三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

嵐の中の予選は我慢大会に化する


 今日はホームコースの「あつまる阿蘇赤水GC」の三大競技の初戦である「社長杯」予選があり、朝から出かけて行きました。
 出発時の熊本も雨で、外輪山トンネルに入る前の途中は濃霧になっていて、ゴルフ場に7時前に着きそうだったので、どうせ雨で練習も出来ないしと思い、近くにある「ふれあい市場あかみず」の駐車場で30分ほど時間をつぶし、7時半にチェックインしました。


 着いた頃にも雨がかなり降っていて、普段だったら絶対にラウンドはキャンセルする天候ですが、さすがに組み合わせも決まっているのにドタキャンはダメだろうとスタート室前に行きましたが、私と同じように考えた人がいたようで、当日キャンセルが3人も出ていました。

(競技中は携帯電話の使用は禁止されているので、雨にも濡れそうと思い、ロッカー内に置いて行ったので、写真はこれだけしか撮れていません)


 雨脚が強く、練習グリーンに行ってはみましたが、すぐに濡れそうで慌てて軒下に戻ります。
 今日の同伴者の元研修会長から「こんな時しか来ないやつがいる」というジャブを浴びてしまいますが、確かに約半年ぶりの久しぶり赤水であり、反論は出来ないものでした。


 しかし、雨宿りしながら別の同伴者になる新研修会長が「今度、研修会に入ってもらうことになりました」と告げると、一気に態度が変わり「俺の後に副会長をしろ!」と言い出し、嫌とは言えない雰囲気で「皆さんが承諾されるのであれば」と答えるだけでした。


 そんな話をしていると、天候が悪いためスタートを30分遅らせる決定があり、雨の合間を縫ってパター練習だけを行い、アプローチ練習などへは行けずじまいでした。
 天気予報では、午後から晴マークが付いていたためのスタート時間繰り下げでしたが、結果的には雨は最後まで上がらず、後半になると冷たい風も吹き荒れ、最終ホールでは濃霧でグリーンが見えないほどの悪天候の中での予選になりました。


 私の失敗は、3月だから晴れると暖かくなると予想して、薄着でいたことです。その上、防寒下着を着たはずが夏用のひんやり体感の下着を着ていて、これも誤算でした。
 ウインドブレーカーを着ていましたが、すぐに濡れて腕に纏わりつき、脱いでしまったことも誤算で、暑がりの私でもさすがに寒く、元研修会長から「夏の格好で寒くないの?」と聞かれる始末で、最終ホールでは「終わったらすぐに風呂で暖まらないと風邪ひくよ」と言ってくれました。


 スタートの1番パー4から右にドライバーショットが出て暫定球を打つ羽目になり、ここはどうにか助かっていてボギーで凌げましたが、続く2番パー4でやってしまいます。
 フェアウェーから残り150yをフォローだったので8鉄でショートでもよいと思って打つと、予想通り手前の花道にショートしてしまいます。
 同伴者2人が花道から続けてダフリ、それを見てダフらないようにと思いながら左足上がりの10yほどのアプローチをトップして奥にこぼし、がっくり来ての奥からのアプローチはまた元の場所に戻るもので、そこから乗せて2パットのトリプルになってしまいます。


 3番パー3も6鉄のショットが当たらず、危うく池でしたが、左に飛んでいて助かり、そこからピン奥2m強に乗せて、下りを沈めるパーになりました。
 いつも外す距離のパットが、今日は何度か決まっていて、それだけが救いになりました。


 4番パー5もU4のティーショットが右に出て、2打目もランが出ずに距離が残り、3打目を6鉄でピンの右奥にオンでした。
 8mの下りのフックラインはカップ手前で左に切れ、嫌な1mが残りましたが、ここもどうにか沈めパーゲットでした。


 5番パー4はドライバーショットが左に飛び、OBを覚悟したのにカート道路の舗装の縁に当たって奇跡的に右に戻ってきます。
 ここもセカンドが当たらず、上りの6mのパーパットを打ってしまい、下りの1mが残ってピンチでしたが、どうにか沈めボギーで凌げました。


 1番・5番とOBを覚悟したものがセーフになり、同伴者が「今日はツイているから予選突破できますよ」と言ってくれましたが、本人はショットは当たらず良いところなしで、ほぼ諦め気味でした。


 距離のある6番パー4はドライバーショットが当たりますが、残りは200yほどもあり、U4でグリーン方向に打ち、1m手前のエッジでここはパターで寄せてお先にのパーゲットでした。


 7番パー3はU4のショットが当たらず、手前にショートし、ここも無難に2オンしてのボギー狙いにしましたが、上り8mのパーパットを2mショートしてダボのピンチをパットで凌ぎます。


 8番パー4はドライバーショットは当たりますが、湿ったコースはランが全く出ず距離が残ります。U6で見えないグリーン方向に打て、グリーンに行ってみるとピン手前にナイスオンでした。
 しかし、先に似たようなラインを同伴者の方が「大きい!」と叫びながら打ったパーパットがカップインし、私の6mのバーディーパットはカップに向かいましたが淵で止まってしまうパーに終わります。


 9番パー5でも同様にこの方と同じような距離のバーディーパットになり、先に私が打とうとしたら元研修会長が「〇〇サンが遠い!」と言って、打順が変わり、先にその方が沈め、私のパットはカップ手前で右に切れるもので、終わって元研修会長から「〇〇さんにやられてしまったね」と言われてしまいます。


 前半は、3ボギー・1トリのスコア42で、15パットでした。今日はネット競技のストロークプレーになる予選で上位8人を決めますが、当初はカットラインはネット75~6と予想していて目標スコアは前後半それぞれ6オーバーの84に設定していました。


 しかし、悪天候もあり通過ラインは上がってネット79を巡る戦いだと途中で変更していて、2番のポカはあったものの、それ以外は予想通りのスコアになっていると思っていました。


 そのままスルーで10番に向かいますが、前組が苦戦しているようでしばらく待ち時間があります。
 10番は以前から相性の悪いホールで、昨年もここで8打という大叩きして諦めてしまった記憶がありますが、とにかくドライバーショットを成功させようとそれだけを願って打ちました。


 すると上手くドローになり残り170yのフェアウェーでしたが、グリーンに届くクラブで打って左だと池があり、右と奥にもバンカーがあるため、無理はできないと弱気な気持になってしまいます。
 そのため、池にもバンカーにも届かない7鉄で刻み、残り50yを52度でトップして奥のバンカーに入れてしまいます。


 せっかく慎重なプランにしたのに、それが台無しになるミスで、奥からは大きいと下って池に転がる恐れもあるところをどうにかダボで凌げましたが、ここのダボはティーショットが良かっただけに、かなり気落ちするものでした。


 昨年も10番を失敗していて、その後は攻めて自爆してしまいましたが、その二番煎じになりそうな展開になってしまいます。


 11番パー3は6鉄で手前のバンカーインになり、ここは上手く出したものの2mのパーパットを決めきれずボギーになりましたが、内心ではボギーで収まりホッとしていました。
 バンカーからはグリーンの奥行が狭く、奥のバンカーにこぼれそうで、そこからまた手前の池に打ち込んだ記憶があるためで、11打というスコアをたたき出した記憶がよみがえっていたのです。


 12番パー4はドライバーショットは当たったものの、470yというパー5並みの距離があるため、エッジまで200yが残り、3打目のアプローチが距離感が悪く、奥にオーバーしてパーパットを下りを警戒して2mショートしてピンチでしたが、ここもボギーパットが決まります。


 13番パー4は、ドライバーショットが右に出てつま先上がりのラフに止まっていました。残り130yですがアゲインストのため8鉄でレッスンでの打ち方を思い出し、振ったら右に出てしまいます。
 OBがあるため暫定球を打ちましたが、これも当たらず右バンカーだったものの初球が助かっていて、これをアプローチで3mにつけ、1パットのパーになりました。


 14番パー5はU4で打ち、セカンドもU4で打ちましたが、3打目はU6で当たらずショートし、手前からのアプローチは距離感なく奥に着き、下りフックのパーパットは1mオーバーしてビビりましたが、今日はこのパットが決まりどうにかボギーで凌ぎます。


 この辺りから、ナビに乗っている他の組のスコアが悪いことを知っていて、ハンディ競技なのでグロススコアしか分かりませんが、目ぼしい相手のスコアを下回らないように気を付けていて、ダボはダメだけどボギーは可という意識でラウンドしていました。
 それは天候が朝より悪くなり、風が吹き荒れ始めたためで、この天候だとパーを取るのは困難だと予想したためです。


 15番パー4もドライバーショットは当たり、同伴者を40yも置いていきましたが、セカンドをダフリ、結果的には同じような場所からアプローチしてしまいます。
 ここはピン奥にオンして、下りの3mはショートしてボギーでしたが、ボギーを取っていけば大丈夫と思っていました。


 16番パー3はアゲインストのため、普段はU6を選択しますが、あえてグリーンに届かない6鉄でティーショットし、手前からアプローチは奥につけてどうにか2パットのボギーとしました。
 残り2ホールをボギーで凌げば、スコア87でネット78.9になる計算で、そうすればギリギリ8位内に入るという計算を立てていました。


 17番パー4はドライバーショットが左に飛び、つま先下がりのラフにありました。ここもグリーンを狙うならU6ですが、7鉄で敢えてショート目に打つ作戦がダフってしまい、残り130yも残ってしまいます。
 ここは8鉄で2段グリーンの手前にオンし、パーパットは打ち切れず、残った2mもかっぴ左に外す計算違いのダボを打ってしまいます。


 18番パー5はドライバーショットは当たりましたが、セカンド時点で霧が濃くなり、グリーン方向の視界が悪くなります。
 U4で左目に打ち、残り140yほどのアゲインストを7鉄で打ちましたが、霧の中、右にスライスしてしまう手ごたえでした。
 右にはOBがあり暫定球を打ちましたが、これも当たらず手前にショートしてしまい、OBだったら万事休すと思ってグリーンに近づくと右バンカー内に初球がありホッとしました。


 左のピンにとりあえず出して2パットと思いながらのバンカーショットは52度で打ち、左に大きく切れましたが、パーパットを上りを残し、7mを寄せてお先にのボギーにしました。


 後半は雨と風、それに霧で苦戦しましたが、6ボギー・2ダボのスコア46で17パットでした。通算は、スコア88で32パットです。
 これでネットスコアはギリギリ80切りの79.9になり、他の組の動向が気になりましたが、結果的には7位になっていて、どうにかマッチプレー進出が決定しました。


 社長杯は、予選のスコアは8人を決めるためのものであり、予選のスコアは決勝トーナメントには持ち越さず、マッチプレーになるため、通過さえすればよいというものです。
 7位のためトーナメントでは2位通過の方と対戦になりますが、この方は今日の同組で8番9番と先に長いパットを決める内容で、スコアこそ88と同スコアでしたがハンディーが13.4と多く持っている方です。


 マッチプレーでは、ハンディー差でホールごとにハンディーを付けることになりますが、この方とのハンディ差は5.3なので8掛けすると4.24になり、4ホールに各1打を与えることになりそうです。
 アウトは4番パー5と6番パー4、インは12番パー4と14番パー5になるはずで、それぞれ距離があるホールになり、私はパーを取っても良くて引き分けであり、寄せ勝負になればかなり厳しいことになりそうです。


 ただマッチプレーは心理戦であり、アマチュアの悲しさで勝ちを意識すればミスが出るもので、こればかりはやってみないと分かりません。
 とりあえず、1回はマッチプレーを戦えることになり、それだけでも満足だと思うようにしたいと思っています。