三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

忠告に言い訳ばかりでは進歩せず

 今日は日曜日ですが、ラウンド予定はなく、自宅でゴロゴロしながら時々ストレッチやパターの素振りをして過ごしています。


 さて、今日は1人予約で知り合った愛すべき「困ったちゃん」の話題を書いてみます。


 先週の火曜日は阿蘇ハイランドで1人予約の常連であり、顔見知りの61歳の方との2サムでしたが、普段の彼は陽気でどんな場面でもすぐ値切り交渉が出来る関西出身者です。
 しかし、ラウンドになるとなぜか一転して辛気臭くなってしまうタイプのゴルファーに変わってしまいます。


 この方は申告スコア100台ですが、ときどき80台のスコアは出すことはでき、本当かは分かりませんが、本人によると先日久しぶりに80切りを達成したということです。
 本当かと疑ったのは、この日も過少申告をしていて、指摘しても自分のプレーを覚えていないことがあったためで、1打目のOBなどをスコアに加算するのを忘れてしまうタイプだからです。


 ラウンド中はハッキリした声での独り言が多く、聞いていると「バックスイングがイメージ通りに上がらない」「身体が起きる」など常に不満を口にしています。
 その上、パットでは「頭」が「ヘッド」と一緒にカップ方向に流れるもので、本人は「上手く当たらない」とか「イップスだ」とか言っていますが、私はプロから指摘された「練習も満足にせずイップスなんて百年早い」と思いながら、「素振りを毎日千回くらいしてみれば」と終わって風呂場で忠告したものです。


 そう言ったのは、風呂の中の会話の中でアドバイス的なものを求められたためで、聞いていて不満ばかりなのでついキツメに言ってしまいました。
 自分の欠点が分かっているのであれば、それを克服する練習あるのみだということで、それをせずに不満を言っても良くなるはずはないと思ったからです。


 5番パー5では1m弱のパーパットを頭が身体ごと動き、パターで「二度打ち」して外すもので、この悪癖を直さない限り、いつまで経ってもパットの改善は見込めないだろうと見ています。


 私の忠告に対し、悩みを相談したはずなのに何のかんのと理由をつけて言い訳をされますが、その根っこには昔はよいスコアだったという自負があるようで、歳をとってゴルフが下手になったけど、本当は上手いのだという意識がなんとなく垣間見えました。


 私は近くで見ていて、ラウンドしていて何が楽しいのだろう?と思ってしまいます。常に自分を追い込む考えをしていて、100近く叩く割には時々来る「ボギー」というスコアに不満足な雰囲気がありありと見えます。

(この日は天気が良く、絶好のゴルフ日和でした)


 この日は、1番パー4で本人はショートしたと思ったセカンド(本人が「あっショートだ!」とハッキリ声に出していました)が転がってピン傍に寄り、1mを入れてバーディーとしていて、絶好のスタートだったはずです。


 2番パー4ではチョロったティーショット後に残り200yをクリークで上り5mのバーディーチャンスに乗せていますが、まぐれだろうと200yをグリーンオンさせるショット力はあるということです。
 結果的にこのパットは左に外し、返しの短いパーパットを右に外すというものでしたが、これも身体が一緒にヘッドを追いかけるため、しっかりヒットできなかったものです。


 3番パーはセカンドを右に吹かし、アプローチは奥に転がり、下りのパットは入らずボギーとしています。


 この時はセカンドを打った後、球がないと探し回っていて、私はセカンドショットを見ておらず、使った番手と方向を尋ねたら7鉄で右と言ったので、ショートだと確信し手前を探したらすぐに見つかりました。
 本人はグリーンの右から奥目を探していましたが、左に引っ掛けたのならまだしも、右に吹かした球がグリーンオーバーするはずはないと思ったからです。
 基本的にグリーンオンを狙ったショットが左だと飛びすぎ、右だとショート気味だと私は思っていて、手前から探していけばよいのにグリーン近くで探すから見つからないのです。


 4番パー3では私より酷い引っ掛け球で、左奥のネットまで飛んでいましたが、これも引っ掛け球なので距離が出ていたものです。
 左下からのアプローチは右にこぼれ、パターでも良いような場所からウエッジを使ってチョロって、パットも決められないダボにしています。
 パターが上手く打てないことが意識にあるためウエッジを使ったのでしょうが、そこだとパターの一択だろうと思って見ていました。


 5番パー5ではティーショットを左に打って、また不満を口に出していたため、セカンドを待つ間に「後ろ向きに悔やむより、そこからどうやってボギー以下に抑えるかを考えなければ」とアドバイスすると、そのときは「そうだね」と言っていました。


 このホールは距離が残った3打目でナイスショットを放ち、エッジからパターでアプローチした後の80cmのパーパットを二度打ちで外したものですが、終わって悔やんでいため「あのティーショットで、ボギーを目標にしていたわけだから善しとしなきゃ」と慰めましたが、パットが打てないなど不満を長々と口に出しています。


 2サムで回ると嫌でもこの愚痴を延々を聞かされることになり、辛気臭く、こちらまで気持ちを暗くさせるものですが、この方は同伴者の調子を落とせば復活するタイプで、それを知っているため巻き込まれないように気を付けていました。


 6番・7番と連続してボギーにして悔やみますが、6番も7番もドライバーショットは当たりは良かったものの右の林の中にトラブっているため、ボギーというスコアで上々ではと私は思ってしまいます。


 私がシャンクした8番パー3ではピンの右奥にナイスオンしていて、私がバタバタしていたためここは何となく余裕を持ったような口ぶりでした。
 余裕があるときは、ラインなどをテレビの解説者のように呟くためすぐ分かるものですが、結局3パットしてしまって大きなトラブルに見舞われた私も同じスコアになり、また余計にグチが多くなります。


 9番ではティーショットを右のレッドペナルティーエリアに打ち込み、ここは打ち直しを選択されたので、結果的にトリプルでした。
 しかし、10番で待つ間に本人が「あれだけ悪いショットをしても44だった」と言ったので、私はすぐに「8オーバーではなく10オーバーの46」と気づき、余計なお世話だとは思いましたが「9番はボギーで計算した?」と尋ねたのです。
 最初、本人は私の言った意味が分からず「?」状態でしたが、「1打目を右のブッシュに打ち込み、打ち直しを選択されましたよ」と説明して初めて「あっ!」と気づかれました。


 わざわざスコア間違いを指摘したのも、本人が黙っていれば指摘しなかったけど、独り言かもしれませんが、私に聞こえるように言ったためであり、知らない相手でないという理由からです。


 10番ではティーショットを左にOBとして、ここも打ち直しを選択され、3打目も左のラフで、そこからの4打目をまた左へOBを打ってしまいます。


 この辺りは大叩きする際に見る投げやりなプレーになっていて、いつもの悪い癖が出ていたように感じましたが、OBを打った後に林の中の球を拾いプレ4に移動してプレーし、オンして2パットでしたが、スコアは8と申告されました。
 私は少なくとも4打目をOBとしてプレ4に移動したため、7オン2パットの9打かなとは思ったものの、そこは指摘しませんでしたが、最初からプレ4を選択していればダボだったのにとは思いました。


 11番では私がセカンドをダフリ、やっと3打目を3mに寄せた後、エッジから1mに寄せたパーチャンスを、いつもの悪い癖のパットで右に外してしまいます。
 身体がヘッドと一緒に球を追う悪癖を無くさないと、スライスラインのパットは入らないだろうなと思ってみていました。


 この方は、前組に追い着いたとき、ティー近くで前組のプレーを見ずに私に大声で話しかけてくるもので、何度か身振りで「し~!」と口に指を当てて黙らせたものです。
 それで分かるように、周囲への観察力が不足するため、無駄にティー周辺やグリーン上で彷徨うという同伴者のプレーに配慮できない動きが目立っています。


 11番のパットも前組の1人が同じような場所からパットを打ってカップ右に外していましたが、私は高い位置のティーからそれを見て、真っすぐに見えたけどカップ左を狙ってカップインしていたものです。
 私のラインも併せて参考に出来たはずですが、何も考えず、真っすぐ狙って右に外したのは打ち方の問題があるものの、ラインもカップ左淵を狙ってなかったことも原因だと思っています。


 12番はセカンドをダフリ、アプローチは奥に溢し、そこからのアプローチは上手かったのですがパットを決めれずダボにしています。


 13番は1打目は左にOBとし、打ち直しはフェアウェーでそこからピン右奥にナイスオンしてボギーチャンスでしたが、4mのパットは右に外して「曲がらない!」と叫んでいましたが、奥のピン位置はどちらかというと奥に微妙な傾斜があるものでスライスはしてもフックはしないものです。


 14番は3打目を左奥に外し、アプローチはそこそこピンに寄りましたが、3mを決めきれずのボギーでした。
 15番はティーショットが当たらず愚痴ったので「短いパー4だし、セカンドが打てる場所だったら2番のようなスーパーショットもあるのだから」と慰めましたが、セカンドは左に引っ掛け、つま先下がりのラフからグリーンオーバーし、アプローチは止まらず、パットはショートするダボでした。


 16番は右の木すれすれを掠めたショットでフェアウェーで、ここはセカンドを右に大きくショートしましたが、アプローチは上手くグリーン上で止め、3mのパーチャンスだったもののパットを決めきれずにボギーにしています。
 見ているとグリーンに乗ったことで安心してしまい、次のパットの準備=ライン読みや上り下りなどの確認を疎かにしてパットを打っているもので、もっと大事にしなきゃと思ってしまいます。


 17番パー3はオナーになり、前回は同じティーから9鉄でグリーン奥のバンカーもダイレクトで超えたショット(約180y)になったと言っていて、私はそんなはずはなく番手を間違えたかティー位置が前だったかのどちらかだと思いましたが、ときどきこんな盛った話をされるため、話の全てを素直に信じられないものです。


 ここは8鉄で大きく引っ掛けて左のラフでしたが、飛距離の出る引っ掛け球でもほぼセンター(打ち下ろしの150y)までの距離で、9鉄で云々の話は眉唾物だというものです。


 ここも終わって指摘した部分ですが、カート停止位置が右奥で、グリーンを右から歩いて左ラフの球の位置まで行ったので、落としどころが大きく左傾斜(奥に向かう)になっているのを打つ前に気づくべきで、漠然とアプローチして球が左に切れて行き「あれ!」と驚いていたのは、観察力の無さの証明だということです。


 18番はセカンド地点までカートを運転してフェアウェーの球の近くで止めましたが、なぜかその球が自分の球ではないと思ったようで、30y先の球を自分の球だと思って降りる気配がありません。
 きっと手応えが良かったからでしょうが、私の球も良いショットだったため、アゲインストでしたがそれなりに飛んでいて、この辺りも観察力があればこれまでもオーバードライブしたことがほとんどなかったことから、自分のショットが手前だと分かるというものです。


 ここは右目にセカンドを打ち、3打目は私は左に移動していたため見ていませんが手前のバンカーに打ち込んだようで、バンカーからピン奥にナイスオンし、私のバーディーパットがスライスしてカップに届かないのを見たはずなのに、同じようなラインを同じようにカップ手前にショートしてしまいます。


 ここも終わって「私のパットは見ていた?」と尋ねましたが「見ていて右に曲がったからもっと左を狙った」と答えがあり、「それじゃなく下りに見えて下りではなかったこと」だと言うと何も返事がありませんでした。
 右に切れてカップをオーバーしたら下りですが、ショートしたため下りではなかったという事で、それを分かっていなければならないのに、私同様に見た目で下りと判断したのが観察力の無さだと思いました。


 後半は10番のスコアが?ですが申告どおり「8」だとすると、インのスコアは15オーバーになるもので、結果的に合計スコアは25オーバーの97になると思います。


 ショット自体はそんなに悪いものでは無く、要は気持ちの持ち方や観察力が不足し、それがそのままスコアロスに繋がってしまっています。
 本人はいろいろ体調などを不調の理由に挙げますが、60歳を超えていると満足な体調でラウンドできる者などいないものです。
 本人が言う過去の好調な自分と常に比較して現在を卑下していますが、もう少し前向きに考えればよいのにと思ってしまいます。


 すぐに投げやりなゴルフをするのも悪い点で、同伴者にも迷惑をかけるし、一緒にラウンドしても楽しくないものです。
 過去の自身の自慢話を聞いても、目の前の本人を見れば「本当かな?」と疑ってしまうのも、9鉄で180y飛ぶミスショットが出たなどというあり得ない話をするためで、同伴者の調子を落として自分の調子を上げるという戦法は邪道だというものです。


 根は悪い人ではないのですが、他者への配慮が不足しているため、同伴する際は迷惑な言動をそれなりに覚悟しておかなければならないのです。 


 今日は、知り合いの方のゴルフについて、ちょっとした部分を直せばもっとスコアは縮まるのにもったいないという気持ちから、僭越ながらラウンド内容を書かせてもらいました。