三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小型船舶二級操縦免許再交付講習に行ってきた

 今日は日曜日ですが、昨日同様にすっきりした天気ではないものの、雨は降っていません。
 今日は、夕方から先月も宿泊した熊本駅横の「ザ・ニューホテルくまもと」に夕食がてらに泊まりに行く予定です。


 今回も県民割の「くまもと再発見の旅」と「ルックアップくまもとキャンペーン」を併用しますが、前回までは曜日によって助成額が違うことから、「再発見の旅」利用の同じホテルの「日帰りディナープラン」を利用するより、同じ夕食が付いた二食付きの宿泊プランを利用した方がお得になるという不思議な現象になっていました。


 今回、7月15日まで県民割が延長され、曜日による補助額の違いが無くなったため、日帰りプランは3,700円に対し宿泊プランは5,500円と差が付きましたが、予約時はまだ補助額の差があったものです。


 さて昨日は、小型船舶二級操縦免許の再交付のため、必要な法令講習を受けてきました。


 私は、以前に「あしきた青少年の家(あし青少)」という社会教育施設に2年間だけ勤務したことがあります。
 「あし青少」は、葦北湾に面した施設で、当時の売りは「マリン活動」というカッター船やペーロン船を使った研修メニューでした。

(「あし青少」付近の地図。海に面した施設で、シーズンは利用者が多いもののシーズオフは極端に利用者が減ってしまいます)

(あし青少のHPに載っている活動内容の一部。「支援」とある活動は職員が付きますが、「自主」とあるのは利用者側で行うものです)


 現在は指定管理者制度により運営しているため、マリン活動は1人100円という料金がかかるようですが、当時は県の直営だったため宿泊費を含め食費(実費)以外は基本無料で、小中学校の校外学習や高校の新入生の団体訓練のために利用されていて、受け入れ日程を前年度に調整する必要があるほどの人気でした。


 私は総務課勤務で基本は内勤でしたが、マリン活動など利用者の支援は全て事業課の担当で、休所日がない4月から9月までは、毎日2~400名の利用者が宿泊を伴って入所するため、事業課の6人に嘱託職員4人を加えても支援活動の人手が足りず、時には総務課からも助っ人を出していました。


 事業課の職員は義務制(小中)の教員で、全員が社会教育主事という資格を持っていましたが、マリン活動を支援するためには、プレジャーボートやゴムボート・水上バイクなどに乗って行うため、業務上必要ということで、毎年、新規転入者のため船舶免許取得の費用を2人分予算化し、業務命令で船舶免許や小型特殊免許を取得させていました。


 総務課の職員については、転入者が1人だけだったり、既に免許保持者だったりする場合は、その余りの予算を使って免許取得を勧めていましたが、私が転入した時は事業課職員が2人一緒に転入してきたため、予算枠がなく、私は免許取得はしませんでした。


 ただシーズン中の職員の勤務割り振りは大変で、週休2日を与えることが必須でしたが、休日だけど人手不足で自主出勤する職員も多く、もちろんその際は補助業務だけでしたが、それを見ても見ぬふりをせざるを得ず、何か対策が必要だとは思っていたものの、解決策である人員増はただでさえ赤字運営の施設にとっては無理な話でした。


 私的には所としての利用者への対応には課の区別などないという考えから、忙しい時期にはそうでない部署が応援するのは当然だと考え、積極的にマリン活動にも参加したものですが、やはり船に乗って実際に支援活動をするためには船舶免許が必要なことから、シーズンオフに自費で免許取得をしたものです。


 「あし青少」での勤務はわずか2年間だったので、実質、船に乗れたのは翌年のシーズン中だけでしたが、この業務自体は楽しいものでした。
 ただ、「あし青少」から転出後は船に乗る機会もなく、5年後の更新は一度行ったものの、次の更新時期はほったらかしで、免許証もどこにあるか気に留めることもありませんでした。


 偶々、フェリーに乗って海上を移動することで、以前の記憶が蘇り、探したら古いカバンの中から免許証が出てきたため、まだ使える免許なのかネットで調べてみました。
 その際に、最初にヒットしたページで再交付が出来ることや手続きなどが分かり、船に乗る予定は全くないものの、更新してみようという気になったのです。


 それはせっかく自費で取得した免許を、無駄に失うのが勿体ないと思う気持ちがあったためですが、もし免許取得が今後厳しくなれば、その時に後悔するかもと思った部分もありました。


 ネットで調べたページは神奈川の海事法務事務所のHPで、よく調べもせずそこで更新を依頼することにしましたが、後で調べてわざわざ県外の海事事務所に依頼せずとも県内にも何軒か海事事務所があることが分かりました。


 今日あった講習も、3軒の海事事務所の主催で、受付では写真を持参して費用を払う人ばかりで、私のように県外の海事事務所に依頼した人はいなかったのです。


 参加者は20人程度で、まず受付後に視力測定がありましたが、自分の手で片目を覆い、示される視力検査表の「C」マークの開いている側を答えるものですが、右目を2か所、左目に至っては1か所を答えただけで合格になり、そのついでに掌を動かして操舵への支障がないことを確認されました。

(使用されたテキストは会場の机の上に準備されていました)


 講習はテキストを使ってポイント・ポイントの解説が30分間ほどあり、その後は30分ほどDVDを視聴して終わりでした。
 ただし、私は失効講習なので、予定ではその後1時間20分の講習が続くはずでしたが、残ったのは私だけで、講師とマンツーマンで講習を受ける羽目になりました。


 一通り20分ほどテキストを使っての講義があった後、A4の用紙を1枚配られましたが、中身は10問の法令関係の問題で、テストではないけど確認のためと言われて、時間をとるから回答するように促され、記入は10分ほどで終ったので、答え合わせがありました。


 講師から回答の番号を尋ねられ、その番号を選んだ理由、つまり文言のどこが違っているか質問があり、解説されるという形式でした。


 中身は、ある程度常識的なもので、私も一問だけ迷ったものはあったものの全問正解となり、それで講習が終わってしまいます。


 結局、私だけの講習は予定の半分の40分もかからず終わりましたが、たった1人のために、それもペーパードライバーのために時間を使うのは無駄だと思われたのかもしれません。


 とりあえず、免許再交付の講習は終了したので、再交付の免許証が送付されてくるはずですが、私の年齢で再交付を受ける人はきっと珍しいのでしょう。