我慢のゴルフ
「予定よりまだ早いけど、4人が揃われていますのでインへ向かってください」と言われ、500mほど離れたインの10番ティーへ向かいました。
今日の同伴者は何度かご一緒したことのある70歳代の方に、見た目は60歳代かなと思った52歳の方、それに天草のゴルフ場のメンバーだという49歳の方々でしたが、ティーイングエリアで後ろに陣取られる面々で、何度か「真後ろはご遠慮ください」とお願いするものの、言わなければなぜか後ろにわざわざ来るという方々でした。
そのうえ天草のゴルフ場メンバーの方は、グリーン上で球をマークしない方で、「そこに置いていたらパットが打てないだろう!」とばかりに「マークお願いします!」と言わなければマークしない困った方でした。
こんな困ったチャンばかりで、今日はどうなるのだろうと気が重くなりましたが、スタートの10番で早々にリズムを崩されます。
セカンドを打とうとしたら、1打目OBの方が右の山の中に球探しに行っていて、私の順番になり、打とうとアドレスした時に右から私の前方に出てきたのです。
打つのをやめて「打ちますよ!」と声掛けしますが、聞こえないのかなかなか退かれません。
結局、2打目をチョロってしまい、3打目は右に外し、右からのアプローチをトップして左下に落とし、そこから乗せて2パットのいきなりダボスタートになりました。
このダボはかなり自分に怒りましたが、「まだスタートしたばかりで我慢だ」と自分に言い聞かせます。
11番パー4はフェアウェーからU6で右に外し、ここはアプローチが寄ってナイスパーになりました。
70歳代の方が10番・11番とパーオンして2パットという素晴らしいゴルフをされていて、12番パー5では見事「2オン!」されイーグルパットは入りませんでしたが、楽々バーディーを獲り、13番・14番・15番と連続パーオンしてパーキープで進んでいて、他の同伴者の注目がその方に注がれていたのが、私にとって幸いでした。
70歳代の方の派手なゴルフの影に隠れるように、12番は2パットのパーでしたが、以降は13番で右エッジから10mをパターで寄せてのパー、14番は左エッジから4mをパターで寄せてパー、15番は右奥のエッジから12mの下りだったので9Iでスピンを利かせて寄せ1のパー、16番は手前からウエッジで寄せてパーと、寄せ1しまくりでした。
70歳代の方が16番で2mのパーパットを外し、やっと17番で初のオナーになりました。
17番パー3は9Iがトップ目に当たり、右奥に転がりましたが、10mのパットを寄せてパーとし、18番ではフェアウェーからPWでピンの左奥2mにオンし、このバーディーパットを決めるというパットの好調さで、前半は1バーディー・1ダボの1オーバーのスコア37でパット数はなんと12パットでした。
70歳代の方は、16番ボギーの後、17番パー3でショートしアプローチをチャックり、パットも決まらずのダボになり、18番ではセカンドが風に乗って左に飛び、カート道路で跳ねるOBとなるダブルパーを打っていました。
10時過ぎでしたが昼食休憩が75分ほど入り、いつもの100円ステーキを注文しました。さすがにレストランのおばちゃんも「いつもの!」と頼めば分かってくれるようになっていて、同伴者から「メンバーさんですか?」と尋ねられる始末です。
後半の距離の長い1番パー4はティーショットをミスりましたが、U4でグリーン手前60yまで運び、52度のアプロ―チショットが1mに付き、ラッキーなパーゲットでした。
2番パー4はドライバーショットが左の木の当たりますが、これは計算の範囲内です。傾斜からフェアウェーに転げた場所から8Iでグリーン中央奥にオンし、右奥のピンに1mオーバーしましたが返しを入れてパーでした。
今日のスコアが纏まった原因は、ショットのミスをショートゲームで取り返せたことで、特に2m内のパットを外さなかったことが大きかったのです。
3番パー5はフェアウェーから52度のアプローチショットが左からの風に乗り、ピンの右エッジに外しますが、下りの5mをパターで上手く寄せパーゲットでした。
4番パー3は9Iで手前にオンし、強烈な上りをしっかり打って、ここも1m弱を入れてパーゲットでした。
私にとっての鬼門である5番・6番ですが、5番はフェアウェーからU6で転がり乗ったと思ったショットははるかに手前で、アプローチは傾斜で止まらず、4mのパーパットは下りに見えて打ち切れずのボギーでした。
6番パー4はフェアウェーから8Iで昨日と同じくショート目になり、今日は右手前のバンカーインでした。
ピンまで距離があったため、52度で上手く出し、傾斜で3mまで寄せましたが、このパーパットは決めきれず連続ボギーでした。
ただこの2ホールはセカンドが打ち上げで距離が合わないため、ボギーだったら良しというものです。
7番パー4はドライバーショットは右目のフェアウェーで、右前方の大木がややスタイミーになっているため、左の花道方向を狙って手前にオンでした。
15mほどの長いバーディーパットはカップ左30センチのナイスパットで、お先にのパーになりました。
8番パー3は昨日と同じ左グリーンで、昨日OBを打った同じ8Iで打ちましたが、傾斜とグリーンの固さでピンの手前に落ちたのに、左奥にこぼれていました。
パターでの寄せは1m強残りましたが、好調なパットで沈め、パーゲットでした。
9番パー5はフェアウェーからの3打目の9Iのショットが直接グリーンに乗ると思いましたが、わずかに届かずでした。
スタート前にこの18番の手前斜面からのアプローチをイメージして練習していて、その練習通りに打ったら50センチに付いて、ここも寄せ1のパーでした。
後半は、2ボギーのスコア38で14パットでした。通算はスコア75でパット数は驚異の27パットです。
今日はアプローチが良かったのは、外す場所が良かったからです。ニアサイドに外した時は下りはパターで転がし、打ち上げはウエッジと使い分け、遠いサイドに外した際は最近練習している9Iの転がしがあるため余裕があったのです。
実際は9Iの転がしは16番だけでしたが、その余裕がある気持ちがパターでも寄るという結果に繋がったのかもしれません。
同伴者の動きや立つ位置に若干の邪魔はされましたが、それに腐らずに我慢して頑張れたことは我ながら褒めたい気分です。
(これは前組の1番ティーイングエリアの光景。なぜ真後ろにわざわざ位置するのか私には理解不能です)
それにしても、ティーショットの際にすぐ後ろに位置する人が多いのは、誰も気にしたりしないからでしょうか?
「自分は気にしないから」ではなく「マナー」として、飛球線上に立つという行為はそれぞれが考えて避けるべきだと私は思っています。
仲間内だけのラウンドをしているアベレージゴルファーに多いようで、そういうことに気配りができないから、いつまで経っても100切りもできないのではと私は思うのです。