三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

イメージは大事

 今日は4月6日ですが、家人の退院日になったため1人予約はキャンセルしました。当初は「アプローチの達人」との2サムに知らない1人が入っていて、私がキャンセルしても達人に迷惑をかけないと安心していましたが、その3人目がどうやらキャンセルしていたようです。


 私がキャンセルすると成立しなくなるため、昨日のうちに達人に理由を話していましたが、達人は「どうせ今週は連チャンだし休養日にするからいいよ」と気軽に了承してくれ、帰り際に阿蘇ハイランドのフロントでキャンセル手続きをとってもらいました。


 今日は朝の9時半に病院に行き、荷物を纏めて清算手続きを取りましたが、13日間の入院で25万円ほどかかり入院代の高さに驚きましたが、単に宿泊していたのではなく手術費込みでこの金額で済んだと思えば安いものだと思いなおしました。 


 当初は別の病院に転院しリハビリ入院する予定でしたが、本人の希望で自宅からかかり付けの整形外科で通院によるリハビリをすることになったので、再度の入院費用は不要になりました。


 そんなこんなで午前中は潰れましたが、今日の熊本地方は晴天で絶好のゴルフ日和になっているようです。


 さて、以前の日記でプロが指導している女子2人がLPGAの第一次プロテストを通過したことは書きました。
 1人は6アンダーという断トツの首位通過で、もう1人も7位タイというものです。2人とも20歳前後の年齢のはずで、よくよく考えてみれば15年前はまだゴルフを始めていないか始めていてもまだまだヒヨッコゴルファーだったはずです。

(3月24~26日に山口県の周南カントリー倶楽部で行われた2020年度LPGAプロテスト第一次予選のE地区の結果です)

(プロのブログから拝借して奥山選手の画像。レッスンではアイアンで1y刻みに打つ練習がありますが、彼女は1人でほぼ全ての距離を埋めてしまいます。土曜日のレッスン生では数人でやっても全てを埋め切れずに終わります)

(これもプロのブログから拝借した木下選手の画像。彼女のドライバーの飛距離は280yだそうで、スイングの手本としてプロがときどき画像を見せてくれます。プロテスト合格はもちろん、プロになってからの2人共に活躍されることを祈っています)


 自分自身を振り返ってみれば15年前というとすでに「シングル入り」はしていたものの、その時からほとんど進化をしていないもので、それに比較して小学校入学前後の女の子が今ではアンダーのスコアを出せるようになっていることに、その上達のスピードにただ驚くばかりです。


 私は卓球競技経験者ですが、本格的な競技経験は中学に入学してから始めたものです。4月から7月までの約4か月間は球拾いと素振りだけという練習だけでしたが、私を含めて数人が1年半後にはチームの主力になっていて、自分を振り返っても若い頃の上達スピードは確かにこの2人の女の子と同じように早かったものだったのです。


 なぜ若い年齢では上達のスピードが速いのでしょうか? 私の経験を元に少し考えてみました。


① 環境の違い
 当時の中学校は、県のNo.1校で強豪校として名前が知れ渡っていました。当然に、先輩も県のトップクラスで、その練習風景を球拾いしながらいつも見ていたのです。
 つまり上級者のフォームを毎日見ていると、脳にそのフォームが刻み込まれ、併せてリズム感も養われ、自分も同じことが出来るイメージを作ることが可能になります。


② 変な癖などがない真っ新の状態
 入学前に競技卓球に接したことがなく、せいぜいピンポン程度の遊びでした。入学後の1か月間は全く球を打たせてもらえず、毎日毎日、ランニングと球拾いに明け暮れ、練習が終わった後に同級生と球打ちするわずかな時間だけが楽しみでした。
 いわゆる球打ちに飢えていたわけで、せいぜい5分間の球打ちであっても濃い内容になっていたようです。


 ②については初心者はみな同じであり、そこに違いはありません。やはり大きく影響するのは環境だということです。
 様々な競技の強豪校が伝統校と言われる所以は、その学校の練習方法が受け継がれていることで、そこに有望な新人が入ることで伝統を守ることができます。


 自分のゴルフに置き換えてみれば、練習方法は自己流だったし、周りにも上級者はほとんどおらず、数人のシングルクラスは居てもプロレベルの練習を見たことはありません。


 上達にはただ球数を多く打てばよいと思っていて、いわゆる「トラック1台分の球を打てばシングルになれる」という謎の言葉を真に受けていた部分もありました。
 もし当時、周りにプロを目指す何人ものゴルファーがいる環境で練習していれば、もしかしたらもっとレベルが上がっていたのかもしれません。


 強豪校のレギュラーになれなくても、そのレベルは普通校のレギュラーより上手いはずで、高校野球では強豪校の2軍・3軍でも一般校レベルでは歯が立たないものです。


 それくらい、目から入る情報は重要で、レベルの高い環境の中で練習することはイメージトレーニングとしても上達のためには必要なものだということです。
 現在はYouTubeなどの動画でトッププロのプレーが簡単に見れますが、そこにいろんな解説や理屈をつけるのではなく、ただ単に眺めるほうがもしかしたらずっと有効なのかもしれません。

(プロがよくスイングの手本として動画を見せてくれるのはマキロイのスイングです)

(飛ばし屋のデシャンポーの独特のスイングに憧れるのもアリだと思います)

(マシューウルフのお世辞にも「綺麗」とは言えないスイングも、好きだったら何度も見て真似することも問題ないと思います)


 好きなプレーヤーのスイング動画を何も解説なしに、繰り返し見続けるというトレーニングは自分のスイング造りに役立つものだと私は思っています。
 一日、30分でも動画でスイングだけを繰り返し見ていれば、いつかきっとそのプロと同じスイングができるようになるはずです。
 こうしたトレーニングがあっても良いのではと、楽して上達する方法を思い付きですが今日のテーマにしてみました。