三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

私の間違ったコースマネジメント

 ゴルフのテレビ中継などを見ていると、グリーンオーバーのミスが出た際に解説者が「フライヤーかもしれませんね」と言っているのを耳にしたことはありますが、自分のラウンドでフライヤーを特に気にすることはこれまでありませんでした。


 その理由は、フライヤー発生の状況の1つである雨の日のラウンドをほぼしないためで、もう一つの状況であるラフからのショットではフライヤーよりドロップの方が圧倒的に多かったためです。


 確かに、濡れたラフからのショットでは、球の軌道がイメージ通りではなく、球が揺れたりいわゆるドローんとした飛び方をすることはよく経験していましたが、アイアンの距離をはるかにオーバーした経験はあまりないことでした。


(ネットの記事でも、フライヤー現象は厄介なものであると紹介されています)


 昨日のラウンドで、7番パー4のセカンドの距離はショットナビの表示ですが、センターまで残り150y弱でピンはやや手前、左前方からのスライス風というもので、ライは左のつま先下がりのラフという状況でした。


 私のクラブ選択は第一感では7鉄というものでしたが、これまで大きめのクラブを選択すると、どうしても「緩み」が生じてしまい、結果的に風に負けて右に曲げ右のバンカーインになる傾向が高く、だったら風を考慮せずそのままの番手でしっかり打っていれば、風でショートしても手前からなので大怪我には繋がらないと思っていたからです。


 3番のピンに絡むバーディーは、これまでだったらPWで距離合わせするところを52度でしっかり打っていたためで、この風に関係なく合う番手でしっかり打つという考えに変えることにしていたのです。


 ところが7番パー4のセカンドは手応えは良いもので、ピンにベタピンかと思ったものがグリーンをオーバーしてしまい、自分の中で「??」となってしまいます。
 ショットナビではグリーン奥まで167yと出ていて、それが正しいのであれば8鉄で170y飛んでいたことになるからです。


 私の8鉄の距離は20年前は150yでしたが、現在は145yであり、これも飛ばなくなった一時期の135yから「飛ばし」のレッスンのおかげで10yも伸びているものです。


 20年前でも8鉄で170yという距離の記憶はなく、考えられる理由はショットナビの距離表示の間違いかフライヤーの悪戯かのどちらかになります。


 7番パー4はレギュラーティーから375yの軽い右ドックのホールなので、右目にしっかり当たるとセカンドをPWで打つことはこれまでもありました。
 この日はアゲインストの風が強く、負けないようにしっかりドライバーを振ったら左目に飛び、ラフに入っていたのです。


 見た目の距離は8鉄かなと思っていて、そこにアゲインストの風を加味するとクラブ選択は7鉄になるのですが、最近はグリーン奥へ乗ることが多くなり、それを避けるために花道にショートでも良いと思ってマネジメントするようにしていました。


 現に達人は見ているとほとんどがショート目にしか打たず、グリーンをオーバーするショットは皆無ですが、元々が飛距離がないため手前から転がして乗せることが多く、乗らなくても手前からのアプローチで寄せ1を取るスタイルなのです。


 それを真似してみようと、最近は「ミスったら手前」と考えていて、これまで「ミスショットを基本」に考えていたコースマネジメントを「ナイスショットを基本」としたコースマネジメントに変えようと意識変革を行っているところです。


 今回のフライヤーのミスは、ナイスショットを基本にしたマネジメントでは起こりうることになり、新たな対処の仕方が必要になります。
 フライヤーが予測されそうな場合は、これまで通りに大きめのクラブで緩んだ打ち方をするか、番手を1番手短いものに変えるか、その判断が必要になってくるようです。


(8月31日ハイランド2番での私の極端なオープンスタンス。青の狙っている飛球線に対して赤のスタンスはかなり左を向いています。このときはナイスショットになりました)

(8月25日ハイランド7番のティーショット。このときは赤丸方向に飛び、1ペナになりました)


 私がミスショットを基本にしたコースマネジメントをしていた理由は、ほとんどナイスショットをしないからであり、ドライバーショットもスライスを予想してかなり左を向いてスタンスをとっていました。
 しかし、レッスンの成果になるのか左への打球が多くになるにつれ、昨日の9番のティーショットのようにトラブルに繋がることになっていますが、それはほぼスタンス通りの飛球線になっているからです。


 つまり、スライスを予測してナイスショットがトラブルになるというケースが出ていて、せっかくのナイスショットが良い結果に繋がらないという皮肉な現象が起こっています。


 これからはミスを前提にしたものでなく、ナイスショットを前提にした考え方に変える必要が出てきました。
 極端なオープンスタンスは止め、フェアウェー左サイドを狙ってドライバーショットのスタンスをするようにしていきたいと思っていますが、なかなか長年の癖で左を向いてしまうのが今後の課題です。