三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコアメイクのための心構え

 今日も熊本地方は穏やかな晴で、気温もそこまで下がらず過ごしやすい一日になっています。
 昨日は16時頃から実家にお邪魔し、たくさんのお節をご馳走になりましたが、あまり食欲がなくほとんど食べませんでしたが、帰って来てからお腹が空き、もっと食べていたらと後悔したものです。


 さて、アマチュアゴルファーの腕前は平均スコアの区切りで表すことが多く、それは平均スコアで100台、90台、80台などの区分ですが、100切りできない「100台のゴルファー」を初級者、「90台のゴルファー」を中級者、「80台のゴルファー」を上級者とするケースがなんとなく一般的なものの、実際はそこまで大きな差はありません。


 ただ多くのゴルファーは、なぜかそこに「スコアの壁」を感じてしまいがちです。


 「100台のゴルファー」にとっては「80切り」など夢のまた夢で「90切り」さえはるか彼方に存在するようなスコアになってしまいがちですが、本当にそうでしょうか?


 「100切り」のためには、ダボペースを9ホール・ボギーペースを9ホールできれば、通算スコアは「99」になりますが、「90切り」のためにはボギーペースの中で1ホールだけパーを獲れれば「89」という数字になる計算です。


 ここで注目して欲しいのが、「100切り」「90切り」のどちらも「ボギー」というスコアがベースになっていることで、100が切れないレベルでも「ボギー」はそこまで難しいスコアにはならないはずです。


 「100切り」できないゴルファーのスコアを見てみると、ボギーはそれなりに獲れても、3~4ホールで大叩きしていることが多く、なぜそんな大叩きをしているかを反省してみることは重要です。


 彼らの中には、ゴルフは「パーを獲ってなんぼ」という考えがこびり付いていて、せっかくボギーペースで始まった2~3番までのホールで「ボギーばっかり!」という不遜な言葉を呟くから、その後に大叩きを演じてしまいます。
 その理由は、「パーを取りに行く=無理する」からであり、元々が「100叩きする=パーを獲るレベルではない」からです。


 こんな考えをするゴルファーは、「パー以外はみな同じ」「ボギーもダボもトリも同等」という勘違いが多く、「ボギーの価値」が全く分かっていないことが多いものです。
 再度繰り返しますが、18H全てをボギーで凌げれば、スコアは「90」であり、大多数のアベレージゴルファーにとっては不満のないスコアになるはずです。


 スコアメイクのためには「謙虚さ」が必要で、「ボギー」というスコアを全力で取りに行く必要があります。
 「ボギー」でそのホールを終えるためには、OBは絶対に避けなければならず、OBを打たないためには徹底的にOB区域を避けるもしくは届かないクラブを使用するしかありません。
 つまり「逃げ」「刻み」のゴルフであり、そこにはいわゆる「ゴルフの楽しさ」は感じないとは思いますが、以前も書いたように「ゴルフの楽しみ」とはラウンド中は我慢に我慢を重ね、頑張って作り上げたスコアを見たときで、それも毎回味わえるものではありません。


 どうしても「楽しいゴルフ」をしたいというのであれば、最初からスコアメイクは諦めるべきで、そんなゴルファーは「今日もダメだった」と毎回思うこともある意味「楽しさ」だということですし、もしかしたら万に一つのマグレでベストスコアが出るかもしれず、それを期待するしかないのです。