三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

最後の最後に弱い心が出てしまう


 今日は1人予約が成立し、阿蘇ハイランドに行ってきました。今日のスタートは8時5分と早く、自宅を5時50分に出てゴルフ場には7時前に到着しました。


 今日は「アプローチの達人」との2サムに顔見知りの50歳代の方(HNはトミーさん)が入り3バックになりましたが、達人はもちろんトミーさんも時間より我々が早く出ることを知っていて、結果的に7時半過ぎにはスタートすることになりました。

(練習グリーン上に、近くにある桜の花びらが散っていました)


 トミーさんは今日の前半は好調で、1番では2mのバーディーチャンスを決め、2番でも6mのバーディーチャンス、3番では3mのバーディーチャンスと続きましたが、ものにできず、以降は時々寄せ1が取れるものの尻つぼみのスコアになってしまったようです。


 達人も途中まではエージシュートペースでしたが、強風が吹き始めた中盤でアゲインストの風に苦しみボギーがいくつか来てしまい、今日は達成できずだったようです。
 私は、ショットは曲がり、調子は良くありませんでしたが、なぜかラッキーに助けられ、スコアが纏まります。


 3パットしそうなショートパットも落ち着いて沈めることができましたが、最後の最後で70センチほどの短いパットを外してしまい、自分の心の弱さを垣間見てしまいました。


 1番パー4はドライバーショットが右目に出て高い位置の右ラフで、そこから52度でピンの左にオンし、7mの上りのバーディーパットは打ち切れずにカップ手前で止まるパースタートでした。


 2番パー4は5Wのティーショットは右の斜面を使ってフェアウェーでしたが、強いフォローの中を残り95yを番手的には厳しい52度で打ち、ダフッてしまいます。
 再度のアプローチショットは良かったもののやや左奥に零れ、パターでスライスラインを狙いましたが、これも届かずにボギーになりました。
 最近は2番でグリーンオーバーするケースが多く、敢えて短めのクラブを選択しましたが、足りないのではという意識で力んでしまいました。


 3番パー4はドライバーショットが当たり、奥目のピンまで残り90yのフェアウェーでした。気分的にはやや打ち上げなのでPWかなと思いましたが、ここも短めの52度で手前を狙って抑え気味に打つと奥のエッジにこぼれてしまいます。
 パターが正解かなと思いましたが、イメージは9鉄の転がしの方が出ていたので、そちらを優先し、これは上手くカップに絡めナイスパーになりました。


 4番パー3は8鉄で奥のピンに中央やや手前にオンし、長めのパットは1mほどショートしましたが、これを沈めパーゲットでした。


 後続は2サムの若者2人組でしたが、初心者風で3番を終わってもまだ2番のグリーン上で離れていて、前には初心者風の若者4人組が30分前にスタートしていましたが、4番ティーで早くも追いつき、パスさせる雰囲気はないもののアリアリと我々の存在を意識しているようで、小走りに走る姿が見え、あまりプレッシャーをかけると楽しめないだろうと、ホールアウト後に達人からアプローチの狙い場所などを教えてもらい、時間調整をしました。


 4番は左に外すと凹みのラフで、これまでの私の打ち上げのアプローチはグリーンをオーバーするケースが多く、それに対し今日の達人は上手くエッジを使って寄せていたのです。
 「エッジを狙ったのですか?」という質問に「直接グリーンに落とすとここは行っちゃうから」と答えがありますが、私がエッジを狙うと止まってしまうもので、達人よりシビアな距離感が必要になるようで、私にとって左はNGだということです。


 5番パー5は3打目の打ち上げの80yを52度で奥エッジにオーバーし、ここはパターで下りを慎重に打ってピン横に寄せ、パーゲットになりました。


 6番パー4はドライバーショットは右目でしたが、強いアゲインストの風だったの、いつもより距離が出ていません。
 PWを持ちましたが、風に負けて手前にショートし、ここも9鉄で上手く左手前のピンに寄せてパーゲットでした。
 達人は5番でバーディーを取ったものの、このアゲインストの6番セカンドで左手前のバンカーに打ち込み、珍しくバンカーからトップしてしまい、これは顎に跳ねて奥目にオンでしたが、ロングパットは寄せるだけで、せっかくの前ホールで作った貯金を使ってしまい、以降はバーディーが来ずにスコアを崩されました。


 7番パー4はフェアウェーから8鉄のセカンドが左に飛び、右のピンに対して左にオンでした。13mほどの長いバーディーパットはカップを2mほどオーバーしましたが、今日は好調のパットで返しを沈め、パーゲットになりました。


 8番パー3は右奥のピンに7鉄で狙いましたが、飛び過ぎて奥の土手のラフまで飛んでしまいます。
 左足下がりで、やや砲台になるグリーンはピンまで下り傾斜という難易度が高いアプローチになりましたが、58度か9鉄か、はたまた52度で普通に打つかで悩み、58度でのチキータを選択しました。
 9鉄でグリーン手前の傾斜に当てるイメージはありましたが、なにか大きくオーバーする景色が見え、代わりに58度でしっかり打ち、当たった瞬間に左肘を抜いて距離を殺すことにすると、見事にピンそばに止まり、トミーさんから「ナイスロブ!」と褒められましたが、内心でロブではないのだけどと思いながら、「ありがとうございます」とお礼だけを言うに留めました。


 9番パー5はドライバーショットが引っ掛かり、危うく1ペナに行くところを強いアゲインストなので距離が出ずに左ラフで助かります。
 U4で中央の木の先までと思いながら打つと、わずかに超え、そこから7鉄で左奥目のピンの右目にオンしました。
 10mほどのバーディーパットはカップまで下りの意識がありましたが、カップ付近は上りになるため、あまり弱いとショートすると思い、割と普通にヒットし、ピンそばに止まるパーになりました。


 前半は、1ボギーのスコア37で13パットでした。寄せ1を多く取れれば、スコアは纏まるものです。

(10番ティー横の桜から花弁が強風でかなり舞い落ちていました)

(白いものが花びらですが、残念ながら綺麗に取れていません)


 前組の4人組が折り返しでパスさせてくれるかもと予想していましたが、初心者ばかりのため、その発想はないようで、後半も後ろから前組のプレーを見ながら進みました。
 ただあまり急ぐとすぐに追いつくので、冷たい強風の中、体感温度も下がり気味で、雷の避難小屋などで時間をゆっくり取りながらの進行になりました。


 ただこれだけゆっくりなのに、後ろの2サムの姿が見えず、10番のティーでどこにいるのだろうと探すと7番のグリーンに姿が見え、彼らも苦戦しているのだなと思ってしまいます。
 これだけ強風で冷たい風だと、初心者はゴルフにならないだろうなと思っていて、特に前組は右に左に走り回っているのが見え、あまりくっ付かないように配慮していました。
 というのも、ハイランドの風呂は11時からなので、あまり早く終わってしまえば、風呂に入ることができないという個人的な理由もあります。
 達人やトミーさんは風呂には入らないので、私だけの理由ですが、達人もそれは知っていて「あまり早く終わると風呂に入れないね」と言っていて、前組に付いていけばちょうど11時過ぎに終わる計算になっていたのです。


 10番パー4はややテンプラ気味だったもののフォローの風に乗り、残り80yのフェアウェーでした。
 ピンは手前で奥目に乗せると傾斜の強い下りになるため、オーバーは禁物と52度で抑えて打ちましたがわずかに足らず、ここはパターで安全に寄せてパーゲットでした。


 11番パー3はアゲインストの打ち下ろしというクラブ選択が難しいホールでした。ピンまで142yと風がなければ9鉄か8鉄ですが、9鉄や8鉄だと球が上がって風に負けそうで、7鉄だと弾道が低めになり今度は風の下を通りそうで迷います。
 結局、7鉄でスリークォーターショットにすると、やや奥目でしたがナイスオンになりました。
 下りスライスラインの8mのバーディーパットは見た目ほど下っていないと分かっているのにやはりショートして1mが残りピンチでしたが、スライスラインなのでジャストタッチでカップ左に打つと左サイドから転がり落ちると考え、そのイメージ通りにカップインするパーになりました。


 12番パー4はフォローの風が強く、U4で安全にフェアウェーに打つと風に乗って先まで転がります。
 ピンは手前で、残り125yを9鉄で打つとピン方向に飛び、ピンに当たったように見えましたが先にいる達人は「当たらずピタッと止まった」と言ってくれ、50センチを決めるバーディーになりました。
 12番はよく苦労するホールですが、このホールでバーディーを取れたのは本当に久しぶりで、これも風に助けられたものだと思いました。


 13番パー4もフォローだと思い、いつものU4で打ちましたが、ここはあまり距離が出ません。セカンド地点に行くと、なぜかアゲインストになっていて、達人も「なぜ?12番はあんなにフォロってたのに」と不思議がるものでした。
 ここは距離がないためPWで左手前のピンの奥目にオンし、ここは上りなのでやや強めに6mをヒットしましたが、カップ手前で左に切れるパーでした。

(ハイランドのコース配置図。赤の矢印はティーからグリーン方向を示す。12番と13番で真逆の風になることは基本的にないはずで、14番と18番はアゲインストだったので13番だけ変な風向きだった)


 14番パー5は13番がアゲインストならフォローのはずですが、やはり強烈なアゲインストで、なぜ13番だけが違っていたのか不思議です。
 ドライバーショットは風に負けて左ドックの曲がり角のフェアウェーの尾根までも届きません。


 U4のセカンドは風に戻され左に飛び、OBかもとドッキリしましたが、カートに乗って行くと左の凹みに球が見え事なきを得ます。
 風で戻されたぶん、凹みに入ったようで、もう少し先だったら左傾斜のOBに転がる場所で、ここはアゲインストの風に助けられました。
 残り130yほどでしたが、バンカー超えのピンだったので風に負けないよう7鉄を選択し、左手前のピンに左手前のエッジに球がありました。
 ここもパターで6mほどを狙いましたがショートし、1mを入れてパーゲットでした。


 15番パー4は、今度はフォローの中ドライバーショットが右目に飛び、右の木の先は広いためフェアウェー右サイドと思っていたら、フォローの風で先まで飛んだようで、右傾斜でカート道路を越えていました。
 スタンスがカート道路にかかり救済を受け、52度でのセカンドは当たりが薄く手前にショートかもと思いましたが、風に運ばれグリーンに上ってみるとピン手前4mにナイスオンでした。


 バーディーパットはアドレスをしたら突風になり身体がよろける程で、いったんアドレスを解き、仕切り直して挑んだパットが決まり、ラッキーなバーディーになりました。
 ミスショットが2回続いたのに、風に助けられ、もししっかり当たっていたらグリーンオーバーだというものです。


 16番パー4はアゲインストになり、ピン位置も左手前でここはお饅頭のような場所で難しいため、無理しないと思ってティーショットに挑みました。
 無理にスライスを打つと風で大きく曲げられそうで、ドライバーで黄色いIPの旗を狙い、その旗の左フェアウェーでした。


 グリーンに直接乗ると左ラフに転がってしまうため、右バンカーの左手前に止めると寄せやすいと思い、7鉄でバンカー方向からフックで低い球を打って転がそうとしましたが、大きくショートしてしまいます。
 40yほどのアプローチも直接ピン方向に打つと、左奥に零れるため、9鉄で右目を狙って転がしてオンし、6mのパーパットに望みを託しましたが、これはカップ左に切れてしまいボギーになりました。


 ただ、このピン位置ではボギーであれば仕方ないと思え、無理にオンを狙って打っても止まらずに左の凹みになるところに転がり、左足下がりで上って下る4畳半のような饅頭の上のピンへは止める技術は私にはないのです。何度も痛い目にあっているので、ピン位置を見てそう思いました。


 17番パー3は7鉄のショットが風に乗って大きく左に行ってしまいます。ピンは右奥の段上で、最初に下って段差を駆け上がる14mほどのバーディーパットは上の段に上ったものの、2mほどショートしましたが、このパットをしっかり決め、達人が「今日はきっちりパットを決めるね!」と褒めてくれました。

(18番ティーに向かう際に、たくさんの桜の花が落ちていました)


 18番パー5は、14番と同じ方向なので14番がアゲインストなら18番もアゲインストになり、やはり同様でした。
 ドライバーショットは左目に飛び、フォローで当たったときより50yも後ろになります。U4でのセカンドは左の木の方向へ飛びましたが、アゲインストの風で木の近くまで届かないラッキーがあり、残り100yの打ち上げで木の上を超すショットになりました。
 大きめの9鉄でのショットはやや短く、左右に2段グリーンの左の下にオンでした。10mほどの上りのバーディーパットをしっかり打ち、カップ手前で止まり、内心でホッとしてしまいます。
 70センチの真っすぐ打てば入るもので、「お先に」をしようとしましたが、せっかくのパーパットだし、慌てて外したら勿体ないとマークすることにしました。
 球をリプレイスし、久しぶりにパープレーだと浮かれながらのパットは、真っすぐ後方にヘッドが上がらず悪い癖のインサイドに引いて、アッと思いましたがそのまま打って引っかけ、左に外すまさかのボギーになってしまいます。


 最後の最後で、なぜ余計なことを考え、チェックすべき点をチェックしないままパットに臨んだのか、本当に悔いが残る1打になりました。
 それまでずっと厳しいパットを沈めてきたのに、このミスで一気に帳消しになった気分です。
 達人から「久しぶりに見た!」と笑いながら言われてしまいましたが、このミスはずっとイメージに残りトラウマになってしまいそうです。


  後半は2バーディー・2ボギーのイーブンで16パットでした。通算はスコア73で29パットです。
 せっかく幸運なラウンドをしていたのに、最後の最後で馬鹿な失敗をしてしまい、毎日やっていた素振りがなんだったのかと気落ちするものでした。


 これでまたショートパットに悩むことになるのでしょうか?
 今晩は素振り千回を自分に課すことにします。