三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

気乗りのしないラウンド

 今日は1人予約が成立し、阿蘇ハイランドに行ってきました。


 今日のラウンドは「困ったチャン」との2サムに3人目が入って来たもので、3人目が入ればキャンセルしたいと思っていましたが、昨日午前中の鼻血騒動でキャンセル時間を過ぎてしまい、ゴルフ場に電話でキャンセルをお願いするしかありませんでした。


 夕方になって4人目が入ってきたので、ますますラウンドする気はなくなり、明朝になってキャンセル連絡をしようと思いましたが、電話でのドタキャンだとハイランドの常連者としてイメージが悪そうで、いったんゴルフ場に行ってからキャンセルをお願いし、帰りにどこか阿蘇の温泉に入るつもりになり、朝から出かけて行きました。


 ラウンドしたくなかった理由は、昨日の鼻血による出血でなんとなく身体がだるく感じたことと、今朝8時の阿蘇の気温がマイナス2℃予想だったためで、凍り付いたコースでのプレーになりそうだったためです。

(グリーン上には雪はなかったものの、駐車場の隅には雪が残っていました)

(グリーン面はブロワーで綺麗にしてありましたが、芝の下は凍っていて球を落とすとコンと跳ね返って来ます)


 1時間半ほど前にゴルフ場に到着しましたが、車内からバッグは下ろさず、同伴者の「困ったチャン」が来るのを待ち、1時間前にやって来た「困ったチャン」のところに行ってキャンセルの話をしましたが、どうやら本人もキャンセルしたげの様子でした。


 朝になり4人目がドタキャンしたようで、もし我々がキャンセルすると3人目が1人になり、迷惑をかけることになるため、どうせここまで来たわけだし、半額でもあり途中で止めても温泉に無料で入れると思い、ラウンドすることにしました。


 キャンセルしたげだった「困ったチャン」もラウンドするようで、結局3バッグでのラウンドになりましたが、3人目の方が北海道出身とのことで、途中から話が弾むことになりました。


 札幌市の出身で、なぜか熊本に住み着くようになり、熊本市内でホルモンのお店を1人で開いているとのことで、最後に名刺を渡してくれ「暇だったらどうぞ」と言われましたが、残念ながら私はホルモンが苦手なので行くことはありません。



 もともとやる気もなかったゴルフなので練習もせずにそのまま1番パー4のティーに立ちましたが、1打目はトップしてしまいます。
 どうにか左の一本木のコブを手前から駆け上がって先の左ラフまで転がり、PWで手前の花道から中央奥目のピンの右7mにオンしましたが、このパットはカップ左に外してしまいます。


 2番パー4では5Wで打ったのに、コースが凍ってランが出て、フェアウェーを突き抜け下り傾斜のラフまで転がります。
 ピンは手前でバンカー超えの50yを52度でハンドレートのアプローチで手前ラフを狙いましたが、距離が足らずに直接バンカーの上り斜面に落ちて突き刺さってしまいます。
 目玉からは1打で出ずに、このホールはダボになってしまいました。


 3番パー4と4番パー3は寄せ1のパーでしたが、5番パー5は寄せ1のパットが決まったと思ったらカップ手前で左に切れボギーになりました。
 6番パー4は手前に2オンし奥のピンへ2パットのパーでしたが、7番パー4はセカンドがグリーン面まで飛んで止まらず奥に零れ、パターでのアプローチは思ったほど転がらず、パーパットも左に外すボギーになりました。


 8番パー3はピン手前に落ちたショットが奥まで跳ねてしまい、凍ったグリーンに翻弄されてしまいます。
 花道を狙ったショットがわずかにグリーンに届いたもので、普段だったらバーディーチャンスになるところでしたが、凍ったグリーンでも球は止まるはずはありません。


 9番は奥のピンへ手前にオンしましたが、3パットになってしまいます。直接グリーンに落ちると跳ねて転がるため、どうしても手前を意識して打ちますが、グリーン面でなければ大きく跳ねないもので、グリーンとその他では条件が大きく異なるようです。


 寄せ1でなければパーが取れず、グリーンに打つと悉く奥に跳ねるゴルフは楽しくもなんともなく、やはりキャンセルすべきだったと後悔したものです。


 スタート前に「困ったチャン」に今日の課題というか目標を尋ねると「ショットの当たり」と答えがあり、1ラウンドで会心のショットがいくつか欲しいと言ったので、「ナイスショットを求めるとその分失敗ショットも出てくるから。60%のショットを打つ意識の方がスコアは纏まる」とアドバイスしましたが、よく意味が分からないようです。


 「ゴルフは結果オーライだからミスっても結果が良ければ『ラッキー』と思って次に挑むと結果は出るけど、せっかく神様がフェアウェーに出してくれたのに文句を言ったら罰が当たる」と説明しましたが、どうやらそれでは納得できないような返事があります。
 「スコアよりナイスショットの数」的なコメントだったので、「だったら見ていて狙いが分かるようなショットをして」と注文を出しました。


 1番パー4ではフェアウェー中央に「グッドショット」を打ちましたが、本人は満足いかないようで「あ~だ、こ~だ」とブツブツ言っていて、それじゃセカンドは上手く行かないかもと思って見ていると案の定ダフってしまいます。
 結果的に3打目を奥に零して、そこからパターでどうにか2パットのボギーでしたが、スタート前に私が危惧したことがすぐ出てしまいます。


 1番が終わって私に「ドライバーをミスしたのにしっかりパーを取る」と言ってきたので「OBにさえならなければOKと思っている」と答えましたが、本人は絶好の位置だったのに神様に文句を言うからバチが当たったもので、不満を常に言っていれば、それは自分で自分を追い込んでしまうものです。


 パットでは以前にも注意し、その時は変えようという意識は見られましたが、またパットで球を追いかける悪い癖が出ていて、全く意識していないことが見て取れます。
 パットで球を追いかける癖は全てに繋がり、ショットでも同様な動きでスライスになるため、それを防ごうと引っかけ打ちで±0にしようとしていますが、時々はチーピンが出ているのがその弊害で、チーピンを怖がると大きく右にスライスしてしまうものです。


 本人の目標が「ショットの手応え」というのであれば、スイング自体を修正しないといけないもので、それをせずにナイスショットを望むのは勉強もせずに東大を受けるような無謀なことであり、今更勉強しても追いつかないところなので、できる範囲で纏めるしか方法はないのではと私は思っています。


 私が「困ったチャン」と名付けた理由が、周りに迷惑をかける行動が多々あるためですが、自分の番ではないのにティーイングエリア内に入り、ウロウロと意味がない徘徊老人のような動きがあるもので、「なぜ後ろでウロウロするの?プレーヤーの背中側にいるように」と注意しますが、言われたときは慌てて私の方に来ますが、すぐに次のホールでは同じことを繰り返し、全く何も考えていないことが分かります。


 また前組のティーショットがまだ終わっていない最中でも、ティーに背を向けて私に話しかけてくるため、私が黙って指を指してやっと気づく有様で、常にティー側を向いて立つように注意しましたが、これもこれまで何度も注意したものですが全く直っていません。


 10番で1打目を左に打ち、セカンドをチョロって、キレそうな雰囲気でしたが、ここは運よく4打目がピン奥に乗り、下りのパットが決まってボギーで凌ぎ、キレる寸前で回避できました。
 キレると同伴者のプレーの邪魔になるのも構わず、自分勝手に雑にグリーン方向に打って行くもので、普通にプレーすれば90前後で悪くても回れるのに「この前は120叩いた」と自虐するように、全くゴルフを冒涜する態度を見せるものです。


 この点も以前にかなり厳しく注意しましたが、その後も「昨日は110だった」とかあり得ないスコアを言ってくるので、まだ直ってはいないようですが、もし10番でキレたらその後は同伴者に迷惑をかけることになるため、パットが決まってホッとしたものです。


 本人が「あんなミスばかりしてもボギーだった」と得意げに言ってきたのでキレていないと分かったのですが、パットが決まらなければ返しのパットもいい加減に打ったはずで、そうして入らなければ癇癪を起してしまったはずです。
 私は「ショットが悪くてもボギーで抑えられるし、パーも取れるもの」と言いかけましたが、あまり深追いするといけないと思い、そこは黙っていました。


 癇癪を起すと普段はお喋りなのに一気に無口になるためすぐに分かるもので、私と2人だけのラウンドでは放っておきますが、他の同伴者がいると迷惑を掛けてしまうため、それなりに扱いに気を遣うものです。


 ナイスショットをラウンド目標にしているにしては、なにかその意思が私には見えず、その工夫も見えませんでした。
 いつものようにティアップして、「打った後は方向は球に聞いてくれ」的な感じしか受けなかったのですが、出来る出来ないに関わらず、プレショットルーティンからどうしようという意思を持っておくべきです、それが全く伝わってこないものでした。


 誰でも打ちたいショットをイメージして素振りしたりするものですが、それも同じようなことしかせず、「どうする、どうしたい!」という意識が感じられないもので、普段の動き同様に何も考えずティーショットに臨んでいるのではと思ってしまいます。


 私が口やかましく注意するのも、以前に風呂の中で知り合いらしき老人に私を「師匠」だと紹介したためで、本人にその気が本当にあるかは分かりませんが、「師匠」といわれたからには、それ以来、大事な部分は口出すようにしています。


 私はスイングを変えなくても、意識さえ変えれるならゴルフの内容は良くなると考えていて、「困ったチャン」に意識改革でスコアの安定を図ってほしいと思っています。
 私が言った意味がよく分かっていないことは返事が「生返事」になるためすぐに分かりますが、本人のために言い続けないといつまで経っても成長はしないもので、少しだけでも考え方を変えることができたなら、80台前半のスコアで纏めきれるゴルファーだと思っているのです。