三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ペナルティーエリアの処置

 今日は朝から激しい雨になっていますが、息子はこの雨の中を友人と釣りに行ってしまい、朝は孫娘に起こされてしまいます。
 息子は釣りが大好きで、それもバス釣り専門ですが、川崎では気軽に行けないため帰省した際には必ず同級生と一緒に複数日は行くことにしていて、今年も6日間の滞在で2日は早朝から出かけて行きました。

(岸からの釣りだったら心配しませんが、息子はこんな道具で水面に浮かんで釣りをするそうです)


 私は釣り自体はまったくやらず、父も同様だったので親子で釣りという共通の楽しみを持ったことはなく、私も息子が小さいときに釣りに連れて行ったことはありませんが、私の祖父が釣り好きだったようで、その血筋なのかもしれません。


 さて、先日の日記でラウンド中のレッドペナルティーエリア(RPA)の措置について同伴者と意見が分かれたことを書きました。
 その際に、同伴者の意見は規則に沿ったものではないけど、考え方自体は私でも十分に納得できるもので、なぜ規則がそうなっていないのか疑問が湧き、調べてみましたがよく分かりませんでした。


 まずRPAの措置ですが、規則では
① そのままプレー
② 1打罰で元の場所に戻りドロップしてプレー
③ 最後にPA境界を横切った地点とホールを結んだ後方線上に1打罰でドロップしてプレー
④ 最後にPA境界を横切った地点から2クラブレングス内のホールに近づかない場所にドロップしてプレー


 の4つから1つを選択してプレーになります。


 ①②④の3つの規定には異論はないものの、なぜ③では横切った地点とホールを結ぶ後方線上になるのかという理由を調べてもよく分かりません。

(大津の17番の右池は後方線上の措置ができないため、④のラテラル救済も選べます)


 このうち、同伴者が理解していた措置は③の部分で、彼はショットの地点とPAを横切った地点を結ぶ線上(上の図の水色の線上)に1打罰でドロップしてプレーだと理解していたのです。


 もちろん規則上ではこの選択はないので間違いになりますが、そもそもゴルフはショットの線を繋げて「あるがままにプレー」してカップインを目指すのがゲーム性だと私は理解しています。
 ※ この私の理解が間違っていたら、これからの主張は根拠がなくなりますが、、、。


 その際に池やブッシュなどプレー不可能な場所に打ち込んだ場合には「あるがままにプレー」は困難なため、その「救済」のために「PA」や「OB」が指定してあるのであり、そこからの救済はできるだけプレーの線に沿った近い場所であることが望ましいと私は考えます。
 その証拠に①は当然として、②も④もほぼプレーの線上に近い場所になるからです。


 しかし、③の救済方法は今回の場合は選択できませんでしたが、もし池が小さい場合は③の救済方法が選択できるため、その場合は池を小さいものと仮定すると水色の細線の方向になってドロップ箇所はプレーの線とは大きく異なってしまいます。


 大津GCでの同伴者の考えのように、ショットを行った地点とPAを横切った地点の線上に1打罰でドロップするほうが、プレーの線を繋ぐというゴルフゲームの本質からは大きく離れないため、私は好ましいのではと考えているのです。


 またこの考え方の方が理解は簡単そうに思え、フォアキャディーがいるなどプロの試合は別にして池を横切った地点を遠目で正確に特定できない以上、プレーヤーは目測で飛球線は見ているので、その飛球線上の方がドロップはしやすいものだと考えています。


 ゴルフは規則が複雑で分かりにくいと言われますが、このPA内の球の措置である③の「最後にPAの境界を横切った地点とホール(カップ)を結んだ線上にドロップ」という救済措置も私には分かりにくい一つだと感じています。


 大津GCでの同伴者が思い込んでいた「直前のショット地点とPAを横切った地点を結ぶ線上にドロップ」という規定にしていた方がずっと簡単で分かりやすく、かつプレーの線からも大きく離れないため好ましいのではと私は思っているのです。


 当然、賢明な先人たちが様々な状況に応じて自然発生的に生まれた処置を元にして制定された規則なので、現行の規則に私が知りえない正当性があるのでしょうが、私のような浅い知識では「なぜ?」と思ってしまうもので、「分かりやすい」という点でも「ショットを行った地点とPAを横切った地点を結ぶ線上」という第5の選択肢があっても良いのではと思っているのです。