三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ゴルフで「遅い」は最大の罪

 今日はゴルフの予定はなく、暇だったので他のブログを梯子見していたら、かなり以前に書かれたブログに目が留まりました。
 ブログ主は北海道のキャディーさんのようですが、最後の記事からすでに3年以上が経っていて、その最後の記事もほぼ1年ぶりにアップしたものでした。


 その題名は「キャディにとって一番嫌なタイプのお客様」というものでしたが、このブログの中での正解は「上手下手に関わらず、遅い客が一番キャディーにとって嫌な客」だということです。


 「スロープレーは一番マナーが悪いもの」とあり、私も激しく同意するところです。


 ゴルフで「遅い」ことはゴルファーとして最大の恥になりますが、それが分かっているゴルファーは案外少ないように感じています。
 


〇 ゴルフ場への到着が遅れる
 最低でもスタート予定時間の30分前にはゴルフ場に到着しておくべきですが、私はいつも最低でも1時間前には到着するように心がけています。
 1時間前に着くように、途中の道路状況を勘案して自宅を早目に出発しますが、アクシデントで出発が予定より遅れ、スタート時間に遅れそうものなら気だけ焦り、交通事故の心配もあって、良いことなど何もないものです。




〇 スタート時間に遅れる
 スタート予定時間はあくまで予定であり、前組がティーショットの距離から離れることになればオナーはティーオフすべきなので、予定時間より早いスタートも普通にあることです。
 まだスタート時間ではないと練習グリーンなどで悠長に構えていれば、他の同伴者がやきもきしてティーで待つことになります。
 スタート予定の10分前にはティー近くに行き、前組のティーショットの邪魔にならないような場所で待機しておくべきです。
 プロの試合のように決められたスタート時間を守ることは、普段のラウンドでは求められないものです。



〇 最後の打者はクラブを持ってカートに乗り込む
 他の同伴者がカートに乗って待っている中で、キャディーバックに自分のクラブを入れてからカートに乗り込む姿をよく見ます。
 ほんのちょっとした時間ですが、まさしく無駄な時間であり、その無駄な行動が全体の進行に影響を与えてしまいます。


〇 最後の打者用にカートの後席はティー側を空けておく
 最初に座ったカートの席から頑として動かない人が時々います。セルフプレーでは運転をすべき時は率先して運転することも大事ですし、最後の打者がすぐに乗り込めるようにコース側の後席を空けておく心遣いも必要です。
 セカンド以降も同様で、ときどきグルっとカートを回って乗り込む必要がある場合もあり、こんなときは私は気が利かない同伴者だと思ってしまいます。


〇 アプローチに使ったクラブはグリーンの出口側に置いておく
 アプローチをしてグリーンに乗る位置にウエッジなどを置いてパットに臨む人は、ホールアウト後に他の同伴者とは逆の方向にクラブを取りに行く羽目になります。
 最初からカートがある出口付近に置くようにすれば、ホールアウト後にスムースに移動が出来るし、クラブを置き忘れにすることもなくなります。


〇 スコアはカートに乗ってから付ける
 ホールアウト後にスコアを付けようとすれば、歩くスピードも遅くなり、凹みなどで足を取られる危険もあります。
 カートに戻り、ゆっくり書けばよいのですが、できれば自分のスコアだけ付けるようにして他人のスコアをいちいち書くことはコンペなど必要な場合以外では避けるべきです。
 他人のスコアを聞かなければ分からないレベルでは、他人のスコアを付けることは無駄な行為であり、自分のスコアだけに集中しておく方が身のためです。


〇 次のホールのティーショットでは、事前に順番を把握しておく
 スコアを尋ねなければ分からないレベルでは、ホールアウト後の各自の申告スコアをきちんと聞いていないようですが、そこさえ注意していれば次のティーショットの順番はおのずと分かるはずです。
 自分のスコアより良い者と悪い者を把握していれば、前ホールの順番を入れ替えるだけで、そんなに難しいものではないはずです。
 そのためには、ホールアウト後にスコアを申告する癖を付けるようにしておきますが、大叩きした者はどうせ最後の打者になるので、「どうぞ!」と身振りで譲る素振りを見せればよいだけです。



 いろいろ書きましたが、特にスコア付けには異論があると思います。最初に教えられたのがスコアカードには4人分の記入欄があるため「他人のスコアは付けるもの」という考えのようで、それに頭が凝り固まったゴルファーは案外と多いようです。
 しかし、結果として他人のスコアを利用する機会があるのでしょうか?利用しなければ他人のスコア付けは無駄だというものです。


 コンペなどでアテストの際に同伴者証明のため確認することはありそうですが、それ以外だったらほとんど書いたスコアカードは何も利用はしないものです。
 特に知らない者同士が集まる1人予約では、他人のスコアを尋ねてまで書く必要はなく、それこそそんな無駄な部分に時間を使うくらいなら、プレーの準備に当ててスピードアップを図る方がより有効です。


 私はいちいちスコアを尋ねる同伴者がいると、今日は面倒になるかな?と思い、最初に「私のスコアは付けなくても大丈夫ですよ」と言うようにしています。
 しかし、中には頑として「そんなわけにはいかない!」と宣う同伴者も過去にはいました。
 そう言っても、途中からは聞かなくなるのがオチで、その同伴者も途中で聞くことを諦めたので、だったら最初から無駄なことは聞くなというものです。


 私としては、スコアを秘密にしているわけでなく、ホールアウト後に申告しているのに改めて確認する行為には、本人の無自覚さが表れているものだと思っています。
 大叩きの後に、次のホールに向けて気持ちをリセットしている際中の同伴者に、何の配慮もなくスコアを大声で尋ねる行為は、紳士的な振る舞いではないと思うからです。


 傷ついた同伴者はそっとしてあげることが大事であり、傷に塩を塗るような言動を同伴者が取ることには、紳士的マナーがないと私は思っているのです。
 ゴルフは個人競技であり、マーカーでなければその他のスコアは関係はないものです。


 他人のスコア付けに拘るうちは、何年たっても100や90が切れないゴルファーに留まることになり、そんな配慮が出来ないうちはゴルフの神様は微笑んでくれないのです。