三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

フェリーの動画

 今朝の台風11号はまだ台湾の東辺りに位置していますが、その影響なのか今朝は不思議な現象を見ました。

 南の方角に虹のようなものが見えたのです。虹は太陽を背にして見えるため、日本では東の空もしくは西の空に見えるもので、北や南には表れないことになっています。


 虹が発生する原理は、空気中の水蒸気に太陽光が当たって光が屈折することで、諺にも「朝虹は雨 夕虹は晴れ」とあるのは、朝の虹は西方に見えることになり、それは西方に雨の元になる水蒸気が多くあるため、西から天気が崩れるという理由になるものです。


 虹と同じような現象には、「環水平アーク」というものがありますが、これは太陽高度が58度以上のときに出現とあり、違うようです。
 ほかにも「ハロ」と呼ばれる現象がありますが、これは太陽の周りに出現するもので、今回の現象は今朝6時に南の空に出現したもので、今朝の熊本の日の出は午前5時53分でした。


 私の予想では、「環天頂アーク」かなというもので、これは日の出後(日の入り前)に見られるとあり、時間的には一致するものです。
 そのうちニュースで取り上げられないかなと期待しています。


 さて、九商フェリーの「レインボーかもめ」に乗船して島原温泉に行ったことは、昨日の日記に書きましたが、大好きな船の動画を今日はアップしたいと思います。



(熊本を出航する「オーシャンアロー」と入港してくる「レインボーかもめ」)


 「オーシャンアロー」は、熊本フェリーが誇る総トン数1,678トンの高速艇で、全長72.1m、全幅12.9mの双胴船です。
 1998年4月に就航し、乗用車51台(バスだと9台)を積載でき、約30ノットで熊本~島原間を結んでいて、それまで約60分の航路が30分に短縮されました。


 対する九商フェリーの「レインボーかもめ」は、2018年12月に就航した総トン数850トンの船です。※ 九商フェリーにはもう1隻1996年7月就航の「フェリーくまもと」が運航中です。
 航海速力は14ノットとオーシャンアローの約半分ですが、全長60.5m、全幅13.5mで、乗用車34台・バス11台を積載できるものです。


 旅客定員は、オーシャンアローの430名に対し485名とやや多く、料金も旅客890円(オーシャンアローは1,500円)と安価で、車両航送運賃は私の愛車のCX-5は「4m~5m」になるため3,690円(オーシャンアローは4,500円)となっています。


 私自身は、優美な姿のオーシャンアローのファンですが、いつも乗船するのは九商フェリーの方で、海上を疾走するオーシャンアローを外から眺めたいためです。



 朝、行き違った島原港から熊本港へ疾走する「オーシャンアロー」です。

 これは帰りに行き違った熊本港から島原港へ疾走するオーシャンアロー。ちょうど雨が降り出したため、船内からガラス窓越しに撮影したので、やや不鮮明です。 

(海上でこんな雨のカーテンが見えました)


 もちろん、他の船も大好きで、私は小型船舶二級の資格は持っていますが、小型船舶免許は20トン未満(全長24m未満)の船しか操縦できず、そのうち小型二級は沿岸から5海里(9.26Km)という運航区域の制限があるものです。


 そのため、フェリーなどの大型船の操縦は憧れですが、大型船には海技士の免許が必要になります。
 海技士免許は(航海)1級~6級、(機関)1級~6級、(通信)1級~3級
(電子通信)1級~4級などと細かく分かれていて、小型船舶免許のように簡単に趣味で取得できるようなものではないのです。



 レインボーかもめの島原港入港の様子(船内から撮影です)

 レインボーかもめの島原港入港の様子(陸地から撮影)


 私は小型船舶二級免許の実地試験の際に、接岸が苦手だったので、大型船をピタリと目的の場所に持って行くプロの技にいつも感心しています。


 もちろん、最後の接岸では船上と陸上の作業員の連携による助けもありますが、一定の場所まで大きな船を導く様子は、何度見てもさすがだと言えます。


 ちなみに、プレジャーボートは車と同じような円形のハンドルで舵を取りますが、速度が遅くなる接岸時は舵が効かなくなるもので、車のように止まるまでハンドル操作をしようとしても船体は言うことを聞いてくれません。
 大型船には「サイドスラスター」という装置が付いていることも多く、船体を横移動させることが出来るようですが、小型船にはないものです。


 普段はブイなどで岸側にも船体側にも接触した際の当たりを和らげるようになっているので、私は少々の接触は気にしていませんでしたが、実地試験の際には接触そのものが「即試験終了」と言われていて、プレッシャーを感じたものです。



 港内で180度転回するレインボーかもめの熊本港入港の様子。以前アップした「フェリーくまもと」ほどのドリフト感はありませんが、見事に転回しています。

 熊本港へ入港するレインボーかもめ(船内からの撮影)


 熊本フェリーも九商フェリーどちらも、熊本港では後退で接岸し前進で出航、島原港では逆に前進で接岸し後退で出航するものです。
 そのため、熊本港内では前進による180度の転回が見られますが、「フェリーくまもと」は車のドリフトのように後尾をスライドさせて転回していました。


 もっとも乗船していても気付かないほどですが、いつも船首に座るので、次に乗船する際は船尾にいようかなと思っています。


 今日は熊本~島原間を運航しているフェリーのうち、熊本フェリーのオーシャンアローと九商フェリーのレインボーかもめを紹介しました。