三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ミスをミスらしく見せない上級者

 今日は土曜日ですが熊本地方は雲が広がり、天気はイマイチなものの、気温がそこまで下がってはいません。
 そのため、朝9時半から隣との境界線部分に雑草防止のシートを貼ることにしました。材料は兄が持っていて、手伝いも兄夫婦と兄の長男やその子どもたち総出でやってくれました。

(ブロック塀の立ち上がり部分はシールを張って隙間を埋めます)


 昼過ぎまで作業しましたが、この後は業者が山砂を持って来ることになっています。もともと下水配管工事があり、掘った跡を山砂で埋め戻すことになっていましたが、夏場の雑草刈が大変だったので、防草シートを山砂で埋める前に貼ることにしたものです。
 これで夏場の草刈りから少しは解放されるはずですが、効果がどれほどかは夏になってみないと分かりません。


 さて、ゴルフではミスは付き物で、上級者やプロであってもミスなしにラウンドすることは100%不可能です。
 しかし、上手い人とラウンドするとミスがミスっぽく見えないのが不思議といえば不思議なところです。


 先日、阿蘇ハイランドで同伴した「アプローチの達人」は73歳の老ゴルファーですが、このミスをミスにしないところが技というか達人の達人たる所以です。

(この図ではフェアウェーが長くあるように描いてありますが、実際はこんなには長くはありません。赤が私の青が達人の1打目です)


 2番パー4はティーショットが打ち下ろしで、残り100yを切ってからフェアウェーが無くなり、左足下がりのラフになるため、私は5Wで右の傾斜からフェアウェーの残り100y手前付近に転がす攻めをするホールです。
 2番のティーイングエリアでは、レギュラーティーとシニアティーの差は10yほどしかなく、達人は1Wで直接フェアウェーに打ってもほぼ私と同じような位置になります。


 この日も球の位置は似たような場所でわずかに達人の球が遠くにあり、私が先に打つことになりましたが、グリーンは凍結していてピン位置は左奥目の残り110yでした。
 そのためグリーンに届かないよう手前までの距離を打つ52度でショットしましたが、結果は狙い通りにグリーンと同じ段の手前ラフで止まりました。


 グリーンや花道だと凍結しているため球が跳ねますが、ラフでは跳ねないことにいつもガッカリですが、下が凍結していてもラフの枯芝がクッションになるため仕方ないものです。

(2番のセカンド。赤が私で青が達人。達人のショットはショート目でしたが、、、)


 達人のセカンドは、打った瞬間に私は「短い!」と思いましたが、その予想通りにバンカー左の凹みに落ちたものの、なぜか斜面を駆け上がり私の球より近くのエッジまで転がり上がってしまいます。
 達人は「ミスった!」と言っていましたが、結果は私よりピンに近く、パターで難なく寄せてパーとしていました。


 達人のショットは転がるのが特徴ですが、この時はPWもしくは9鉄程度なので、そこまで転がるクラブではないものの、たぶんダフり気味に当たることでオーバースピンがかかったようです。
 凹みの凍結部分に落ちて跳ねたのかもしれませんが、見た目では大きく上には跳ね上がりはせず、斜面に沿って転がり上がったものでした。


 達人がミスったことを言わなければ、計算通りかなと思うものですが、もしマッチプレーであれば対戦相手としてはかなりショックを受けてしまうものです。
 こんな風に、達人のショットはナイスショットばかりではないものの、結果的にナイスショットになることが多く、ミスがミスに見えないことが多いように感じています。


 プロと一緒に回ってもそうですが、ミスったように見えても結果はそこそこで、私としてもそう悪い結果ではないと思えるものです。
 ミスったという雰囲気を醸し出さなければ計算通りと思うものですが、上級者ほどピンポイントに狙いを定め、それを外すとミスしたことになるためで、結果はそんなに悪いものではないことが多いのです。


 それに引きかえ私の場合、ミスったらそのままはっきりしたミスになるところが大きく違いますが、それは狙い場所が漠然としているためで、漠然とした広い範囲であればミスは大きなものになるものです。


 先ほどの2番パー4のセカンドを振り返れば、私はグリーン手前に狙い通りに打てましたが、この当たりが少しでも薄かったら手前の凹みに転がり落ちてしまうもので、そうなると1.5mほどの打ち上げのアプローチになり、グリーンは凍って直接は乗せられないため、ショート目に打ってパターで寄せてボギーになるところでした。


 つまり偶々セカンドがきちんと当たったため、狙った場所に止まって寄せ1が取れたものですが、それはボギーと紙一重だったものです。


 結局はピンポイントに打てる技術と失敗してもリカバリーできる技が必要で、その意味では私のレベルはまだまだ未熟だというものです。