アベレージゴルファーの勘違い
今日まで滞在していた息子夫婦が帰ることになり、空港まで送って行きましたが、とうとう3歳の孫には最後まで懐くことはされず、残念な帰省になりました。
ちょうど孫は「イヤイヤ期」の第一次反抗期で、何を言っても「イヤイヤ」としか言われず、今回は仲良くなることは諦めました。
そんなこんなで、あっという間に連休が終わり、明日からまたラウンドが始まることになり、明日は遠路「阿蘇やまなみリゾートホテル&ゴルフ場」に行く予定です。
さて、私のこれまでの経験を元にアベレージゴルファー時の勘違いというか考え方の間違いを書いてみます。
ゴルフコースにはパー3・パー4・パー5という3種類のホールがあり、パー3とパー5が各4ホール、パー4が10ホールの計18ホールというのが一般的なゴルフコースの構成になっています。
私の以前のホームコースであったチェリーゴルフ宇土コースはこの一般的な組み合わせではなく、アウトがパー37でパー3が2ホール、パー4が4ホール、パー5が3ホールという組み合わせでした。
インは、パー3が3ホール、パー4が4ホール、パー5が2ホールになるパー35となっていて、こうした変則的なコースもそう珍しいものではありません。
私がゴルフを始めた頃の、各パーのコースのイメージは、パー3が一番簡単でパー5が一番難しいと思っていました。
その理由は、パー3は他のホールに比べて距離が短くグリーンが見えているという単純な理由からで、反対にパー5はナイスショットを続けられず、3打はおろか4打でもグリーンに到達できなかったからです。
しかし、ある程度スコアを纏められるようになると、実際はパー3が一番難しいということが分かってきました。
通常、R・Tからのパー3は150y前後であり、パー4は350y前後、パー5は500y前後の計6,100y+αが大体の目安です。
(ラウンド数が多い阿蘇ハイランドはR・Tからは6,171yと短めですが、打ち上げなどがあり一概に距離だけではコースの長さは測れません)
(阿蘇やまなみはパー5の距離が長いのが特徴です)
ドライバーショットがきちんと230y飛ぶと仮定すると、350yパー4のセカンドは残り120yであり、500yパー5ではセカンドを170y飛ばせれば3打目は残り100yになるものです。
つまり同じような大きさのグリーンに対して、パー3は150yを、パー4は120yを、パー5では100yの距離からグリーンを狙うことになり、こう比べてみればパー5が一番簡単だと言われる所以が分かるものです。
このことからパー5のスコアが悪いゴルファーは、ショットの安定性がないといえるもので、大きな飛距離だけを望もうとせず正確な230yのドライバーショットと170yを打てるクラブを持てればいいだけです。
スコアが纏まらないゴルファーほど、パー5のセカンドで3Wを当たり前のように使ってミスしているもので、自分のショットの成功率がどのクラブが高いのかをしっかり認識し、場面場面で成功率の高いクラブを選択すべきです。
例えば、当たれば200y飛ぶクラブの成功率が50%だとすれば、単純に得られるだろう飛距離は100yであり、だったら150yを飛ばせる成功率80%の別のクラブを使った方が120yなので、結果的には距離は伸ばせるものです。
実際は200yのクラブで失敗してOBを打ってしまえば、もっと得られる飛距離の数字は下がってしまいます。
50%以下の成功率であればそのクラブを使うことは「博打」であり、各クラブの成功率を上げるような練習をして、成功率50%を60%に、60%だったら70%になるように上げて、やっと実際にも使えるようになれるものです。
ロングホールのセカンドではウッドを使わなければならないなどというルールはなく、ウッドの成功率が低いのであれば、成功率の高いアイアンを使用しても全く問題ないものです。
私は上達のためには、まず100yと150yの距離を正確に打てるようなクラブの練習をすべきだと思っています。
150yが7番なら7番を、8番なら8番をメインに練習することになり、100yがPWであればPWで100yの距離をと、2本のクラブだけの練習をする方法です。
100yは前後左右10yの誤差で、150yは前後左右20yの誤差で打てるようになれば、その距離の離れたグリーンのセンターを狙って打てば、どこかにグリーンオンするか失敗してもエッジ付近に運べるはずです。
それができれば、100yと150yを打つクラブで、500yのロングホールを150y×2回+100y×2回に刻む戦術もありで、同じクラブをそれぞれ2回ずつ振れれば成功率もより上がるというものです。
いつも書くことですが、アベレージゴルファーがパーを目標にしているから難しくなるもので、ボギーを基準にして常にパーパットを打てるゴルフを展開していれば、90叩きなどはしないものです。
プロがアンダーのスコアを出せるのは、パーオンしてバーディーパットをたくさん打つからであり、だったらアベレージゴルファーはパーパットをたくさん打っていれば、おのずとスコアは80台で纏まるものです。
結局、アベレージゴルファーのゲームマネジメントは、上級者のものであり、もう少しレベルを引き下げないと、いつまで経っても上達することはないものです。
弱者は弱者のゴルフを心がけることが、結局はスコアメークに繋がり、それを繰り返していればいつの間にか上級者の仲間入りができるもので、一足飛びに望むこと自体が間違いだということです。
なぜ、ボギーというスコアと友達にならないのかが私にとっては不思議であり、多くのアマチュアゴルファーは「パーおじさん」ではなく「ボギーおじさん」と仲良くしなければ、結局は「パーおじさん」に見向きもされないことは自身が一番わかっているはずです。