三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

疲れのピークのラウンド

 今日は1人予約が成立し、昨日に引き続き菊池CCに早起きして行ってきました。
今月は今日が13日ですが、1日の日曜日以外はお休みなしで、途中7日の土曜日はソフトボールの試合、それを挟んで5連チャンと6連チャンのラウンドを入れてしまっています。


 実は今日も昨日の朝までは2人目が入っておらず、不成立になるだろうと思っていましたが、急遽午前中に1人が入り成立した後に、バタバタと2人が入ってきて、計4人でのラウンドになる予定でしたが、1人の方がドタキャンしたようで、最終的には3バッグでのラウンドでした。


 その中のお一人は私が「鉄人」と呼ぶ79歳の老ゴルファーで、韓国で仕事をされている途中にゴルフをしたくて数日間だけ帰ってきたようで、当初は大津GCを予約していたけど他の2人がキャンセルして不成立になり、空いているゴルフ場を探して菊池CCにしたら私がいたという次第でした。


 さすがに毎日5時起きで往復3時間をかけてゴルフ場に行き、1ラウンドをするのは慣れていても、身体の疲れがどうしても抜けきれないのです。

(7時前に到着し、1番最初にチェックインしました。)


 今日のもう1人の同伴者は、ちょうど昨日の日記に書いたような時々見かける「困ったちゃん」風な方でした。
 ゴルフのレベルはそこそこのショットを放たれ、下手ではないけど大叩きもあるという典型的なアベレージゴルファーでしたが、最初はドライバーやアイアンなどが全く当たらず、大きな声で「今日はどうしたのだろう!」と言いながらのプレーだったのです。


 いつもはもっと上手いのだけど、今日はたまたまミスしているだけで、「こんなミスをする者ではない!」とでも言いたげなボヤキを連発されていましたが、確かに当たった時は飛距離が出てもスイングの安定性にかけ、申告されているように100切りは出来ても90切りは安定してできないレベルだと見受けられました。


 昨日の日記でも書きましたが、我々がティーショットした瞬間「ナイショ!」と大声を出されるタイプで、OBになりそうな当たりでも「ナイショ!」の大声での掛け声は同伴者としても義務とでも思っているのでしょう。
 球の行方も分からずに「ナイショ!」を連発するのは、まずうるさいし、ミスショットした同伴者に失礼だと思うのは私だけでしょうか?


 案の定、ティーショット時に後方に位置したり、2番パー4では私が奥からの5mのバーディーパットの際に、その方の球がカップの先にあってラインを見たかったためか、私とカップに対して真正面にいたので、しばらく素振りして退くのを待ちましたが、一向に動こうとせず、さすがに「ラインの先は退いてもらっていいですか?」と言わなければならないようなこともあり、内心で「他人の邪魔はしないでよ!」と毒づいてしまいました。


 結局、このホールはバーディーチャンスを3パットのボギーにしてしまい、自分が悪いのは分かっていても、その原因を作った相手に文句の一つでも言いたい気分でした。


 接待ゴルフでもないのに、同伴者に意味なく「ナイショ!」と大声を上げるくらいなら、そのミスショットの行方をしっかり見届けてあげる方が、ずっとスマートだと私は思うのです。


 一方の「鉄人」はスコア80切りで「エージシューター」になりますが、今日は前半はその礎を作れそうな内容でした。
 本人曰く「前半はティーショットが良く、そこそこスコアが纏まった」とのことで、ミスショットした際も、冷静にボギーオンして「入ればパー」という「ボギーなゴルフ」を展開でき、1バーディー・4ボギー・1ダボの5オーバーでラウンドされました。


 鉄人は、スタートの10番パー5では1.5mのパーパットを外す惜しいものでしたが、11番パー4ではボギーオンをピンに付けようと欲張ってショートし、4オン2パットのダボにしてしまいます。
 しかし、続く12番パー5でピンの右2mに付けて1パットのバーディーとして、ダボを取返し、以降は惜しいパットでボギーとなるホールもありましたが、安定したゴルフを展開されたのです。

(後半のスタート前に練習グリーンで練習する「鉄人」=手前の人)


 しかし、後半になると一転して悪い鉄人が姿を見せてしまいます。
 パーもしくはボギーという良いペースで進んだ5番パー4で1打目を右の傾斜のラフに打ち込み、ここで「なぜ?」という攻めをしてしまったのです。


 状況はつま先下がりの深いラフで、ピンまで打ち上げの170yという厳しい状況でした。冷静に考えれば、まずフェアウェーに出し、そこからボギーオンしてパーパットを打つという状況を作るべきでしたが、なんとロングアイアンでグリーンオンを狙ったのです。
 結果は、ラフで引っ掛かり左に飛んでOBになってしまいました。結局、5オンしたものの、ショックからか8mから3パットしてしまうダブルパーを打ってしまいます。
 これで切れたのか、続く6番パー4でもダボを打ち、7番ボギー、8番ダボと崩れてしまいました。


 後で反省すれば冷静に考えられるのですが、その際のゴルファーの心理は私でもやりそうなことで、「こうなればいいな!」という「願望」の元にマネジメントしてしまうのです。
 そこには、冷静な現状分析が行えないもう1人の自分が居て、成功率1%以下であるのにも関わらず、それを選択するような「悪魔のささやき」に魅入られてしまうのです。


 まだまだ枯れていない鉄人のゴルフと言えばそうなのですが、それを克服しないと「エージシューター」への道ははるか険しいものになります。

(1番パー4には打ち下ろしで前方が確認できないため、モニターが前組の位置を確認し、画面の赤線を超えるまで打てないようになっています)

(テレビモニターの中に分かりにくいけど赤線が引いてあり、それを前組が過ぎないと打てません)

(1番の白ティーとゴールドティーの左にモニターが2台あります)


 さて自分のゴルフですが、いつも同じホールで同じようなミスをしてしまう傾向があります。
 特に打ち上げのホールで、どうしても大きめのクラブを選択できず、ショートばかりしているのですが、今日は敢えて大きめのクラブ選択をしてみましたが、11番パー4だけは残り150yをU6で打ってバーディーゲットになりました。
 しかし、それ以外はグリーンオーバーしたり、力んでダフッたりとミスがでてしまいました。


 好スコアは出なかったけど、我慢のゴルフはでき、大崩れが無かったことだけが良かった点です。
 もっとパターが決まればよかったのですが、ほとんどがショート気味だったのは勇気がなかったためです。


 明日から世間は3連休になりますが、私はゴルフの3連休にしようと思っています。