三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

雨中のラウンドは爽やかな若者と一緒になる

 今日は1人予約が成立し、南阿蘇CCに行ってきました。
 今日のスタートは9時6分でしたが、自宅を早めの6時20分に出たためスイスイと走ることができ、約1時間ほどで外輪山を抜ける俵山トンネルを抜け、いつもの駐車場で時間調整しようと思っていました。


 しかし、トンネルの中で対向車がいったんライトを消してパッシングしたので、なにかあるのかなと訝って、少しペースを落として走りました。
 トンネルの中は通常は70キロ程度で流れていて、トンネルを抜けると時間調整する駐車場までは下り坂になり、スピードが知らず知らずに増す50キロ制限区間です。


 いつも休憩をする駐車場には、警察車両が数台停まり、手前の道路わきにはレーダー取り締まり機器を2人の警察官がセットしていて、まだ取り締まり自体は始まっていないようでした。


 7時半を目途にネズミ捕りが始まるようでしたが、小雨の中なのでまさかこんな日にネズミ捕りがあるなど誰も思わないだろうし、7時半頃から通勤で急ぐ車がそれこそネズミ捕りに引っ掛かるように捕まったはずです。
 もっと正々堂々とした交通取り締まりならまだしも、スピードが出そうな周囲は草原で人家も何もない区間での取り締まりは、単なる特別会計の収入を得ることだけが目的のもので、こんな姑息なことをするから交通課が他課から馬鹿にされる一因だと思いました。


 従事させられている警察官たちも、コソ泥のような自分たちの行為が、交通安全のためなどと思うはずはなく、隠れて善良なドライバーを取り締まるくらいなら、もっと捕まえるべき巨悪を取り締まりたいと思っているのかもしれません。


 この取り締まりのため、駐車場での時間調整ができず、そのままゴルフ場に向かい、7時半にはゴルフ場の駐車場に入りました。
 ゴルフ場に着いた際は、まだロビーに灯りが付いておらず、しばらくして1台の車が入ってきてクラブハウス入り口でキャディーバックを下ろした頃から室内の電灯が付いたようです。


 少し時間をおいてチェックインをしましたが、一番目のチェックインでしばらくチェックインの機械が起動するのを待ちました。


 受付で教えてくれた指定のカートにキャディーバックを積み込み、その後はスタート室の顔見知りになった係員と話をしながら時間を潰しましたが、今日は終日が雨の予報で、予約が少なく、10時スタートの成立していた別の1人予約の組も結果的にキャンセルしたようでした。


 今日は当初は「アプローチの達人」と1人予約の常連さんが入っていましたが、天気予報が雨だったので昨日の成立前にキャンセルされていて、結果的に4人目で入った方との2サムで成立していたのです。


 その方は20歳代の方だったので、もしかしたらドタキャンがあるかもと思っていましたが、なんと雨模様の中を1時間前にやってきたのです。
 きちんと上着を着ていて、キャディーバックを積むと着替えに行きましたが、キャディーバックを見たら福岡の有名ゴルフ場のネームプレートが付いていて、併せて大学のタグもあり、学生かなと思いました。


 本人がやってきたので「学生さん?」と尋ねたら「はい」と返事があり、「ゴルフ部?」と尋ねたらまた「はい!」と笑顔で返事がありました。

(本人の許可を得て、写させてもらいました。九州大学は、九州で一番の難易度を誇る国立大学で、その中でも医学部医学科は最難関です。毎年、進路指導室の壁に「九大〇人」という合格の張り紙があっていましたが、勤務していた高校は中堅の進学校だったので、九大の医学部医学科は創立30年の歴史でも、1人もいませんでした)


 後でいろいろ話したら、九州大学の医学部の4年だということで、将来は外科医を目指しているという爽やかな好青年でした。
 ゴルフそのものは大学から始めた4年のゴルフ歴で、まだまだの腕前でしたが、さすがに体育会のゴルフ部らしく動きもきびきびしていて、マナーもよく、スルーでラウンドしましたが8時半過ぎにスタートして11時半にはラウンドが終了しました。


 今日は雨のために一昨日は使ったメモ紙が使えず、記憶でウロ覚えしていた構え方をしましたが、間違って正反対だったようで、セカンドをOBしたりしてしまいます。
 スタートの10番パー4で早速それが出てしまい、フェアウェーから右にOBを打ったのは、U6で左足下がりを本来は「開閉・外内・足上げ」とすべきところを「開開・外内・ベタ足」で打ってしまっています。


 前半のインは、10番パー4で+4でしたが、11番からはパーセーブが15番まで続きました。16番パー4でクラブフェースを開いて打ったら、見事に右に飛び出して1ペナになってしまいます。
 ここは3打目もグリーンに届かず、アプローチした3mも入れられずのダボになってしまいます。
 17番パー5では右ラフからつま先上がりを今度は正しく「開開・内内・右足上げ」で打て、ピンの左奥目にナイスオンできました。


 18番パー4ではティーショットがフェアウェーに落ち、傾斜を左に転がったまでは見えましたが、セカンド地点に行ってみると球が見つからず、プレ4からPWで2mに付けてどうにかボギーでしたが、フェアウェーセンターに打ってのロストはがっかりでした。


 前半は、1ボギー・1ダボ・1つの+4の7オーバーになるスコア43で13パットでした。


 同伴者の学生さんはスタートホールで左にOBを打ちトリプルスタートで、11番はパーオンしましたが、上りの10mほどを4パットしてしまい、12番パー3ではティーショットが池ポチャとスコアが纏まらなかったようです。
 その後も、13番パー5ではセカンドを左の1ペナ、14番パー4はパーオンしての3パット、続く15番パー3もパーオンして3パットとグリーンに翻弄されていました。
 16番も左のフェアウェーからのセカンドが当たらず、3打目もショートして4オンと苦戦していて、17番パー5はティーショットを左OBとしてしまいます。
 結局、前半はパーなしゴルフになってしまいます。


 クラブハウスに戻るとまだ10時でそのまま1番へ向かいましたが、雨はずっと降り続き、コースコンディションも悪化していきます。


 1番パー4は右フェアウェーからU4で手前に届かず、ここはアプローチを寄せてどうにかパーゲットでした。
 学生さんは左に打ってセカンドが当たらず、3打目も左の木に当たるという苦戦続きでした。


 2番パー4はフェアウェーから7Iのショットが当たらず、池ポチャと思った球が水面で跳ねて池を超すラッキーでしたが、アプローチは寄らず5mのパーパットもわずかに左に外すボギーでした。
 学生さんのティーショットはコース中央の大木の手前でグリーン方向には打てないというアンラッキーでした。


 3番パー5ではフェースを開いて打ったら右に飛んでOBになってしまいます。一昨日は同じように打って真っすぐ飛んでいたのに、今日は全く捕まった球が打てなかったのはなぜなのでしょう?
 ここはプレ4からプレーしてダボになりましたが、学生さんも右に打ってセーフだったものの木が邪魔するアンラッキーが続き、結果的にプレ4近くから4打目になってしまいます。
 その後もグリーンを狙うショットがシャンクしたりと苦戦が続いていました。


 4番パー3はU6のショットが当たらず、左の凹みからのアプローチもショートし、6mのパーパットはわずかに左に外すボギーでした。
 学生さんは、見事にカップ奥8mにナイスオンして、バーディーパットはカップ右に垂れましたが、50cmのパットを入れて本日の初パーゲットでした。


 5番パー4は左のラフから手前にショートし、アプローチはやや奥に付いて2mのパーパットは大きく膨らませすぎてカップ右に外すボギーでした。
 学生さんは右バンカー縁からのショットが手前にショートし、30yほどのアプローチがトップして、奥からのアプローチは止まらず、手前からのアプローチは見事に寄ってダボだったようです。


 6番パー5は手前にパーオンしましたが、3段グリーンの中段奥へのパットは上りを打ち切れずにショートし、手前からの3mも決めきれずのボギーでした。
 学生さんも同じような場所に4オンして、同じようにショートする3パットを打ってしまいます。


 7番パー3は8Iで左にオンし、7mの下りのスライスラインは逆目になるようで、思ったほど転がらずにショートしてパーでした。
 学生さんは左に外し、アプローチはショートして、同じような長さのパーパットは決まらずでした。


 8番パー4はフェアウェーから8Iをダフリ、手前の凹みから2mに寄せて、どうにかパーゲットでした。
 学生さんは、右から同じようにセカンドを手前にショートし、アプローチは奥目でパチンと打たないか心配して見ていましたが、ここは気づきにくい下り傾斜をしっかり認識していたようで、きっちり距離合わせしていました。


 9番パー4は右ラフから8Iでダフリ、木の手前から8Iで低く打ち出してオンを狙いましたが、グリーン手前の凹みで止まり、アプローチは2mでしたがボギーパットはカップ手前で右に切れダボになりました。
 学生さんは、フェアウェーからセカンドを左に外し、アプローチを乗せましたが7mほどのパーパットはカップ左を抜けるボギーになったようです。


 後半は、4ボギー・2ダボの8オーバーになるスコア44で16パットでした。通算は、スコア87で29パットです。
 パット数は少なくとも、実際はグリーン周りからパターで打っていることもあり、実質は34~5パットになります。


 学生さんは初めてのコースで、まずコースの洗礼を浴び、その上でグリーンに翻弄されるもので、かなり大変そうでした。
 それでも爽やかなゴルフを展開していて、見ていて「がんばれ!」と応援したくなるものでしたが、本来は競技ゴルファーであるはずなので無用なアドバイスなどはできず、コース案内だけに止めていました。

(今日はうどんにアジフライが付いていました。それもタルタルソースまで)


 とりあえず、雨の中のラウンドでしたが無事に終わることができ、一緒に食事して、終わってからグリーンピア南阿蘇の温泉にも同行しました。
 人当たりの良い方で、きっと良い医師になられることでしょう。ゴルフ自体は、もう少し修練が必要なようですが、これからは勉学もより忙しくなるはずで、当分はゴルフより勉強を優先して、将来にゴルフをやれる環境になったら、その時はきっと今の経験が生きてくるはずです。

(温泉に向かう前のゴルフ場前の駐車場は、雨で光っていました。来場者も少なく、車も見当たりません)