三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

選手権は1打に泣く

 今日は「あつまる阿蘇赤水ゴルフクラブ」の選手権決勝が行われ、私はシニアの部に参加しました。
 元々は、9月22日に初戦27ホールが予定されていましたが、台風17号が九州に接近する見込みだったので、翌週の29日に初戦が延期され、日程の都合上で決勝が2週間後の今日になっていたのです。


 朝8時17分のスタート予定だったので自宅を5時50分に出て、赤水には7時に到着しましたが、途中の二重峠付近から阿蘇中岳の噴煙が見えて、小規模爆発をしたのかと少し心配していましたが、幸い降灰の影響はなく、気温も上がって途中から半袖でプレーできました。

(赤水の駐車場では到着時は気温11度ですが、日中は23度程度まで上がりました)


 初戦は、杵島コースを39・中岳コースを41でラウンドし、シニア選手権は27ホールなのでまた杵島コースに戻りましたが、7番パー3でトリプルを叩く42のスコアになり、首位とは7打差の4位になっていました。
 さすがに7打差の挽回は無理だと思っていて、今日はほぼ参加するだけと思っていましたが、前半の18ホールでスコアが纏まり、首位に並んで内心「勝てるかも」と思ってしまいます。


 しかし、そう思ったことが悪く、途端にショットがぶれはじめ、ショートパットが前半も入っていませんでしたが、勝負どころでも打ち切れずにショートしてしまい、チャンスを生かせず、終わってみれば3人が並ぶ首位に1打足らない結果になってプレーオフに進むことができませんでした。

(今日は選手権参加者以外のメンバー対象に「肥後銀行杯」というスポンサー杯が行われていました)

(1番は1打目打ち下ろしになる410yパー4です)


 1番パー4は右ラフからU4で手前のピンに対し奥にオンし、ここの下りはそう速くないため、寄せてパーゲットでした。
 2番パー4は右目のフェアウェーから6Iのショットが手前にショートし、左足上がりの短いラフからダフって手前にオンし、8mのパーパットは入らずボギーになりました。
 3番パー3はU6で左奥にオンし、7mのバーディーパットは左を抜けるパーでした。


 4番パー5は右ドックでドライバーだと突き抜けるためUTで打ちましたが、右に飛んでしまい距離が残ります。U4でフェアウェーに打ち、8Iで手前にショートし、52度でピン奥2mにオンして下りを入れてパーゲットでした。


 5番パー4はフェアウェーから打ち上げの110yを9Iで打ったら左奥まで転がっていて、右手前のカップへの15mのバーディーパットは下りと思って4mもショートし、パーパットも外すボギーでした。
 今日はこの5番で3パットを2回も打ったのが結果的に響いています。


 6番パー4はフェアウェーからU6のショットは手前にショートし、パターで80センチに寄せましたが、このパットを引っかけて左に外すボギーでした。 
 7番パー3はU4でピンの右手前5mにオンでしたが、このパットも決めきれません。
 8番パー4もセカンドをU6でピンの右手前8mにオンでしたが、パットは決まらずパーでした。
 9番パー5はピンの左奥にオンし、7mのバーディーパットは左を抜け、返しの50cmを引っかけるもったいないボギーでした。


 前半の杵島コースはショートパットが入らず、4ボギーのスコア40で19パットでした。
 結果的にこの短いパットを外したのが、勝てなかった原因です。


 そのままインの杵島コースに向かいます。
 
 10番パー4は2オン2パットのパー、11番パー3は奥のカラーからパターで寄せてパーでした。
 12番パー4はフェアウェーからU4のセカンドが右バンカーに捕まり、バンカーショットは4mでしたが、このパットを決めきれずにボギーでした。
 13番パー4はセカンドで手前にショートし、パターで寄せてパーでした。
 
 14番パー5はUTのショットが右に出ますが、5Wでフェアウェーに運び、9Iのショットは手前にショートしましたが、ここは52度でカップ横に寄せるナイスパーでした。


 15番パー4はドライバーショットが当たり、フェアウェーからPWでピンの奥50センチに乗せてバーディーでした。
 16番パー3はU6で手前にオンし、6mのバーディーパットはわずかに外れるパーでした。
 
 17番パー4はドライバーショットを引っかけてしまい、つま先上がりのラフでした。U6のショットは当たらずチョロってしまい、PWで奥の段のピンに突っ込み、右奥から5mのパーパットは入らずのボギーでした。


 18番パー5は右ドックの右の木のすれすれを抜けたフェアウェーからU4で2オンを狙いましたが、わずかに左手前のショートで、52度で1.5mに寄せてバーディーでした。


 後半の杵島コースは、2バーディー2ボギーのイーブンパー36で13パットでした。


 この時点で7打差あった首位との差は1打差になっていて、私の上位にいた昨年のシニアチャンピオンは崩れ10打差に、もう1人は77で回っていてタイになっていました。
 昼食休憩が入り、この調子で残りハーフを39でラウンドできれば逆転できると計算しましたが、これで身体が固くなってしまったようです。


 1番パー4はいきなりドライバーショットが逆球になってしまい、左バンカーインでした。当初は7Iで手前に刻むつもりでしたが、ここで「悪魔の囁き」に負けてしまいます。
 グリーン方向には林がスタイミーになっていて、狙える状況ではないのに、何を血迷ったのかU6でフックを打とうとしてしまい、左の林に打ち込んでしまいます。
 結局、フェアウェーに出すしかなく、4打目でピン奥5mにオンしましたが、このボギーパットは最後にカップ手前で左に切れてしまうダボにしてしまいます。
 こうした1打を無用に失ってしまったことが、後々に大きく響くことになるのです。


 2番パー4では、またドライバーショットが左に飛んでしまい、ここは暫定球を打ちました。幸い左ラフに残っていましたが、精神状態は前ホールのダボとこのホールの危うくOBということでパニック状態になっていて、セカンドのU6でチョロってしまい、ようやく3オンして2パットのダボでした。
 2ホールで目標の3打オーバーを打ってしまい、内心「もう駄目だ」と意気消沈してしまいます。


 3番パー3はU6のショットが右奥に外し、アプローチは2mでしたが、このパットはどうにか入れてパーでしたが、「もう時すでに遅し」と思っていました。
 ところが1打差だった結果的には優勝した方が、1番・2番と危なげなくパーだったのに、このホールの1mを外してボギーにしたのです。
 4打差が3打差に戻り、少しやる気が起こりましたが、この方のショットはほぼ安定していたので、大崩れはないなと思っていました。


 4番パー5ではさきほどと同様にUTのショットが右に飛び、今度はグリーン方向に打てずにいったん刻むことにしました。
 結果t期にはピン奥2mに4オンでしたが、先ほどは決めた同じようなパーパットをスライスと読んでしまい左を抜けるボギーにしてしまいます。
 先ほどは真っすぐに打ったのに、、と悔やみますが、このときも優勝した方も同様に短いパットを外すボギーにしていて、まだまだと思い直しました。


 不思議なことに、前チャンピオンは前半を87と崩れていたのですが、気楽になったのか好調なゴルフを展開されていて、1打差の3人がそれぞれ優勝を意識したのかお互いがけん制するようにスコアをキープできない展開になってしまいます。
 誰かがボギーになると安心してしまうように、ボギーに付き合うという展開はよくあることですが、そんな最終組の重苦しい雰囲気をよそに、1組前の方が前半を77で回り最後のハーフも37で回っていて、危うくその方が優勝をさらうところでした。


 5番パー4は先ほど同様にフェアウェーから左にオンして、先ほど大ショートして3パットした記憶から打ったら2mもオーバーしてしまいます。
 当然、返しも入れられず、ボギーにしましたが、争う3人が同じようにボギーにしてしまいます。


 6番パー4はナイスショットになり、フェアウェーからU6でピン手前にオンし、どうにか2パットのパーでした。


 7番パー3はU4でピン手前5mのバーディーチャンスでしたが、やはり打ち切れずのパーでした。
 ここで争う2人がボギーとなり、私が5オーバーですが、優勝した方のパットが入らなくなり、3番から7番まで5連続ボギーとされ、首位だった方も7番まで6オーバーと崩れていたのでした。
 
 8番パー4は5mのバーディーチャンスでしたが、「これを決めれば優勝するかも」と思って打ったパットは打ち切れず、悔しいパーに終わりました。
 このホールは他の2人はグリーンを外していましたが、どうにか寄せ1を取られ、計算上は3人が同スコアで並んでいるものでした。


 最終9番パー5は「ここでバーディーを決めれば優勝だ」と思いながら、オナーでティーショットを打ちましたが、力が入りすぎ、大きく左のOBのある林の中に打ち込んでしまいます。 
 一気に虚脱感に襲われ、後で聞いたのですが首位だった方は「あのOBでホッとした」と思ったそうです。
 暫定球を打ちましたが、幸いラフに球が残っていてOBは免れました。しかし距離が全く出ておらず、2打目の5Wのショットでやっと暫定球の場所と同じ距離になってしまいます。
 右ラフからいつもだったらU4で手前に運び、ボギーオンして1パットを狙いますが、ここは是が非でもバーディーという意識に囚われてしまっていて、残り230tを再度5Wで3オン狙いにしました。
 いい当たりでしたが、スライスを予測して左を狙ったのが悪く、グリーン左手前にあるコブのてっぺんに止まっていて、もう少し右の花道だったらと悔やまれます。
 このアプローチを突っ込んでしまい、右に切れて2mの上りのパットが残ります。結果的にこのパットを打てずにショートし、ボギーとして、他の2人が寄せ1のパーとして、この時点で2人に負けたことが分かりました。


 アテストにクラブハウスに帰ると、前組の方が2人と同スコアで終了していて、3人でもサドンデスによるプレーオフになりましたが、私は1打足りずに敗退になりました。


 勝負は、1番で首位だった方がボギーで脱落し、2番で同伴者がバーディーを奪って決着を付けました。


 優勝した方は、39・38・41で今日は回られ、途中で優勝を意識したのかショートパットが入らなくなったのですが、それまでは優勝に値するようなプレーを続けていました。
 首位だった方は、42・40・42というスコアで、本人に聞くと私のスコアを常に気にしていたようです。
 昨年のシニアチャンピオンは44・43・38というスコアで、連覇の望みが消えた後でいつものショットがよみがえっていて、私を含めてアマチュアの悲しさで、「勝ち」を意識して調子を崩す結果になったようです。


 目標にしていた選手権を取れずに残念でしたが、やはりチャンピオンに値するゴルフではなかったと自分では思っています。
 その理由はパターの拙さで、最初のハーフを19パットしているようではダメです。優勝した方は、見ていてグリーンを外しても安定したアプローチ力があり、ほとんど1パット圏内に寄せて安定して寄せ1を取っていました。
 見ていて、危なげがないというもので、ドライバーショットも飛ぶし、さすが元「5下」というものです。


 私もたくさんのバーディーパットは打ちましたが、入ったのは50cmと2mに付けたものだけで、5~7mほどの入れたいパットが全く決まりませんでした。
 反対に、1m前後を何回か外していて、特に最初のハーフの最後9番の1m弱を外した3パットが致命的でした。


 それに最後のハーフの1番で、コースマネジメントが出来なかったという点です。本当の敗因はもしかしたらこの部分かもしれません。
 グリーン方向が狙えないバンカーだったので、素直にフェアウェーに刻み、ショットで入ればパー・外してもボギーという組み立ては当たり前なのに、なぜあそこでU6で成功率ほぼ0%のギャンブルを選択したのかというところです。
 「願望」を基に攻めをしてしまったツケがダボというスコアロスに繋がり、続く2番のミスにも繋がってしまいました。


 ただ楽しかったのも事実で、1打差の争いをしていて、それぞれの精神状態も手に取るように分かるのです。
 終わって話をすると、それぞれがやはり優勝を意識して固くなったようで、アマチュアのアマチュアたる所以だと思いました。
 来年になるとシニアには強敵が入って来るので、ますます厳しくなりますが、諦めずに来年までまた精進しなければと思いました。