三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

露天風呂での雑談

 今日の熊本は曇り空ですが、すっきりしない天候です。今日は当初は阿蘇ハイランドの1人予約が成立していましたが、「アプローチの達人」との2サムで、昨日のうちに朝の5時半にどうするか決めることにしていました。


 5時過ぎの今日の阿蘇の天気予報は雨模様で、10時のスタート時は曇りでも前後は雨であり、12時過ぎから強めの雨になると出ていて、キャンセルすることにしました。
 ゴルフ場への連絡は達人がしてくれ、無事にキャンセルの通知が8時に入っています。


 さて23日の阿蘇ハイランドでのラウンドでは、私が「困ったチャン」とあだ名をつけた60歳代の方が一緒でした。
 なぜ「困ったチャン」と名付けたかの理由は、調子が良い時はお喋りが止まらず、同伴者のプレー中でも無頓着に話し続ける反面、調子が悪くなると一転して無口になり、同伴者のプレーに配慮せず勝手にキレたプレーをするためです。


 3ラウンド連続で80切りを果たしたほどなので、それなりの実力はあるのですが、キレると100叩きはおろか120ほども叩くもので、一度など福岡から来た方が「あんなんじゃ、誰も一緒に回りたくないと思います」と私に囁いたものです。


 以前も、ラウンド後のお風呂でいろいろアドバイスし、キレて勝手なプレーをすると同伴者にも迷惑だけど、自分自身にとっても勿体ないことだと注意していて、我慢することを覚えなくちゃと諭したことがありました。


 この日は前半16オーバーと崩れましたが、いつもとは変わって最後まで真面目にプレーした雰囲気はあり、後半はスコアを纏めることが出来、ラウンド終了後に「キレずに最後までプレーしたのは偉い」と褒めたところです。
 本人も一緒に露天風呂に入っていた顔見知りだという老人に私を「自分の師匠」だと紹介していて、私はそのつもりはなくても勝手に師匠になってしまいました。
 

      

 この老人からスコアを纏めるコツを尋ねられ、私は「学校時代に言われたように復習は必要です」と答えました。
 ラウンド後に、自分のプレーを振り返り、ミスした傾向をしっかり把握することは重要で、そのためには自分のプレーを記憶しておく必要があります。


 その老人は、「頭が悪いから覚えていない」と言ったので「覚えれないのであればメモがお勧めです」と答え、スコアカードに「例えば左に自分のスコアとパット数を書き,2番目にはセカンドで使ったクラブをどこから打ったか、3番目には3打目に使ったクラブとどこから打ったか、右の枠はグリーンと見なし、ピン位置とオンした自分の球を示しパットがどうなったかをメモできる」と言いました。

(記入の一例。自分で後で見返して思い出せるようにメモすることが重要。慣れると書かなくても記憶に残るようになる)


 老人は、「そこまでしなきゃいけないのか」と感心していましたが、私はメモすることで自分のプレーの傾向、例えば7鉄で右にミスが出るなどを知ることが出来るし、ラウンドを思い出せればその時の心理状態も思い出せると言いました。


 そして、レッスンを受けているプロは、ラウンドしたコース毎にホールの形状やグリーンについて手製のイラストを描いて1冊のノートに纏め、そのノートを何冊も作成していることを紹介し、ゴルフは情報戦だからと伝えました。


 ラウンドの反省を行うと自分の欠点も見えてくるもので、あるクラブの結果が悪いことが分かれば、そのクラブはラウンドでは使わないという選択は大いに「あり」だということです。


 スコアを崩す原因を一つずつ消していけばよく、そうした作業をするためには自分のプレーはもちろん同伴者のプレーを見て予測することで、例えば左足下がりからダフリ易いことなどを予測し、同伴者がダフった結果を見て、自分の予想が正しかったが分かり、自分のプレー時にもそれにケアした対応が出来てくるものです。

        

 自分のプレーだけだとスコア内の限られた回数の情報しか得られませんが、同伴者のプレーを見て事前に結果を予測し、予測通りになるかを観測していれば、同伴者が3人いれば3倍の情報を仕入れることが可能です。


 とにかくゴルフは情報が必要で、後はその情報から得られたミスが出やすい傾向に合わせた狙い場所やクラブ選択をするもので、何も考えずロングホールのセカンドだから3Wを握るという選択が果たしてスコアメークに有効かと問われれば、自ずと答えは出るはずです。


 1打を大事にしなければ、結局スコアはその1打の積み重ねであり、スコアは度外視するゴルファー以外はもっと緻密な考え方をすべきだと私は思っています。