三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

素振り千回はきつかった

 昨日のレッスンでパター素振りの重要性を実感し、さっそく自宅での練習に取り入れました。
 しかし、連続素振りは200回ほどから背中側が痛くなり、300回でいったん休憩してしまいます。
 当初は千回素振りを目指していましたが、取り合えず500回でいったん終わり、一日の通算千回の素振りを目標に変えてしまいます。この辺りは私の軟弱さが出ています。

(パターマットの上に漫画の単行本を置いてパターヘッドの通り道を作り素振りしました)


 私は学生時代は卓球競技を行っていて、最初に競技としての卓球に接したのは中学校の部活からですが、入部した最初の3か月は毎日素振りだったため、素振りの重要性は認識しているものです。
 たまたま入学した中学校は1学年4クラスの当時としては小規模校でしたが、唯一、卓球部だけが県内のトップレベルだったため、もともとは野球部希望だったものが友達がみな卓球部に入部したため、そちらに流れたという全く主体的な選択ではありませんでした。


 小学校時代は友達と遊びで卓球を楽しんでいましたが、最初に卓球部の練習を見学に行き、その高速ラリーに驚いたものです。
 今思えば、ウォーミングアップとしてもフォアハンドの打ち合いだったものですが、「ピンポン」という遊びと「卓球」というスポーツの違いを認識させられた瞬間でした。


 現在の卓球界は、物心ついたときからの英才教育が主流のようですが、私の年代では中学から「競技」というものに初めて触れるもので、それまでは「遊び」という感覚でした。


 現在は全日本卓球選手権大会で小学生以下の「ホープス(小6以下)」・「カブ(小4以下)」・「バンビ(小2以下)」の男女シングルスが開催されていますが、ホープスが始まったのが1981年度からであり、その後「カブ」「バンビ」と分離されてきたのは卓球界の低年齢化の波に対する措置だと思われます。


 私が卓球を始めた時期の1960年代は、日本が世界のトップクラスの時代で、私は現役時代は知りませんが荻村伊智朗氏が1954年・56年に世界ランキング1位になっているほどで、その荻村選手でさえも卓球競技に接したのが高校入学後の9月からだという時代でした。


(世界卓球における団体戦優勝国の一覧です。1950年代から60年代にかけて男女とも日本が世界をリードしていたことが分かります) 


 1950年代から60年代にかけては「関東を制する者は世界を制する」と言われているほど日本は強かったようで、私が卓球を始めた1967年には20歳の長谷川信彦氏が世界チャンピオンになっています。

(長谷川選手は1967年に優勝して一躍ヒーローになりましたが、中国の荘則棟選手が文化大革命の影響で国際試合の舞台から消えてしまった時代でもあります)


 現在の卓球は、私がやっていた卓球とは全く違っています。まず、用具が変わっていて、私の世代はペンホルダーのラケットが主流でしたが、現在はシェークハンドのラケットが一般的になっています。
 使用球もセルロイド製からプラステック製に変更されていて、打感の違いも大きいのですが、感覚的に一番の違いがセットの得点です。


 私の時代は、1セット21点マッチの3セット(大きな大会は5セット)が一般的でしたが、現在は1セット11点マッチの5セット(大きな大会は7セット)に変更されていて、私にすれば「さぁこれから」と思ったときはセットが終わっているもので、ゲーム感覚が全く違ってしまっています。
 サービス権も5点ごとから2点ごとに変更され、もし試合に出るとしても戸惑ってしまいそうです。


 ラバーも表ソフト・裏ソフトというアバウトなものではなく、様々な特性のものがあるようで、正直なところついていけないものです。
 ゴルフを再開する前に、しばらく卓球のシニアの練習に参加しましたが、まったく違う競技だと思ったほどでした。


 話題が大きく逸れてしまいましたが、通算千回のパター素振りの後半は、パターを変えてテレビを見ながら行いました。
 当初はパターマットに単行本でパターヘッドの通る道を作りましたが、後半では床のラインを目印にテレビを見ながら行っていて、こちらの方が気楽にできるものです。

(右足前でパターの向きを真っすぐにするのは床板のラインを利用できます)


 使うパターも以前に「アプローチの達人」から譲ってもらったスコッティーキャメロンパターを使っていて、パターは今後は色々変えるものの、素振り自体はテレビを見ながらの「ながら素振り」でいいかなと思っています。

 もともとグリッププレッシャーが強い癖があるため、現在は吊り下げるように持つ意識で素振りしていますが、きつい中で連続素振りを行うことで、なにかヒントが見つかるのかもしれません。