三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

北海道の思い出

 今日は7月も終わりに近づく27日ですが、熊本を含む九州北部地方は25日に「梅雨明けしたと思われる」との福岡管区気象台の発表があったようで、その発表通りに朝から快晴の天気になっています。
 すでに10時前には32℃と上昇中で、今日の35℃越えは確実そうです。


 さて、先週の木曜日に北海道から熊本に帰って来ましたが、まず感じることが「熊本の道路は狭い」という当たり前と言えば当たり前なことです。


 先週は高速を菊水ICで下り海岸線を通る県道1号線から国道501号線を使って市内に入りましたが、県北と熊本市内を繋ぐ主要な道路なので大型車が多いにもかかわらず、場所によっては大型車は停止して離合する車を待つほどで、こんなに狭かったの?と改めて思ったのは、北海道の道路は裏道でも広いことを経験していたからでした。


 このルートは、25年前に玉名に転勤になった際に3年間通った道ですが、当時とほとんど変わっておらず海岸線に沿った造りのため改良工事もなかなか進捗しないようです。
 それでもそこまで狭いと感じたことはなかったのですが、北海道のストレスのない広い直線道路に慣れてしまうと、その狭さに驚いてしまいました。


 ただ運転マナーは、北海道では60kmで走行していても軽自動車に乗ったおばちゃんに後ろから煽られますが、熊本のドライバーは40km程度で進行していても諦めているのか大人しく車間距離を保って運転するもので、バックミラーに映る後方車の間隔は熊本の方が行儀良いと感じました。


 ちなみに熊本を出発前に給油した際にトリップメーターを0にしていて、帰ってきたときの通算走行距離は3,500km余りでした。
 行きは中国道から舞鶴道に入り敦賀港まで向かいましたが、自宅から敦賀港までは850kmほどの距離になります。
 敦賀発の新日本海フェリーは苫小牧東港に着くため、そこから上砂川のシェアハウスまでは新篠津経由で約150kmになり、行きの通算走行距離は約1,000kmになりました。

(当初は「三笠の道の駅」を目指していたので、岩見沢市付近で遠回りしています)


 帰りはシェアハウスから新篠津経由で小樽港まで約110kmで、舞鶴港から自宅までは山陽自動車道経由で約780kmになり、帰りの走行距離は約900kmほどになります。
 つまり北海道滞在時の走行距離は55日間で3,500kmー1,900km=1,600kmという計算になり、このことからも北海道ではあまり長い距離を走っていなかったことが分かります。


 シェアハウスから滝川の整形外科クリニックまで12kmほどですが、23日間通ったので往復として12km×2×23=552kmとなり、北海道での走行距離の約3分の1が病院通いだったことが分かります。


 このことからも今回の北海道ゴルフ旅は、ほぼ病院通いで終ってしまったのですが、もともと出発前に腰痛は発症していて、それが行きの長距離運転で悪化しただけのことで、私の見通しの甘さが原因だというものです。
 それでも、北海道へ行ったということ自体に後悔はなく、逆に周囲の方々の温かい配慮や援助が身に染みた2か月間でした。


 知らない土地で倒れた私が心細い中でいち早く差し入れをしてくれ、復活後はラウンド機会を作ったり最後はお土産まで持って来てくれた市民ゴルフ場の元専務の方、三度もわざわざ見ず知らずの私のために食事を差し入れてくれた簡易郵便局長の方、腰痛で苦しむ私がSOSを出しどうにか対応してくれようとした上砂川役場の担当やシェアハウス管理人の方々、シェアハウス内でいろいろ心配して便宜を図ってくれた若夫婦や老夫婦の方々、平日は毎日のように通った整形外科クリニックの医師や看護師スタッフの方々、改めてお礼申し上げます。


 おかげで無事に熊本に帰って来れることができました。それも皆様のご厚意のおかげで、北海道の方々の親切さが身に染みた2か月間でした。


 その期間中に腰痛が本調子ではなかったけど一緒にラウンドして頂いた千葉の上級者の方や、同じように複数回ラウンドをご一緒した福島出身の方々と再会できたことも良かったことで、とくにお一人の方からは二度も差し入れして頂き、本当にありがとうございました。


 こうした周囲の方々の温かさを感じることができただけでも、北海道に行った甲斐があるというものです。


 その北海道民の温かさが身に沁みたエピソードを、最後に一つだけ紹介しておきます。


 それはまだ北海道に行って間もない5月26日に、私が2回目の受診で滝川の整形外科クリニックへ行き、午後の診察が始まる前に玄関前で待っていた際のことでした。
 このクリニックは14時にならないと玄関が開かず、私はそれを知らなかったため早目に着いたのですが、腰痛で腰を曲げられず、車で座っているのが辛いため玄関前で立って待っていたのです。


 別に1人だけ待っていたおばあちゃんも同様に立っていて、15分ほどして玄関が開き、スリッパに履き替える際にそのおばあちゃんが私の靴をわざわざ靴箱に仕舞ってくれたことがありました。
 腰痛で身体を斜めにして苦悶の表情を浮かべていた私を気遣ってくれたのですが、80歳はとうに超えているおばあちゃんの助けにお礼を言うと「腰痛は私も経験があり辛いよね~」と言ってくれました。


 結局、クリニックに通っている間はそのおばあちゃんと再会することはなかったのですが、月に一度の受診と言っていたので6月24日以降は私が通うのを止めていたのが理由です。
 あのおばあちゃん、元気にしてるかな~?

(帰りのフェリー内を少し撮影したものです。画質が悪く雨もあり見にくいとは思いますがせっかくなのでアップしました)