三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

グリーン上で球をマークしないマナー違反

 1人予約にはいろんな人がいて、所作を見ているとそのゴルファーの「ゴルファーとしての育ち」が垣間見えます。


 ティーイングエリアの後方で、同伴者のショットを見る行為を取るゴルファーは、普段から仲間内でも同様のことを繰り返していて、その位置が打者の邪魔になることなど考えたこともないのでしょう。
 それは自ら「私は100前後を彷徨うゴルファーです」という宣言をしているようなものであり、それが同伴者の邪魔をすることに気づけないうちは上達など望むべきものではないのです。

(先週の前組は仲間内のラウンドのようで、他の者は後方に陣取っていました)


 以前、某ゴルフ場の1人予約で、後方に陣取った方に「すみません、後方は気になるのでどちらかのサイドに動いてもらっていいですか?」とお願いしたら「せっかく球の行方を見てやろうとしたのに、、、」と不満そうに呟かれたバカもいました。


 こんなゴルファーは、後方で球の行方を見てあげるのがマナーだと思っているようで、後方の人間が気にならないうちはゴルフへの向き合い方が甘いとしか言えないものです。


 ティーイングエリアで同伴者が位置すべき場所は、背中側は見えないからOKだし、前方も帽子の鍔で見えないからOKですが、飛球線後方はショット前に漠然と視界に入るし、バックスイングした時にも気になるものです。


 ティーイングエリア内にはプレーする者しか入らないように普段から気を付けていれば、こうしたマナー違反は防げるものですが、なぜか自分がオナーでもないのに真っ先にドライバーを持ってティーに上る人がいることに「お前じゃないだろ!」と心の中で突っ込んでしまいます。


 ついでに言えば、カートがティー横で止まった後にクラブを抜く際もオナーをまず優先させるべきで、なぜか最後に打つのに我先にクラブを抜く人を良く見かけます。


 YouTubeでこのマナーについての動画を見つけたので張り付けておきますので、興味ある方はそちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=fs1RH_-XQmM&feature=emb_logo


 前の記事でパッティンググリーン上では自分のプレーの順番でなければ球をマークすべきであることを書きました。
 これは新ルールになって準備ができたものからプレーできるように変わったため、マークしないと同伴者に勘違いを起こさせるからです。


 つまり球をマークしないということは「私が先にプレーします」という意思表示に同伴者から受け取られる恐れがあり、マークして球をピックアップしなければ、本来パットを打つ順番の者は少しの間ですがプレーに入れないことになります。


 次のパットを打つ意思があるのかないのか、余計な時間を取らせる羽目になり、本来は自分のパットに集中すべきなのに他のことに気を遣わせてしまいます。
 プロは「マークします!」とか「お先に行きます」など自分の意思をしっかり周りの同伴者に知らせてくれますが、マナーが悪い人ほど自分の意思を示さない傾向にあり、黙ってでも良いのでサッサとマークすべきなのです。


 グリーン上でのルールでは、パットで他の球に当ててしまうと2ペナが課せられますが当てられた方は元の位置に無罰で戻せるものです。
 つまり、別の球がグリーン上にあれば、プレーする側には常に2ペナの危険性があり、それはマークしてピックアップしない同伴者が作り出したもので、無用なリスクに同伴者を晒すことになります。


 続けてプレーしないのであれば、サッサとマークしてプレーする人の邪魔にならない場所に移動すればよいわけで、その間に球を拭いたりもできるのです。
 こんなちょっとした動きがプレーのリズムを中断するし、いわゆるスロープレーに繋がってしまいます。


 本来は、球をマークしてピックアップし、次のプレーヤーがプレーするという流れ作業になるところを、一瞬だけ時が止まってしまい「誰の順番?」になってしまうのではリズムが悪くなるのは当たり前です。


 ゴルフの同伴者は、皆でリズムを作って流れるように進む協力者であるべきですが、残念ながら時の経過をいちいち中断する人がいるのは事実です。


 カートでその人をピックアップしようと近くに行っても、わざわざクラブを後方のバッグに収納してから乗り込むのでは、待たされる方はリズムが悪くなるし、ほんの1~2秒であっても無駄な時間をロスしてしまいます。


 たった1~2秒だからという意見もありそうですが、そんな輩は100叩いて常に同じようなことをするため、少なく見積もっても2秒✖3回✖18ホール=108秒も無駄な動きで無駄な時間を浪費してしまいます。


 4人が同じことをやってしまえば、その組は432秒=7分余りも遅れてホールアウトすることになり、後ろでは渋滞が発生しているのかもしれません。


 プレーで失敗して時間がかかることには誰も文句は言いませんが、ノロノロ移動やこうした無駄な動きを繰り返されると、ヤレヤレと思ってしまいます。


 何も全てを急げと言うものでなく、無駄な時間をできるだけ削ぎ落とす意識がゴルファーには必要だということです。