が意図することとは真逆の結果になりがちなところがそういえる部分です。


 またスコアも、好調でこのまま上がり3ホールを無難に凌げばベストスコアだと思った瞬間に大きなミスが連発し、終わってみればいつものスコアになるという経験はゴルフをしている人には「あるある」なのです。


 ゴルフでのショットは初心者ではクラブフェースに球に当てることさえ難しいのですが、上級者でもそれは同じでどんなに練習しても思ったように打てないのがゴルフというスポーツの本質です。


 それに引きかえ、パットは初めてパターに触った子どもでも球をヒットすることはでき、ある程度は思った方向に打つこともできるため、初心者ほどショットに比べて「パットは簡単」だと思いがちです。

(ゴルフ5美唄の東コース1番のバーディーパット。ここから大きくオーバーして3パットしています)

(滝川丸加高原の4番パー3のパーパット。このパットでもかなりオーバーして3パットになりダボになっています)

(滝川丸加高原の11番グリーンでのバーディーパット。このパットは予想に反して大きく左に切れ、3パットになりました)


 しかし、最初に書いたようにゴルフが天邪鬼なスポーツであるという本質を考えてみれば、このパットが簡単そうと思えることが実は「罠」であり、100が切れないアベレージゴルファーはこの「パットは簡単」という最初に刷り込まれた呪文から逃れられないからいつまでもアベレージゴルファーに留まっているのです。


 私は何度もこのブログの中で、ゴルフスコアの構成が「ショット数36打+パット数36打=72打」という当たり前のことを書いていますが、アベレージゴルファーはこの部分をしっかり認識しておく必要があります。


 「ショットは難しいから練習する、パットは簡単だからどうにかなる」では効果が少ないショット数を減らすことだけが目標になってしまい、トータルスコアの削減には繋がりません。
 プロがアンダーのスコアを出せるのは、ショット数を36打以下に抑えるのではなく、パット数を36打以下に抑えるからで、PGAのトッププロでもショット数を36以下にすることは不可能ではないけど至難な業なのです。


 ちなみにPGAツアー賞金ランキング1位のシェフラーは、現在パーオン率も1位ですが、その数字は74%になっています。
 言い換えれば、パーオン率1位の選手でも4ホールに1ホールはパーオンを逃しているわけで、それで平均ストロークが「68.5」になるのは平均パット数が「28.9」という理由からです。
 単純に計算すると、シェフラーはパット数のアンダー「‐7.1」でショット数の「+3.6」を補い余っているということになります。


 つまりショット数の削減はどんなに上手いプロでも「36」という数字に近づくだけですが、パット数の削減はアマチュアでも36以下になれるという事実があり、このことから「パットは簡単」という最初の思い込みは正しいことが分かります。


 ただ、それには最初の思い込みから抜け出て「パットは難しい」と考えを変え練習に励むことが必須なのに、不幸なことに最初の「パットは簡単」という思い込みで「練習しなくてもどうにかなる」という意識のままでいることが、ゴルフゲームの罠なのです。


 これもよく言われることですが、300yのドライブも1㎝のタップも同等の1打だということは誰でも分かっているはずなのに、それでもパットの練習をしないことは「パットは簡単」だと思わせる最初の勘違いから抜け出せない証拠だと言えます。


 あなたが「100切り」「90切り」が出来ないのはショットが悪いのでなく、パットが酷いからではないでしょうか?


 明日はパットの練習法を私なりに書いてみようと思っています。