三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

レッスンはお休みする

 今日は土曜日なのでいつもはサンバレーゴルフプラザで開催されている、鋤田プロのグループレッスンを受ける日ですが、背中痛のため先週に引き続きお休みしています。


 もっとも、鋤田プロも心臓手術後なので今日の練習は自主練習というかプロ不在の中、レッスン生だけでの練習になっていて、まもなくPGAティーチングの試験を控える1人のレッスン生を中心にプロが作成したメニューに沿って練習になっているはずです。


 昨日の整形外科の受診から、毎食後の痛み止めの服用と、痛み止めのシップを貼っていますが、まだ全快には程遠く、痛み止めが効いている間はそれなりに痛みも軽減されますが、効き目が薄れると痛みが再発する状況です。


 不思議なことに、自宅内のほうがより痛みを感じていて、階段を上がるときなど手摺に掴まってやっと上る有様ですが、外出すると意外にシャンとするのが不思議と言えば不思議です。


 さて、昨日の日記にパットで漠然と構えて打つことは、上達に繋がらないことを書きました。
 パットでカップインさせるためには、それなりの事前準備が必要ですが、スコアが纏まらない人ほどその事前準備を怠っているように感じたのです。
 もちろん、この事前準備はショットでも同様ですが、今回はスコアに直結するパットについて、以前に私がハマっていたボウリングを例にとって書いてみます。


 ボウリングレーンは規格が定まっていて、基本的にどのボウリング場でも同様です。室内での競技であり、ゴルフのような風雨の影響はありません。

 ボウリング競技は10本のピンを倒して、その倒したピンの数が点数になるというルールになっています。
 10本のピンを1投目で全て倒さなければ2投目のチャレンジも可能で、この2回の投球を1フレームといいますが、引き続く計10回のフレームでゲームが構成されています。
 なお、10フレームだけがストライクもしくはスペアを出すと、もう1投が認められるというルールです。

(この画像は1番・3番のポケットヒットではなく、1番・2番のブルックリンヒットです。「ストライクポイント」と呼ばれる板目の17.5枚目で1番ピンに当てるように狙います)


 もし1フレームの1回目の投球で10本のピンを全て倒したら(ストライク)、次とその次の計2回の投球で倒した点数が加算でき、1フレームの2投目で残り全てを倒したら(スペア)、次の投球で倒した点数が加算できるため、1ゲームの最高点は300点が満点(パーフェクト)になるもので、ボウラーにとってパーフェクトゲームは一度は達成したい憧れの点数になります。


 初心者のボウリングは、見ていると立つ位置はバラバラで、適当に真ん中めがけて投げるものですが、ある程度のレベルになると、まず立つ位置をしっかり決めておきます。
 レーンは39枚の板(ボード)で作られていますが、アプローチレーンの右から10枚目のボードにはスタンスドットが描かれていて(ほかにも15枚目や20枚目など)、右利きの場合はこの10枚目のドットを基準にして立つ位置を決めることになります。

(アプローチレーンのイメージ。一般にファールラインは無視されているようですが、競技では反則投球になって点数は0点になり、ピンはリセットされます)


 スタンスドットは、ファールラインから12フィートの位置と15フィートの位置の2か所にあるため、その人の助走の歩数によってどちらを使うか決めることになります。
 私は以前は5歩助走だったので15フィートを使っていましたが、のちに4歩助走に変えたため12フィートを使っていました。(最近はやっていないので過去形です)


 どこに立つかは個人ごとに違いますが、基本的に立つ位置やリリースの際の左足先の位置などは決めて置き、球も12フィート先の右から5枚目ごとにあるスパットを目印にして「1枚目右」とか「0.5枚目左」とかその日のレーンコンディションに合わせて微調整するものです。
 私はアメリカン方式で2レーンを使って投げていましたが、左右のレーンでも微妙に違っているものです。


 ゴルフに比較して自然の影響がないボウリングでも、これだけ立つ位置などの事前準備に気を遣っているのに、微妙なラインや芝目など状況が変わるパットで、適当にカップに向けて打っても入るのはまぐれの時だけだというものです。
 もちろん、ボウリングでは目に見えないオイルコンディションの変化など、まるでグリーンの芝目を読むような技術というか経験も必要という奥深さがあるのですが、少なくとも事前準備はしっかり行うことが好スコアを出すためには必須だということです。


 グリーンでは傾斜を読み、ラインを決め、打ちたい目標にパターヘッドを合わせ、イメージしたタッチで正確にヒットすることが大事で、このどれか一つでも欠けたらカップインするものではないのですが、適当に打ったミスパットが偶々入ることになるから、こうした事前準備を怠る人が多いように感じています。


 ただゴルフはミスを少なくする確率のゲームでもあり、丁寧に事前準備を行うか否かで、必ず結果が変わってくるもので、そう難しいことではないので誰でもできるものであり、やって損はないということです。