三重苦ゴルファーの日記

還暦を超えた、飛ばない寄らない入らないの三重苦を持つおっさんゴルファーの日記です。

台風18号の影響はなかった

数日前から台風18号が九州直撃するとの予報が出て、ニュースなどでは危険啓発の記事が多く出ていました。
しかし、幸いなことに熊本への影響はほとんどなかったようです。


以前、社会教育施設に勤務していた頃、施設にはボートやキャンプ場があり、台風の進路予想についてはかなり事前に調べていました。


社会教育施設は、小中学校や高校から集団宿泊訓練などの利用が多く、4月から9月までは予約が埋まっています。
そこに台風来襲となると、まず受け入れを中止するかどうかの判断に迫られ、中止するならいつからするかということも大きな問題になります。


基本的には安全第一で、少しでも台風の影響がある場合は海の活動は中止していましたが、受け入れ中止となると予約した側の都合も大きく影響します。


ほとんどが2泊3日で受け入れていましたが、台風来襲の恐れがある場合、最初から断るケースや途中で早めに帰ってもらうケースなどもあり、台風の速度によっては様子を見ながら最後まで受け入れることもありました。


ただ問題だったのが、海に浮かぶ10艇のボートを引き上げて艇庫に収納するかどうかの判断と、キャンプ場のテントを収納するかどうかの判断です。
それぞれ5人程度が取り組んでも、半日かかる作業なので、できれば受け入れ中止を判断して入所者がいなくなってから作業したいところですが、入所者がいる間は数名がその世話に携わるため、人手が足りないことになります。


所員は嘱託4人を含めても総勢14人しかいなかったし、交代勤務で1日あたり2人は常に休みという勤務体系だったため、台風にかかる対応マニュアルにはなかなか踏み切れないところでした。


予報通り台風が来てくれるとスムースに進みますが、たいていは進路が遅れ気味なのです。
つまり予報だけに頼らず、自分たちで予想することも必要でした。


直撃すると判断するとその3日前から受け入れを中止し、まず電話連絡をしなければなりません。
来所予定側も、学校関係者は子どもの引率があるので、台風が来る場合は早めに中止を決めてくれますが、そうでない社会人などはぎりぎりまで決めてはくれません。
そのため受け入れできないと連絡すると、もう今の段階で?と思われがちですが、台風対策のための準備には丸2日はかかるので事情を話して了解してもらうしかありません。


正直な話、所員も面倒くさい台風対策は取りたくないのが本音です。
15人乗りのボートは重さが1t以上もあり、浮かんでいるならまだしも、陸上ではかなりの大きさと重さになります。


海の上で台車に乗せ、電動ウインチで引き上げる作業は危険も伴います。引き上げる場所はコンクリートの斜面になっているのですが、そこまでボートを持ってきて、斜面を下した台車の上にぴったりハマるように少しづつ引き上げながら位置調整を行います。この作業は全て海の中での作業になります。
この作業が10艇分あり、ほかにエンジン付きの指導艇の引き揚げ作業もあります。


またキャンプ場のテント撤収作業は、常設のテントなのでかなり重い素材で作られた頑丈なものを剥いでたたむ作業はきついものです。
暑い時期は、テントの中に入っての作業はかなり辛く、できればボート撤収作業のほうが楽だと感じていました。


それが終わって各部屋の施錠の確認や飛びやすいものの整理などを行い、宿直者を決めて残りは帰宅させることになります。
誰もいない施設内で宿直すると、かなり不安になります。周りは海と森しかなく、ゴーゴーと海からの強風が窓ガラスを叩く音で一睡もできない夜になっていました。


今回の台風18号は、数日前から様々な予報や気象図を見ながら、九州の南部に来るのではと予想していました。
台風の勢力も950hPa以下での接近であれば危機感が湧きますが、今回は九州接近前に970hPaまで勢力が衰えるようなので、我が家の台風対策は二階の窓のシャッターを閉めただけでした。


たぶん、台風に慣れた九州在住の者にとって、台風はよほどの規模でないとあまり大きな対策は取らないと思います。
もちろん油断は禁物ですが、今回のように九州南部に上陸するような台風は、熊本への影響は少ないことが経験上分かっています。


それは台風は左回りの渦を巻いていますが、今回は熊本は台風の進行方向の左側に当たり、風が九州山地でブロックされるからです。


熊本人が恐れる台風のコースが、天草沖を通るルートです。リンゴ台風と呼ばれた平成3年の台風19号がまさしくこのルートを取っています。
長崎上陸時に940hPaという強い勢力の台風で、熊本には夕方に最接近したこともあり、窓から前の家の瓦が真横に次々と飛んでいく様子を目のあたりに見ました。


幸い風が東からの風だったため、その家の瓦の直撃は避けられましたが、それでも当時住んでいた家が住めなくなるほどの被害でした。


台風にしろ地震にしろ自然災害に人間は無力になります。だから被害に直面したときはまず自分の命を守ることが最優先事項になります。
家が壊れても立て直すことはできるし、ライフラインが断たれてもいつか復旧はするものです。


何もなくなったとしても、どうにか生きていけるもので、命が無くなってはどうしようもありません。
まだ10月までは台風シーズンになります。大きな台風が来なければいいなというのが正直なところです。

















×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。