三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

UTを使って転がしのアプローチ

 今日はクリスマスですが、知り合いのお店にクリスマスケーキを注文しましたが24日の引き渡しでは忙しいため、今日25日に取りに行くことになっています。
 ただクリスマス自体は、24日の日没から25日の日没までを一日と考える教会暦から考えると、今日の夕方までで終わってしまうため、25日夜はクリスマスとは言えないものです。

 よく23日の夜を「イブイブ」と変な呼び方をする風潮がありますが、「クリスマスイブ」とは「クリスマスの夜」であり、24日の日没から始まるクリスマスの夜を指す言葉です。
 そのため、25日の夜はもちろんそうでなく、また「イブイブ」などもないものです。


 さて昨日のラウンドでは、2番ホールから携行ケースに26度のUT(ユーティリティー)のU6をパターなどと一緒に入れることにしました。


 入れるようになったきっかけは、スタートホールの1番パー4で右フェアウェーから左サイドのピンへ52度で70yのアプローチショットがやや引っ掛かり、左ラフにこぼれ、そこから52度でのアプローチをざっくり気味にエッジにショートしてしまったためです。

(ティーショットが右に出て、フェアウェーの傾斜があるつま先上がりのライで止まってしまい、セカンドを左に零してしまいました)


 今の時期のラフは枯れた薄茶色になっていますが、ちょうどカート停車エリアに向かう出口辺りだったため、踏まれて芝が逆目になっている場所になります。
 エッジ付近が凹みなので、ライは少し左足下がりになり、エッジが少し上がってグリーンに続き、ピンはエッジから4mほどで球からエッジまでは3mくらいの距離でした。


 52度ウエッジを持ってアプローチに挑む際に、なんとなく嫌~な気分がしましたが、一番恐れたのがトップしてグリーンを横断して右サイドの凹みに転がるミスで、次に警戒したのがざっくりしてすぐ目の前の凹みまでしか飛ばないミスでした。
 つまり、落としどころが限られ、緩むとミスする場面で、ウエッジのチョイスは今思えば私には厳しい選択だったものです。


 これまで転がしには9鉄を使っていますが、この状況では9鉄の選択もウエッジと五十歩百歩であり、携行ケースで持ってきた52度・58度・9鉄・パターの4本の中では私にとってパターが選ぶべきクラブでした。
 ただパターでこうしたアプローチを行うと、タッチが強くなりパットの距離感が微妙に狂うのではと心配していて、エッジからだとパター選択ですが、強めにヒットしなければならない場面ではあまり使いたくなかったのです。


 そこで、2番に向かう途中で反省し、以前はこの状況ではU6でアプローチの転がしを使っていたことを思い出します。


 数年前に大津GCの冬場の薄いライでアプローチが打てなくなった際に、「アプローチの達人」が「FWなどで転がしてみれば?」とアドバイスをくれ、アプローチ用のチッパー代わりに26度の中古UTを購入したもので、当初はショットには使わずアプローチ専用にしていました。


 春になった以降はショットに使い始め、徐々に転がしアプローチに使う機会は無くなりましたが、導入当初はかなり転がしの練習をこのU6で行ったものです。


 UTの良い点は、パターより楽に強い球が出ることで、ダフッたりトップする心配がなく、簡単に転がしが出来るところです。


 携行ケースにU6を入れると、すぐに使う機会がありました。


 続く2番パー4では、フェアウェーからPWのショットがピン手前に落ちましたが、ここは奥に傾斜があるため止まらず転がり落ちてしまい、ちょうど排水溝の凹み部分に転がり、1番の状況と同じつま先&左足下がりでエッジが高く、ピンは近くというシチュエーションになってしまいました。

(2番グリーンの右傾斜にはくまモンが描かれています。右の方向からのセカンドショットは、グリーンの傾斜で止まらず奥の凹みに転がってしまいます)


 しかし、U6でエッジ手前の斜面に当てる強さで打つと、傾斜を駆け上り、ピンの近くに止まりナイスパーになりましたが、これまでのようにウエッジだとこう上手くは行かなかったはずです。


 3番パー4はピンが手前で、日陰になるグリーンが凍っている危険もあり、ここのグリーンの傾斜は急なので奥に外すのは禁物で、グリーンまでは打たずに手前のエッジにショートさせ、ここはU6よりパターで普通に打った方が良さげでパターを使いました。


 達人を見ていると、今の時期は手前からパターを使っていることが多く、ウエッジでのアプローチが上手い達人でさえもパターを使って寄せているのが分かります。
 それだけ芝が薄くなった今の時期では、アプローチは転がすのが得策で、達人のようにパターを選択する方が良いのかもしれませんが、それはタッチを微妙に打ち分けれる達人だからこそで、私が同じことをするとグリーン上のパットの感覚がおかしくなるものです。


(左が無段階調整できる穴なしベルトで、右が通常の穴ありベルト)


 よく私が感じることが、達人のアプローチやパターの距離感は、無段階で長さを調節できる「穴無しベルト」のように思え、それに対して私の距離感は数か所に穴が開いている普通の「ベルト」だというものです。
 つまり達人はその状況で微妙な調整ができますが、私はたまたま距離が合う場合とそうでない場合の違いが大きく、ベルト穴の位置もかなり離れているのではと思うほどです。


 ただ、転がしはトップ・ダフリのミスという余計な心配が減るため、ウエッジを使用するより安心して挑めます。
 これまでずっと転がしは9鉄でしたが、U6を携行ケースに入れておけば、選択の幅が広がるというものです。
 どうしてもウエッジ恐怖症の私としては、安心できるクラブがあればそれだけで落ち着けるもので、次打のパターへの精神的な影響も違うことになり、単にその1打だけへの影響ではないようです。