三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

トラブった際の対応法

  私のゴルフには大きな問題があるようです。それは最近ラウンド中にシャンクが出た際に冷静に対応できず、傷口を広げてしまうケースが何回かあったのです。


 いわゆる「動揺」という心の中の問題が、シャンク後のプレーで冷静な判断を妨げ、結果的にミスを取り戻そうと無理な選択をする行為に繋がり、その反動で大きくスコアロスするという流れになりました。


 私が「ボギーなゴルフ」を意識するのは、ティーショットに負担をかけず、少々のミスが発生しても2打目以降に無理しないという精神状態をコントロールする方法ですが、この中にはシャンクというミスを想定していないから、発生した際にパニくってしまうのだと考えました。


 それでネットでゴルフのことではなく、一般的にトラブった際の対処法などを調べてみました。
 ある記事には次のような対処法が書いてあります。
 
(1)トラブルが起こったら、すぐにリアクションせずに一拍置く
(2)解決できる問題か、解決できない問題かを判断する
(3)解決できる問題を“最終的な目的”“目指す状態”“解決の手段”の順で考える


 これをシャンク発生という具体的な状況に当てはめると


(1)シャンクが起こったら、すぐに次にショットに向かわず一呼吸する
 シャンクが起これば、OBの打ち直しだったりセーフでも距離が出ていないケースが多く、ほとんどが次も自分が打つ順番になっているはずで、「急がなくっちゃ!」という気持ちの焦りも同様に生まれてしまいがちです。
 すぐにリアクションしないという方法は取りがたいため、一呼吸するという「間を取る」程度しかできないのが現実です。


(2)OBだったら解決できないが、OBでないなら次のプレーでリカバリーできる
 シャンクは突然に起きますが、OBという結果になれば潔く諦めることは大事です。次のショットにいつものようにプレショットルーティンを入れ、挑めばよいだけです。


(3)どうすれば最小限のスコアロスで凌ぐか考え、その方法を探る
 すでにミスの1打は発生しているので、そのロスは仕方ないと諦めますが2打のロスは避けることを最優先に考えます。
 そこがグリーンが狙える場所なら+3打(狙えないなら+4打)でホールアウトできるかを考えます。
 ここで大事なことは、狙える場所かどうかという判断基準を自分の中に作っておくことです。
 林の中で狭い空間を通すことが出来たらグリーンが狙えるとか、グリーンまで200y以上残っているなどは、たとえグリーン方向に打てても「狙えない場所」と決めておくことが重要です。


 ピンチに陥って動揺してしまいそうなときは、自分の感情をできる限り詳しく言葉にし、自分を客観的に見ることを意識すれば、心を落ち着けることができるともあり、これも有効だと思えました。


 例えば、テレビ中継の解説者のように、自分のその時の感情や希望を口に出して解説することで、無理な選択肢を排除するのです。
 実際にプレー中のトラブルでは「願望」の元に次のプレーを選択してしまいがちなのは、誰でも経験があることです。
 自分の技術力では成功確率が0%に近いようなプレーを選択して深みにハマってしまい、取り返しのつかないビッグスコアを叩き出したことはゴルファーだったら必ずあるはずです。


 要はミスはミスとして潔く諦めることが重要で「ボギーなゴルフ」の考え方にシャンクというミスを想定していなかったことがそもそもの誤りだったようです。
 これからは、シャンクもショットミスの1つだと考えるようにし、次のプレーに取り組むようにしないといけないかなと思っていますが、シャンクはある日突然、忘れたころに出るから始末に負えないものです。
 シャンクが出たとしても、舞い上がらずにそれ以降のプレーに集中できるような強い精神力が欲しいと思っていますが、こればかりは自分には無理なようで、少なくともシャンクもミスショットの1つだと思うことに尽きるようです。