三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

四方山話

 9日の阿蘇ハイランドでは、朝にチェックインし、利用するカートの番号を教えてもらうと2台目に並んでいて、9時15分スタートなのにその前のスタート組は1組だけのようでした。
(阿蘇ハイランドはカート積み込みも全てセルフです)


 1台目には男女のカップルの2サムでしたが、男性は私がゴルフ場に着いたときには喫煙所に既に居て、女性は私が室内でストレッチをしている頃に別の車でやって来ましたが、女子プロのような目立つ格好をしていたのでガラス窓越しについ注目してしまいました。


 普段だったらそこで終わりですが、なんとなく違和感を感じ、2人はどんな関係なのだろうと興味を持ってしまいます。

(このガラス戸の向こう側が喫煙所で、私は寒いため室内でストレッチやシューズを見ていたので2人の様子が偶然見えたのです)


 そう思った理由は、妙によそよそしい雰囲気を醸し出していたためで、親しい雰囲気が傍目には見えない変わったカップルだったのです。


 年齢は男性は40歳前後で女性は30歳前後と思われるもので、夫婦や恋人だったら同じ車で来るだろうし、友達・知人でも同乗させて来るはずで、わざわざ2台の車で来て寒い朝の8時30分スタートという今の時期では寒さが厳しいスタート枠を取っていたことにも、少し変だなと引っ掛かってしまいました。
(常連さんによると我々の前のスタート枠は空いていて、9時1分や9時8分の枠でも予約可能だったし、我々の後ろにも後続組がすぐはおらず、空きはあったはずです)


 最初はゴルフウェアも決まっていたため、もしかしたら女子プロとコーチがシーズンオフの練習ラウンドに来たのかなと思ったほどでしたが、途中で見たゴルフの腕前はプロとは到底言えないもので、それは見込み違いでした。


 奇妙に思ったことが、女性がやってきた際に待っていた男性がノーリアクションだったことで、最初は関係者ではないのと思ったほどですが、女性の方が男性の方へやってきて一緒に煙草を吸い始めたため、連れだと分かったものです。


 結局、女性はパット練習も何もせずにトップスタートの2人のカートは8時30分頃にスタートしていきましたが、進行が遅かったようで30分遅れでスタートした我々は5番パー5で追いついてしまい、なぜかその後は2人共小走りになって慌ててプレーをしているように見えました。


 同伴者の常連さんも「あんなに慌てなくてもいいのに。あれじゃ楽しめないかなぁ」と言っているほどで、急ぐ様子は好感は持てるものの、プレーは時間をかけても良いのにと私も思っていました。


 ハーフターンで先に行かせてくれるかなと思いましたが、そのままで、後ろから見ていると相変わらずプレーを急ぐ様子が見え、せっかくのゴルフが楽しくないのではと思ってしまいます。


 終わってから、同伴の常連さんに「あの2人はどんな関係かな?」と話を振りましたが、常連さんは「若そうな2人でしたよね」とあまり興味はなさそうだったものの、私が「怪しい2人かも」と言ったので、一緒にガラス窓越しに彼らが帰る場面を観察していました。


 普通だったら2台で来ているので、挨拶してそれぞれの車に乗り込むのでしょうが、知らない相手同士のようにそれぞれ素知らぬふりで車に乗り込み、男性が先に動き出しましたが女性の車に一瞥もくれず、クラクションでも鳴らすかなと思っても、そのまま傍らを通り抜けて行ってしまい、変だなと思っていたら常連さんが「入り口の辺りで男の車が待っているよ」と私に教えてくれ、帰りは一緒だということが分かりました。


 おじさん2人連れが、いろいろ妄想を駆使して、あーだこーだと話していて、傍目からは我々の方が怪しい2人連れだと思われそうです。
 結局、どんな関係なのかは分かりませんでしたが、普通に親しげにしていれば目立たないのに、妙によそよそしい態度だったから余計に目立ったものでした。


 まぁ、怪しい関係であれば本人たちは楽しいのだろうし、それを隠すスリルもあるのでしょう。
 ただ、もしゴルフを口実にしての逢瀬だというのであれば、使われたゴルフが可哀そうで残念だというものです。


 話題は変わり、次にあったことは、10番のグリーンが終わり11番に向かおうとしていたら、後方にバイクがやってきて、スタート室のお兄さんが乗っています。
 近づいては来ず、我々に用があるようでもなかったのですが、普段から親しく話をする彼だったので、何をしに来たのかと思っていました。


 11番グリーンが終わって12番ティー辺りで見ていたら、11番グリーンの周囲を歩いていて、管理の担当者でもないし、クラブの置き忘れにしては我々が2組目だから前組のカップルが忘れたということもないだろうと不思議に思っていました。


 終わって「何してたの?」と尋ねたら、土曜日の客が10番から12番の間でアプローチウエッジを置き忘れたと電話があり、探していたようです。


 ウエッジなのでグリーン周りだろうということで、我々の後に10番から12番のグリーン周りを集中的に探したそうで、結局は見つからなかったと言っていました。


 翌日だったらまだしも、土曜日からは日曜と月曜が間にあり、コース管理も入っているだろうし、ラウンドしている人も特に日曜は多かったはずで、もし落ちていれば誰かが見つけているはずです。


 我々も落ちていたクラブには気づいておらず、もう誰かが拾って届け出を忘れているか、無くした本人の勘違いだろうと結論付けました。


 その彼によると、先週も別の客から同じようにクラブがないと電話があり、コース内をバイクで3周して探したそうですが、その後に電話がまたあり、キャディーバックの中で見つかったという出来事もあったようで、「勘弁してよ」とボヤいていました。


 阿蘇ハイランドは、新型コロナ対策のため、キャディーバックの車からの積み下ろしやカートへの積み込みなども全てセルフで行うようになっていて、終わってからのカートから下ろすことも全て自分で行います。


 そのため係員が私の持ち物に触ることは一切なく、もし失くしてもそれは自己責任だということになりますが、それでも無いと言われれば係員は時間を使って広いコース内を探し回ることになり、他の業務もある中、多大な迷惑をかけてしまいます。

(カートがグリーン右にある場合のウエッジ類の置き場所の例。アプローチ後はパターなどを併せて持ってマークに行き、その後同伴者の邪魔にならないようにカート近くのグリーン外に使わないクラブを纏めて置いておく)


 クラブの置き忘れ防止のためには、アプローチなどで使ったクラブは、カート側のグリーン外に置く癖を付ければよく、置きに行く際にグリーンの傾斜やピンまでの距離などを合わせて調べることができます。
 やっている人には当たり前の動きですが、アプローチした場所にクラブを置きっぱなしにし、ホールアウト後に置いたクラブを取りに戻る人を時々見かけます。


 後続組から見ると、「さあ前組が終わったから自分のショットの番だ!」と思ったところを前組の1人が戻ってくるため、しばらく打てずに待つ羽目になり、リズムが崩れてしまいます。


 もし、本来置くべき場所に行く際に同伴者のプレーの邪魔になる場合は、邪魔にならないところでクラブを持って待機し、同伴者のプレーが終わってから置くべき場所に移動すればよいだけです。
 プレーした場所の足元に置くから、プレー後に忘れてしまうのであり、もしカートへの動線上に置いてあれば、本人が忘れても同伴者が気づいて拾ってくれることになります。


 こんなグリーン上のプレーに関係ない動きも、スコアが纏まらない人ほど要領が悪い様子が見え、この辺りを要領よく動ける人は100叩きなどはしないものです。
 つまり、マナーを守ったり要領よく動けることを心がければ、知らず知らずに上達に繋がるもので、それは同伴者の動向に気が向く=他人のプレーを参考にできることに繋がり、様々な情報を仕入れられることになります。


 火曜日の阿蘇ハイランドは、来場者が少ない中で、こんないろんなことがあった一日でした。