三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日は休日

 今日は土曜日なので本来はレッスン日ですが、当初から今日はお休みにしていて、自宅でゆっくり過ごしています。


 いろいろ物議を醸し気味の東京オリンピックがついに開幕し、開会式が昨夜行われていました。
 私は、今回のオリンピックには基本的に興味があまりありませんが、開会式に先立って試合が行われた女子ソフトボールには興味を持って注目しています。


 それというのも、以前に高校男子のソフトボールの監督をしていたためで、男子ソフトボールはオリンピック種目にはないため、どうしても女子の方に注目してしまいます。


 東京オリンピックでは33競技が実施されますが、女子ソフトボール競技は北京大会以来の開催で、次期2024年のパリオリンピックでは正式競技からは再び外されています。
 その理由は、世界的な普及度がイマイチというためで、世界女子ソフトボール選手権(ワールドカップ)という4年おきに開催される大きな国際大会では、最近の決勝は実に7大会にわたって日本対米国の争いになっています。(日本の2勝5敗)


 今回のオリンピックでも、出場国は、日本・アメリカ・カナダ・メキシコ・オーストラリア・イタリアのわずか6か国であり、中でも米国と日本が他国を圧倒していると思っています。


 日本女子の初戦であるオーストラリア戦は8対1で日本のコールド勝ち、2戦目のメキシコ戦は延長8回3対2でサヨナラ勝ちですが、米国はカナダに1対0、イタリアに2対0と完封勝ちしています。


 ソフトボールは投手が圧倒的に有利なゲームであり、好投手を擁する日本と米国の優位は変わらないものの、その他の国の投手が踏ん張れば番狂わせもあるかもしれません。


 ソフトボール投手の独特の変化球が「ライズボール」と言われる、いわゆる浮き上がって来る球です。
 ライズボールは、球に逆回転を付けることで浮力が生じさせ、打者から見れば打ち頃の高さだと思って振ると、ホームベースの上では顔の高さに浮き上がって空振りを取れる球になります。

(ライズボールの握りは各投手様々で、要は逆回転を付ければよいものです。一般的にドアノブを右回りに捻る動きだと説明されています)

(逆回転を付けることで若干の浮力が生じ、下手投げという特徴からボールが浮き上がってきます)


 しかし、逆回転ということは打者から見ると「軽い球」であり、基本的に打者の腰から高めに投げるため当たればホームランになりやすいという「もろ刃の剣」的な球種でもあります。
 ストレートは逆にトップスピン(順回転)がかかるため、ドロップ気味になる「重い球」なので、球種をいかに効果的に配合するかがポイントで、ライズボールだけでは意味がないものです。


 ほかに効果的な球がチェンジアップで、投げられると打者からすれば球が消えるような感覚になりますが、これも事前に予想できていれば打ち頃の球になってしまいます。


 ゴルフのショットではアイアンショットがライズボールと同じ逆回転がかかるものですが、アイアンショットは上方へ上がりますが、前方へはそんなに進むものではないことが分かります。
 ライズボールは、このアイアンショットの上昇部分をイメージすれば分かりやすいと思います。


 ドライバーショットで逆回転がかかると、いわゆる「ふけ球」になり、最初の勢いは良くても球が最後に失速するもので、ライズボールも同様に長い距離では最後は失速するものですが、ホームベースまで13.11mという短さなので、勢いがあるまま唸りを上げて向かってきます。


 ゴルフのスピンはウエッジなど短いクラブで表れやすいものですが、ドライバーでは予期せぬサイドスピンがかかってしまうと大きく曲がってミスショットになってしまいます。
 ソフトボール投手もゴルファーも、スピンコントロールを上手くできるかが問われるようです。