三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

上達の段階

 今日は阿蘇ハイランドの1人予約が成立していましたが、昨日の曇りの予報が外れ、熊本は朝から雨になってしまいます。
 阿蘇の天気予報も午前中は4~7㎜のかなりの雨量がある予報で、雨の中でのラウンドはしない「アプローチの達人」との2サムだったので、キャンセルになるだろうと思っていました。


 今日のスタートは10時でしたが、私はいつもの8時スタートと勘違いしていたため、朝の5時20分に達人に「雨模様だけどどうしますか?」とメールを入れてしまいます。
 しばらくすると「止めますか?」と返事があり、達人が私の分も合わせてキャンセルの連絡をしてくれることになり、安心していました。


 しかし7時半になり、3人目の電話連絡者が入ってきたというメールが入ってきたので、慌てて達人に「今日のラウンドに3人目が入りましたが?」と連絡すると、折り返し達人から連絡があり「8時になって連絡しようと思っていて、その前に入ってきたようです。その人は7時スタートの予約者で、その組がキャンセルになったから10時スタートの我々の組に移動したみたい。もう雨でキャンセルすると連絡したから大丈夫」とあり、一安心したところです。


 とうとう、8月はもう18日だというのに今月は一度もラウンドすることがないまま過ぎてしまいそうです。


 さて、今日はゴルフの上達には段階があることを書いてみます。もちろん、何事も上達には段階があるものですが、ゴルフは特にある部分に顕著に表れるように考えています。


 ゴルフは最少の打数でカップインすることが基本であり、その打数の合計スコアが上達の目安になりますが、ある日ベストスコアが出たとしても、次はワーストスコアが出てしまうのがゴルフであり、まさしく「一歩進んで二歩下がる」的に上達を実感できない展開が多いものです。


 しかし、それでも諦めずに地道に練習に取り組んでいれば、一気に「五歩進む」ことがゴルフではよくあるもので、トータル的には遅々たる歩みですが、確実に上達をしているものです。
 あとはどこで満足するかでその歩みは止まってしまうものです。


 最初の目標である「100切り」を達成して満足してしまうと、そこで伸びは止まってしまい、次の目標「90切り」を設定しなければ、現状維持もしくは後退する結果になってしまいます。


 日本のゴルファー人口のうちスコア100が切れた者の割合はほぼ30%で、90切り出来た者は15%程度だとある記事で見た記憶があります。

    

 このことから、ゴルファーの多くが一回でも100切りできればそれで満足してしまうという現状が垣間見えるようです。


 それはなぜなのかというと、100切り出来るようになった時期は、ゴルフのレベルは上がっているのにスコアに反映されない時期が長く続き、結果的にスコアだけを見て「自分のレベルはこんなもの」と諦めてしまうからです。


 スコア120から100までは、ある程度のショット練習に取り組めば、面白いようにスコアを縮めることができますが、100から90まではなかなかスコアを縮めることができなくなり、足踏みする時期が必ずやってきます。
 ほとんどのゴルファーは、ショットの精度を上げようと練習したり、クラブを買い替えたりとしますが、それがスコアが伸びない結果に繋がるから皮肉なものです。


 一例としてスコア95を挙げてみると、100叩きレベルの者が偶々でた95であるなら、ショット数60にパット数35というものに対し、100切りレベルの者はショット数55にパット数40というものだからです。


 つまりショット力が5打も向上しため、結果的にグリーンには乗るけどロングパットが残ってしまい、3パットや4パットを連発することでスコアを崩し、「あんなに打ち込んでいるのにスコアが伸びない」というジレンマに陥ってしまいます。


 またクラブを頻繁に買い替えることで、道具に慣れるという大事な基本を疎かにしてしまいます。
 ゴルフはクラブという道具を使って球をコントロールするもので、自分の分身のようにクラブを使えなければ、ただでさえ難しいコントロール力を得れるものではありません。

            

 よくウエッジで球をリフティングする遊びがありますが、リフティングそのものはゴルフには関係がないものの、それだけウエッジに慣れ親しんでいるから、結果としてウエッジ使いが上手くなるというものです。


 ゴルフ上級者でリフティングが全くできないという人は少なく、ウエッジの練習の合間に気晴らしでリフティングをやっていたという証拠で、リフティングの練習の何十倍もアプローチの練習をしているのが事実なのです。


 100切り後の停滞期を打破するためには、パットやアプローチのショートゲーム力向上に努める必要があります。
 100切りを目指す頃にパット練習を真剣に行う人は少ないと思いますが、最終的にスコアはパットで決まるため、まず1ラウンドでパット数36打を目標に定めます。


 パー72のうち36はパット数だとゴルファーは誰でも知っていますが、「知っていること」と「理解している」こととは別であり、理解していればパット練習がスコアメークに必須だと気づくはずです。


 これまでのことを要約すれば、現有のクラブでそこそこの結果が得られているのであれば、まずショートゲームの練習に励むことです。
 アプローチやパットでは曲がる球が打てることはないにも関わらず、特にパットは「引っかけ=左曲げ」や「押し出し=右曲げ」というミスが発生するのはストロークミスの結果であり、真っすぐ転がす技術取得はかなり困難のものです。

 アマチュアは、ショットでストレートな球を目指したがりますが、大きなショットは曲がるのが自然であり、極端な話をすればストレートな球が出るのはミスだということです。


 しかし、30y内のアプローチやパットではショットとは反対にストレートな球になり、それはその距離では球を曲げること自体が難しいからです。
 もちろんフック回転をかけたり、スライス回転をかけて転がしでピンに寄せるという場合もありますが、それはきちんと打ててからの応用だというものです。

        

 90台のゴルファーであれば、まず高めの目標としてショット数「53」にパット数「32」に置いていれば、自ずと80切りのスコアに近づいていくことでしょうし、早々に90叩きも減らせることでしょう。