ゴルフボランティア2日目
スマホで日記を作成し、アップした頃に担当から電話が入り、その指示通りに機器の電源を抜き差しすると、どうにかネットが復旧できました。
改めて今日の日記を書くことにします。
RKBレディースの2日目はスコアラー業務となり、抽選の結果、裏街道(イン)の最終組を引き当ててしまいます。
(スコアラー業務の必需品は、インカムとスコアを登録して送信するスマホです)
(ゴルフ場内では、このボランティア票を常に首から下げておきます)
最終組のスタート時間は午前10時55分で、抽選があったのが朝6時30分だったので、ほぼ4時間半ほどの待ち時間があり、朝ご飯のおにぎり弁当もすぐに食べると昼ご飯は13時過ぎになるため、10時まで車内でスマホゲームをしながら待機している間に食べることにしました。
インの最終組は、プロとアマの2サムで、最下位の10オーバーが安田彩乃プロで、ブービーが9オーバーの田崎真里夏アマでした。
ステップアップツアーの2日間大会は、予選がなく、参加者全員が2日間プレーして上位50位までに賞金が支給されるもので、初日は2オーバーが50位のラインだったので、アマの田崎選手は別にして、10オーバーの安田プロはモチベーションが低いラウンドになるかもと失礼な予想をしていました。
しかし、なんと安田プロは前半を2バーディー・2ボギーのイーブンで折り返すと、後半のアウトを4バーディーとして、Today4アンダーはこの日のベストスコアタイという素晴らしいものでしたが、初日の大叩きが響き、結局68位タイとなり獲得賞金は0円になっています。
優勝は6アンダーで2人が並び、プレーオフで保坂真由プロが優勝しましたが、安田プロが初日にタラレバですが、イーブンでラウンドしていれば4アンダーは3位タイという成績だったものです。
スタートホールの10番パー4で安田プロはセカンドを奥のバンカーにオーバーして、ボギーになり、やはり調子が悪いのかなと思って見ていましたが、その後は厳しい距離のパットを沈めていきます。
前半は田崎アマが切れのあるショットで順調に滑り出しましたが、安田プロは落ち着いて淡々とプレーを続け、それに引きかえ田崎アマは攻めっ気が強すぎ、スコアを徐々に崩していきます。
11番パー4でチップインバーディーをゲットした時も、打った瞬間強いと思いましたが、それなりにスピンは効いていて、ピンに当たってカップインするものでした。
ただそれ以降は、カップに蹴られたり、アプローチが強すぎて難しい下りのパットになったりとスコアが作れず、キャディーさんと私とで「もう少し守りの勉強もしないとですね」と小声で話し合っていました。
無理攻めの典型が、15番547yパー5で、田崎アマはドライバーショットを右バンカーに入れ、そこから3Wでバンカーの顎に当て戻った場面です。
顎がそれなりにあったため、私だったら7鉄で打つのにと思って見ていましたが、案の定脱出に失敗しています。
このホールはダボのピンチでしたが、絶妙はアプローチでピンそばに付けるボギーとしていて、50y内のアプローチは上手かったのにグリーン周りからのアプローチは常に強めでした。
不思議に思ったのが9番パー4のセカンドのクラブ選択で、キャディーさんに「7番と8番をお願いします」と言った後、ピン奥8mほどにオンしていますが、下りで危うく3パットしそうになっています。
私がキャディーさんに「7鉄だったの?」と聞くと「8番でした」と答えがあり、本人は双眼鏡型の距離計で残り距離を確認していましたが、8鉄でオーバーだったらクラブ選択は7鉄でなく8鉄か9鉄だろうと思ってしまいます。
8番パー5も左バンカーにドライバーショットが入り、ここはなぜかアイアンで刻んでいますが、ここのバンカーは細長いためウッドで十分に打てたのに、前半の15番のミスがあって自重したようです。
そのほか、途中ではプロは絶対に犯さないミスの連鎖をしていて、ドライバーショットを右の山の木に当てOBは免れ落ちて来ましたが80yほどしか飛ばず、セカンドもラフからテンプラで50yになってしまいます。
安田プロはドライバーでフェアウェーキープし、52度ウエッジでピンそばに付けてバーディーとしていましたが、途中まで2人のドライバーショットの飛距離はほとんど変わらなかったため、正確に打っていれば短いパー4を、自ら3打目の残りが200yになっていました。
本人はグリーンが速かったと言っていましたが、安田プロがピッチマークを直すときにパターでトントンする音が乾いた響きでグリーンが固いことが分かり、アマチュアの大会では経験がないグリーンだったようです。
明日もジュニアの大会があると言っていて、「今日が速すぎたため明日は打てない3パットだろうな」と笑っていました。
残念ながら田崎アマは通算20オーバーの最下位という結果でしたが、ところどころで切れの良いショットを披露してくれ、後はもう少しこうした厳しい中で経験を積めばというものでした。
とにかく「行け行け」のゴルフであり、いったんハマると好スコアが出ますが、プロの大会でのセッティングではなかなか通用しないレベルです。