三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はボランティアで歩く

 今日からKKT杯バンテリンレディスオープンが熊本空港CCで日曜日まで開催され、私はボランティアとして参加するため、早朝5時前に自宅を出発してまず駐車場になる県家畜試験場を目指しました。
 早朝なので、通常は1時間ほどかかる道程を40分ほどで着き、そこで大会会場を結ぶシャトルバスに乗り換え、会場の熊本空港CCまで8分で到着します。


 先月の福岡県で開催されたステップアップツアーのRKB杯ラシンクニンジニアレディースは無観客だったためゴルフ場の駐車場を使用できましたが、この大会は有観客なので周囲に数か所の駐車場が設けられ、そこからギャラリーバスがゴルフ場までピストン輸送することになっていて、ボランティアはその1つを利用することになっています。


 スコアラー業務は6時50分の集合でしたが、シャトルバスは10分間隔ほどなので、最悪乗り切れない場合はそれなりに時間がかかることもありますが、今朝は順調な走りで5時40分発の2番バスに乗れ、ほぼ集合時間の1時間前に着いてしまいます。


 受付すると、昨年と同じ緑の上着と帽子の配布があり、お茶とおにぎりは2個取ることが出来ました。


(今朝はおにぎり2個とお茶、それにドリンク剤でしたが、私は梅干しは苦手なので昆布だけ食べました)


 結局、スコアラーへの説明は7時から始まりましたが、その間は朝ごはんのお握りを食べたりスマホでゲームなどして時間を潰します。
 7時から説明の前に担当組の抽選が行われ、どうせ籤運は悪いからどこでも良いと思って引くと、24番でした。

 24番には、仁井プロは知りませんでしたが他の2人はそれなりに著名なプロなので、まぁいいかと思っていましたが、偶々隣に2人連れがいて1人が25番を引いたようで、別の方は2番籤だったのです。


 2番には鋤田プロが指導して昨年プロテストに合格した奥山純菜プロがいたので、ダメもとで「交代しませんか?」と尋ねると、「構いませんよ」と快く返事してくれ、急遽変更することになりました。

 ただスタートが8時25分と早く、慌ただしく準備をしたため、新しくなった機器の写真を撮るのを忘れてしまいます。
 スコアはスマホにアプリを入れてあり、それに1打毎に入力していきますが、3月のものとは違って若干操作も変わり、事前の注意で最終スコアを入力した後に絶対に触るなと言われたボタンもあり、説明書を確認する羽目になったのです。


 今日着いた組にはアマチュアがいて見た目が中学生のようでしたが、調べてみると熊本国府高校2年生のようでした。
 身長が149センチと小柄で、飛距離がイマイチでしたが、いきなり1番でバンカーに掴まりボギースタートでしたが、途中は踏ん張り1バーディー6ボギーの87位タイでした。


 ベテランの黄アルムプロは途中まで好調なゴルフを展開し、前半だけで5アンダーと見事なスタートダッシュでしたが、後半は一転して決めたいパットが決まらずバーディーなしの1ボギーとなり、通算4アンダーで3位タイに付けています。


 奥山プロには途中に鋤田プロが付いて回っていて、途中で時間があった際にいろいろ話を聞くことが出来ました。


 今日は「静かなゴルフ」を目標にしているそうですが、18番パー5だけは狙える場所だったら狙うことにしていて、それを聞いて期待していました。
 18番のティーショットはフェアウェーだったものの、左足下がりでつま先下がりという難しいライだったので、最初はウッドを持った奥山プロでしたが首を捻ってアイアンに持ち替え、鋤田プロが「それもあり、常識的には刻むのが定石」と言っていましたが、私が鋤田プロと顔を見合わせて笑っていたのは、そんな裏話を聞いていたからです。


 13番までイーブンでしたが、14番パー4でティーショットを左バンカーインし、2打目も手前のバンカーイン、そこから奥に零しアプローチは下りを止まらず2mほどのパーパットは決めきれないダボを打ってしまい、そのまま今日は2オーバーで終っています。


 熊本空港CCは難易度が高いゴルフ場なのでイーブンだったら38位タイですが、2オーバーだと一気に63位タイになってしまうもので、明日の頑張り次第で50位までの予選通過するかどうかが決まります。


 同じバンカーショットでも16番パー3のバンカーショットはピンに絡み、「お先に」のパーとしていて、この14番だけが何か悪いかみ合わせになってしまいました。


 実は後半スタートの10番でもフェアウェーバンカーに入れてボギーになっていて、ここは2打目のバンカーショットがグリーンに届かず、3打目のアプローチを突っ込みすぎて大きくオーバーしてボギーになっています。
 アマチュアでは「あるある」ですが、プロの試合ではこうした1打が大きく順位を左右することになり、レギュラーツアーで戦うためにはこうしたエアポケットに入ったようホールは絶対に失くさないといけないのです。


 また8m以内のバーディーチャンスが前半にいくつかありましたが、どれも弱めで、それは鋤田プロと決めた「静かなゴルフ」に沿ったものかもしれませんが、1軍の試合ではトップはこれくらいの距離は沈めるもので、現に同組に黄プロは厳しいパットをしぶとく沈めていたものです。


 それと併せて感じたのがフェアウェーキープ率の低さで、同伴者の他の2人より確かに飛んでいたものの他の2人がフェアウェーからなのにラフから打つケースも多く、1軍のセッティングではラフに入ると早々は戦えないということになりそうです。


 明日は激しい降雨が予想され、場合によってはスタート時間が変更されるかもしれませんが、明日の業務はスコアラーでなく定点のフォアキャディーなので、傘に雨合羽と準備して行こうと思っています。