三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はレッスン日

 今日は土曜日なので、北区下硯川にあるゴルフ練習場のサンバレーゴルフプラザでプロのレッスンを受けに行きました。
 指導してくれるプロは、リンクに貼っているPGAティーチングプロA級の鋤田プロで、土曜日にレッスンを受けている組を土曜ゴルフ部と名付けてあり、若手の飛ばし屋を筆頭に競技ゴルファー数人が所属していますが、今日から中国人の女性が新たにメンバーに入ってきました。

 プロはいろんなアイデアで練習器具を考案していて、今日も初めて見るような器具での練習がありました。
 上の写真の器具はPWから7Iまでを使って、ポールの横を抜いてインテンショナルフック・スライスを打つ練習のためのもので、このポールの右や左から曲げて目標に打つ練習がありました。

(2つのポールを立ち木に見立てて、それを避けてグリーンを狙う練習です。それぞれフックが得意な人、スライスが得意な人に分かれてしまいます)


 下の画像は手作り感満載のアプローチ練習用の器具です。


(右手前にある筒も2mほど先にある目標物です。本体は5mほどの距離ですが、10個の目標には高さと方向・距離それに併せて強さが合わないとカップインしません)


 これはアプローチ練習用で、それぞれに制限時間内に全てにカップインすることが目標でしたが、3人でチャレンジして残り3か所には入らずタイムアップしてしまいます。


 別の曜日のプロを目指す練習生は1人で全てカップインさせるそうで、実際にやってみると高さと強さが合わずに苦戦してしまいます。
 とくにほとんどが地面と平行な入り口なので、ふわりとした球が要求され、思いのほか打つのが難しいのだと実感させられました。

 この画像は分かりづらいのですが、ゴムチューブで後方から左足と右手を引っ張り、前方から腰部分を引っ張るもので、スイングの矯正に使うもののようでした。

 

 上の画像のレッスン生はスイングの際に右足膝が前にでる癖があるため、それを矯正するために右足膝にゴムチューブを付けて後ろから引っ張ってもらっています。


 レッスンは9時から15時までの6時間ですが、私は途中でバテてしまい、最後の方は見学だけになってしまいました。


 アマチュアは常に同じようなスイングが出来ればゴルフが上手くなると勘違いして再現性のあるスイングを求めて練習しますが、鋤田プロはゴルフのスイングを野球に例えて「相手投手がストレートだけ投げてくるなら同じスイングで事足りるが、変化球を投げられたら打てないでしょ?ゴルフも同様で、コースには傾斜が必ずあるから傾斜に併せた打ち方が必要になる」と説明され、レッスンを受ける側が納得する教え方をされるのです。


 傾斜に応じてクラブをインサイドやアウトサイドに引いたり、それもフェースを閉じたり開いたりと一つとして同じスイングはないのです。


 その傾斜の説明でも、極端な場所である打席と地面の50cmの差を使って説明され、例えばつま先下がりのライだったら段の上に両足を置いて地面の球をイメージして素振りさせ、そこではアウトサイドアウトのスイングでなければ、手前の段にクラブが当たってしまうことを確認させます。
 そのうえで、身体が伸び上がれば球に届かないことも確認され、つま先下がりでのスイングの仕方を頭に叩き込ませます。


 同様に、両足を地面に置いて段上の球を打つイメージのスイングでは、インサイドインのスイングでなければ上手く振れないことも分かります。
 左足を段上に右足を地面に付けた左足上がりのスイングでは、インサイドアウトでなければ段差の壁に当たってしまいますし、反対に左足を地面・右足を段上の左足下がりのイメージでは、アウトサイドインに振らないと地面の上の球は打てないのです。 


 ただプロが打つスイングは、変えているのに同じように見えてしまいがちで、それは同じリズムで打つからで、実際は本人はライや傾斜地に併せたスイングをしているはずで、それがそう見えないところがアマチュアの眼力の無さという悲しさです。


 練習場では完璧にスイングを作り上げたと思えてもコースでは全く通用しなくなるのは、同じスイングをすればよい球が打てるというアマチュアの大いなる錯覚です。
 ゴルフのスイングは、本人は大きく変えているつもりでも、傍から見ればほとんど変わりがないスイングに見えることも、アマチュアが間違ってしまう原因でもあります。


 そんな一つ一つの違った傾斜に合わせた打ち方ができるように自分の意思で自分の身体をコントロールするのは意外と難しく、それを可能にするためには極端な動きをする必要があり、そのために様々な動きを取り入れたスイング練習があっているのです。


 まだプロの教えを理解するところまではいっていませんが、少しでも自分の中に取り入れていきたいなと思い、動かない身体に鞭打って練習に励みたいと思います。