同伴者のスコアが纏まらない原因は
今日の阿蘇ハイランドの1人予約は昨日のうちに背中痛のためにキャンセルしていて、朝から休養日にしていますが、午前中のうちに病院で受診しようと行きつけの整形外科に行ってきました。
症状を告げると最初に触診があり、右の背中に張りがあるといわれ、まず疲労骨折を疑われます。
X線撮影をすることになりましたが、結果は骨折はないようで、肉離れ的なものだということです。
痛み止めのロキソニンの錠剤と、湿布薬のロキソニンを処方してくれ、併せてゴルフの回数を減らすように言われてしまいます。
(シップは24時間の効きがあるそうです)
来週は月から金までラウンド予定ですが、天気次第ではキャンセルになることもあるため、取り合えず無理しないでおこうと思っています。
さて、昨日の阿蘇ハイランドでは顔見知りの60歳代の方と2サムでのラウンドになりましたが、この方の年齢は私同様に新型コロナワクチンの第1回目接種を終わったと言っていたので、65歳以上であることは間違いありません。
申告スコアは100台で、この日もほぼ100前後のスコアでしたが、ショット自体はそんなに悪いものでなく、背中痛で当たらない私よりよっぽどショットは当たっていました。
1番パー4はフェアウェーからグリーン左に外していましたが、この日のグリーンはカップが奥のやや左目で、カップに届かせようとすると奥に速く左に傾斜もあるため、どうしてもグリーンから零れてしまいます。
アプローチは1mほどに付けましたが、簡単にパーパットを打って右に外すボギーにしてしまいます。
この1打は、もう少し丁寧にパットに挑んでいたらと思えるもので、90を切るためにはこうした取りこぼしは避けたいものです。
2番パー4は1打目が左に飛び、セカンドを左手前のバンカーに打ち込んでいました。バンカーショットは1回目は脱出できず、2回目で奥にオンし、そこから2パットのダボになりました。
アベレージクラスでは、砂1までは求められませんが、バンカーから1回で脱出できる程度のバンカーの技術は重要で、この方は続く3番パー4でもセカンドをチョロって左のフェアウェーバンカーに入れ、そこから脱出に3打も費やしていました。
見ていると、脱出できなかった2回は顎に当たって戻ったようで、グリーンまでの距離を打つクラブ選択が失敗の原因のように感じました。
結局、クラブを変えて脱出し、そこから奥にオンして下りをオーバーし、返しも外す9打になっています。
3番まで見ていて、この方がショットはそんなに悪くないのに大叩きに繋がる理由が垣間見えます。
まず、ショット・パットともに事前にやっておかなければならないマネジメントが不足しているようです。
ティーショットの際は、自分の持ち球によって狙う方向を定めますが、その場合もコースのどちら側にリスクがあるかを勘案して定めます。
場合によっては、OBのリスクを避けるためにドライバー以外のクラブ選択も必要ですが、パーを基準にせずにボギーを基準にすれば、ティーショットで距離を欲張らないはずです。
この方は、漠然とティーショットではドライバーを握り、結果的にそれで大叩きの入り口に自ら入り込んでしまいます。
アイアンでもUTでもコンスタントに160yほど飛ばすことができるクラブを持てれば、もっとスコアは安定しそうですが、ドライバー以外でティーショットの練習をしていないからラウンドではそれらのクラブは選択肢に入らないのかもしれません。
ルール上は14本のクラブを携行できるのであり、ティーショットではどのクラブを使わなければならないなどというルールはありません。
飛距離が出ないと思うからドライバーを選択しがちですが、「逆転の発想」で飛ばないからドライバー以外のクラブを選択という考えもアリなのです。
380yのパー4を2オンさせるためには230yのドライバーショットと150yの距離を正確に打つショットが求められますが、ボギーオン狙いにすれば160yのティーショットに110yのショット2回で十分だということです。
つまり、この辺りの距離をしっかり打てるクラブの練習をしておけば、早々に100叩きなどは起こらないものです。
それに併せ、この方のようにバンカーインで何打もロスするケースが見られ、少なくとも1回で脱出できるようなバンカーショットの練習は必須だということです。
バンカーショットは結局は「慣れ」の問題であり、練習する機会があれば面倒だと避けずに積極的にバンカーの練習をすることが大事なことです。
そして、この方のプレーを見ながら一番勿体ないと思ったことがパットです。見ていると、漠然とアドレスしパットを打っていたもので、これでは入るものも入らないのは当然です。
私も以前はそうでしたが、狙いどころにクラブフェースを合わせるという基本を疎かにしていたのです。
パットのラインは同じようなものがなく、事前に読んだラインにしっかり打てるかが大事になります。
そう心がけていれば、入らなければ打ち方のミスかライン読みのミスかが分かり、対処も可能になりますが、漠然とカップ方向を向いてアドレスして打つのでは、108ミリのカップに入れるにはアバウト過ぎます。
狙い場所を決め、そこにパターフェースを向け、それに合わせたスタンスを取るという手順は当たり前のようで、それができていない人が多いようです。
いい加減にパットを打っていれば入るのはまぐれであり、結果に関わらず常に狙った場所に打つという基本を忘れないようにしていれば、カップインする確率は上がるものです。
結果的にその方とは20打以上の差が付きましたが、それでも1ホールに平均すると1打ちょっとの差なのです。
つまり、バンカーからのミスやパットのミスを無くしさえすれば、十分に80台のスコアは出せるもので、そうした小さなロスをなくすように心がける意識が必要なのです。
ほとんどショットそのものに大きな違いはなく、少しだけゴルフへの向き方を変えることで十分に90切りはできるのにと思ったラウンドになりました。