ゴルフにならないけど楽しいラウンド
今日は2週間ぶりになる、阿蘇ハイランドの早朝ラウンドに行きました。熊本の自宅を出る際は2℃でしたが、復興道路の阿蘇外輪トンネル手前で0℃となり、阿蘇カルデラ内に入ると一気に-4℃と下がります。
まだ暗い6時45分にゴルフ場に到着しましたが、さすがにこんなに早く来る人はいないだろうと思っていたのに、すでに2台の車が停まっていて、それぞれ車内で明るくなるのを待っているようでした。
(ゴルフ場に到着した時は、まだ暗かったものの東の空が明るくなりかけていました)
(実際はこの写真を先に撮りましたが、杵島岳の画像が明るく写っていたので、上の画像と順番を変えました)
先に止まっていた車2台はトップの7時半スタートのようでしたが、いつものように早目に来た「アプローチの達人」がカートを前に出し、7時20分に1番ティーに立ちました。
しばらくストレッチなどをしていると、トップのカートがやって来て、これも2サムのようでしたが、あまり待たせるわけには行かず、早々にティーショットしましたが、2週間ぶりにクラブを手にしたためか、見事に大きく引っかけてしまいます。
この後続組は我々が9番を終わってインへ折り返す途中の7番ティー近くで、どの辺りにいるか確認しようとしました。
この7番ティー付近からは、6番ティーから8番グリーンまで見通せることが出来ますが、後続組の姿は全く見えず、9番には来ていないことをホールアウト後に確認しているので、早くても5番パー5のコース上のはずで、後ろに付かなくて良かったと思ったものです。
(1番ティーの後ろには、除雪した雪がまだ残っていました)
(1番のティー付近から1番のコースを眺めるとコースが真っ白に凍っています。晴天なので放射冷却が発生したようです)
1番でよほど先にスタートさせようかと思いましたが、1人が練習グリーンに行ったためさっさとスタートしたものですが、1番をホールアウトした際にはセカンド地点にやって来たので、2サムなのでペースが速いかもと後続組のペースを気にはしていました。
もっとも、零下の気温でグリーンは真っ白に凍っていて、達人でさえもアプローチを寄せることができず苦戦していたので、きっと後続組も同じだったはずです。
(今日の13時現在の阿蘇ハイランドの天気予報ですが、12時までは実況です。7時20分から9時半までのラウンド時間帯はマイナスの気温帯でした)
凍結したグリーンでのゴルフは今シーズンでは初めての経験で、グリーンの状態を分かっていても頭を切り替えることが出来ず、適応したマネジメントができませんでした。
グリーンはカチカチなので、直接ショットがグリーン上に乗ると大きく奥に跳ねられてしまい、そのくせパットはボールが雪だるまのようになるため、遅めになってしまいます。
セカンドはショート目に打ってアプローチをしますが、このアプローチが球が上がると奥に跳ねられ、転がすと止まってしまうというもので、同じグリーンなのに転がしと上げるのとで普段とは逆の結果になってしまいます。
こうした状況ではスコアメークは無理だと思いましたが、四苦八苦する状況が逆になんだかおもしろくなっていたほどです。
パットでは、心の中では「打たなきゃ」と思っているのにカップに届かない、アプローチでは跳ねるから手前にと思うと止まってしまうというもので、天邪鬼な状況にいつも寄せ1を連発する達人でさえ、直接グリーンに打った際は大きく奥まで跳ねてしまっていました。
この辺りは「慣れ」が必要なもので、グリーンを狙う際のイメージをどう作るかが今日はまだよく分かっていないものでした。
ほとんどのホールが寄せれないボギーもしくはダボになり、ときどきあったパーが妙にうれしく感じたものです。
ちょうどゴルフを初めて90が切れるかどうかというレベルであり、このレベルが一番ゴルフが楽しかった時期だったと思い出しました。
(前半のパーオン率0%が示すように、この状況ではゴルフにならずスコアメークは最初から諦めていましたが、後半になると少しだけ慣れてきました)
(2番のフェアウェーも凍り付いていて、アイアンが跳ねられ上手く当たりません)
グリーン上では球をリプレイスの際にパターを杖代わりにしますが、パターヘッドが凍ったグリーンで滑ってしまい、何度かよろけてしまったほどです。
(9時半前の17番パー3のグリーンもまだ白々と凍っていました)
終わって、スタート室前に置いてある濡れた雑巾でクラブを拭こうとしましたが、重ねてある雑巾がそのまま一緒に持ち上がり、凍り付いてしまっていました。
聞くと7時過ぎに準備したようですが、屋根がある場所でも零下の温度では濡らした雑巾が凍り付いてしまうようです。
明日も同様に早朝スタートのラウンドを予定していますが、今年の打ち納めになるため、今年最後のゴルフを楽しみたいと思います。