三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

疲れるラウンド


 今日は1人予約が成立し、阿蘇大津GCへ行ってきました。今日のラウンドは1人予約常連さんの「困ったちゃん」から誘われたもので、彼が1人目無料プランに入っているから2人目に入ってくれれば2千円のキャッシュバックすると電話があったのです。


 先週は火曜日以外はラウンドで土曜日はレッスン、昨日は社長杯予選とあってかなり身体が疲れていて、今日はオフにしようと思っていましたが、せっかくの申し出だったためお誘いに乗ることにしたのです。


 その後、私の後に2人が入ってきて、最終的に4バッグになりました。今日のスタートは9時でしたが、前に大型のコンペが入ったようで、定刻にはスタートできず、途中も待ち待ちのラウンドになってしまいます。

(コンペの開会式の様子。まだ集合前です。3番グリーンにいたら、この中の1人が4番ティーから方向違いなのに打ち込んできて、危うく私に当たるところでした)


 同伴者の1人は、いろいろ煩い70歳の方でしたが、16番まで来たとき、あまりに時間がかかると1人でカートからバッグを下ろして帰ってしまいます。
 15番でシャンク連発になり、やる気も失ったようですが、それくらい待ち時間が長く、9時スタート予定で終わったのが16時というもので、帰宅ラッシュに巻き込まれないようお風呂にも入らずに帰ってきました。


 煩い人と書いたのは、以前に一緒に回ったとき、カートへのスコア入力に拘り、入れなくてよいと言ったのに「そうはいかない」的な発言をされた方だと記憶していて、それ以外もいろいろ無駄な発言が多く、少し気が重いものでした。


 案の定、スコアを入力しそうだったので、「私はスコアを付けませんので、打順も最後に打たせてもらいます」と告げ、他の3人を対象にマッチプレーを勝手に行うことにしました。
 「勝手にマッチプレー」を説明すると、同伴者たちは普通にプレーをしていますが、その中で一番スコアが良い人が私のマッチの対象者になるということで、そのホールで3人の中で一番スコアが良い相手は毎ホール変わるものです。


 日曜日の社長杯の練習なので、ハンディーホールを前半に2つ決め、本来はHDCP1から4までのホールにハンディーを1つ相手にあげるのですが、前半はパー5を勝手にハンディーホールと定めました。

(今日はAグリーンでしたがエアレーションの穴が目だつグリーンになっていました)

(バンカー内の球を拾い上げ、汚れを拭き、6インチ以内にプレース出来るというローカルルールが定めてありました)


 1番パー4はセカンドを右手前にショートし、アプローチはフックすると読み過ぎてカップ上2mにしか寄せ切れず、このパーパットはカップ左を抜けてボギーでしたが、全員がボギーだったので「イーブン」というものです。
 もちろん、他の3人は私のマッチプレーの相手になっているとは思っておらず、普通にラウンドしているだけで、私だけが勝手に「このパットを入れれば勝ち」などと自分にプレッシャーをかけてプレーしていました。


 2番パー4はティーショットが当たり、セカンドも7鉄でピンの左にオンし、上りの6mはカップに入ろうかというものが最後に右に切れパーに終わりましたが、他の3人は全員がダボ以上だったので1アップになりました。


 3番パー4はティーショットはフェアウェーだったもののセカンドを左の凹みに打ち込み、58度でのアプローチは奥に付き、ここはどうにか2パットのボギーでしたが、1人がボギーだったためこのホールは「分け」になりました。


 4番パー3は常連さんのティーショットがピンに絡み、対して私のショットは当たらずに手前にショートでした。
 52度で3mにしか付きませんでしたが、このパットを決め、常連さんの2mのバーディーパットの結果待ちでしたが、常連さんが決めきれず、このホールも「分け」で1アップのままです。


 5番パー4は左ラフからU6でピン奥にオンし、この6mのバーディーパットは下りだったので打ち切れずカップ手前で止まるパーでしたが、他の3人がパーを取れず、このホール勝ちでアップになりました。
 ただマッチプレーの鉄則であるカップをオーバーするパットが打てなかったことは反省です。


 マッチプレーは、スコアではなくそのホールで相手より1打でも上回ればホールを取ることになり、それを18ホール続けるものです。
 パットが弱いと相手は安心して見ておれますが、カップをオーバーするパットはラインは横からは見えないため、入らなくても「ドキッ」とするものです。


 この「ドキッ」を毎回与えることで、相手の心のエネルギーを徐々に奪うことができ、ジャブのように段々と効いてくるものです。
 1m程度の距離を最初はOKとして打たせず、勝負所では打たせるという作戦もあり、マッチプレーは心理戦なのです。


 また18ホールまでまだ長いと思っていても、2ダウン・3ダウンとなってしまうと、残りホールが少なくなり、気づくとあっという間にドーミーホールになっていることになり、それはショートパットを決めるか決めれないかで簡単に決まってしまいます。
 ショットミスでそのホールを取られるのは仕方ないにしても、良いショットをつなぎ、最後の仕上げのパットでミスをすると全てが無駄になるのもマッチプレーの怖さで、それを知っているとパットのプレッシャーが格段に違ってきます。


 私はこれまでマッチプレーは得意なようで、これまで社長杯(ベスト8による戦い。旧キャプテン杯含む)には7回出場し、予選通過5回のうち、初戦敗退は1回で、準決勝敗退が1回、決勝で敗退1回、優勝2回という通算は9勝3敗の勝ち越しになっています。


 また、北海道滞在時に滝川市民ゴルフ場のシニア選手権(ベスト16からマッチプレー)に参加し、一度目は2勝後の準決勝前に豪雨で延期になり不戦敗、二度目は準決勝で敗退となっていて、こちらもマッチプレーは不戦勝・不戦敗を除くと3勝1敗という結果になっています。


 もともと卓球という対人競技が専門だったので、相手を見ながら攻める癖が付いていて、自然相手はごまかしが効かないけど人間相手は心理状態を操ることで有利に戦えると思っているのです。


 5番までで2アップになりましたが、6番パー5はハンディーホールなので厳しいことになります。
 パー5で1打のハンディーということは、もらった方はボギーでまず負けはなく、最初からボギー狙いのゴルフをされると太刀打ちできないものです。


 対戦相手が冷静であるなら最初から無理しない攻めになり、反対にハンディーをやった方はバーディー狙いになってしまうため無理してスコアを崩す結果になりがちで、負けるのは覚悟の上という戦い方が大事です。


 4番のようにまず自分はパーを決め、相手がバーディーを決めればしょうがないと思う相手任せにするしかなく、相手は決めれば勝ちと分かっているので結構プレッシャーが大きくなるものです。(4番の常連さんはそんなことをしているとは思わず、単に外しただけです)

(5番で3打目を直ドラでグリーンが空くのを待つ常連さんの「困ったチャン」)


 5番で私にミスが出てしまいます。1打目・2打目を他の3人よりナイスショットを打っていましたが、先に同伴者の1人がグリーン奥にオンしたように見えて、私の100yのショットにプレッシャーがかかってしまいます。
 相手はまずパーは固いと思って勝つためにはバーディーチャンスを作らなければという気持ちになったためで、ダフって手前にショートし、アプローチも寄らず、1人が奥から1m内に寄せて、勝負あったというもので私の1アップに変わりました。

(前組はピンを外してパットを打っていましたが、グリーン上にピンを投げる様子が見え、グリーンを痛めるためNG行為だと思いました)


 7番パー3は誰もオンできず、アプローチ勝負になりましたが、私が上り4mにしか寄せられず、ここは常連さんが右からチップインしてしまい、あっさりこのホールを取られ、マッチイーブンに戻ります。

(8番ティー横には満開の桜の木々がありましたが、写真では奇麗に映っていません)


 8番パー4はドライバーショットは良かったものの、セカンドが当たらず、グリーン手前にショートしてしまいます。
 しかし、同伴者の3人が3人ともに1打目2打目と失敗し、全員がダボ以上になったため、このホールを取り、また私の1アップになりました。


 9番パー5はアゲインストで570yというハンディーホールになります。私のドライバーショット、セカンドのU4もナイスショットでしたが、3打目の残りはアゲインストで180yも残っていてここもU4[で打ちましたが右に外してしまいます。
 10mのアプローチをピンに寄せ切れず、2パットのボギーになり、同伴者の1人がボギーパットを決めたので、ハンディがありこのホールはダウンとして、通算もイーブンに戻りました。


 昼食休憩は1時間になり、またコンペの後に後半が始まりました。


 10番パー4では、煩い同伴者のセカンドが転がってピンに当たってカップ淵に止まり、バーディーになり、パーに終わった私の1ダウンになりました。


 11番パー3でも同伴者の1人がパーオンし2パットのパーに対し、ティーショットが当たらずBグリーンの手前のバンカーインになり、バンカーショットはグリーンに届かずアプローチも寄らずになり、ここも取られ2ダウンになりました。


 この辺りから待ち時間が長くなり、もうどうでもいいやと思い始め、同伴者の3人もかなりやる気を失ってしまったので、マッチプレーの練習は止めにしました。
 緊張感があって初めて練習になりますが、その緊張感がなくなってしまったのは、疲れからで気力は体力があって始めて続くものだということです。

(17番ティーから見た16番のティー方向)


 私も16番で止めようかなとも思いましたが、ショット練習だと思いながら続けましたが、気力がなくなる中ではショットもイマイチの状態でした。


 明日は1人予約の阿蘇ハイランドで「アプローチの達人」と今のところ2サムでラウンド予定です。
 さすがに達人とマッチプレーを行っても取れるホールがないのですが、前半だけでもお願いして練習をしようかなと思っています。
 ただ達人は2m内はOKといいそうですが、それは無しにして、プレッシャーの中のパット練習を最後までしたいと思っています。