三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

勝負を意識して自ら崩れる

  今日も1人予約で菊池CCに行ってきましたが、ショートパットを外してリズムに乗れず、その焦りからかコースの罠にハマってスコアを崩していきました。


 実はスタート前に、同伴者の「アプローチの達人」と昨日のラウンド結果を報告しあったのですが、達人は月曜日から菊池CCで4連チャンしていて、4日間のスコア合計が308だったのです。
 つまり、4ラウンド全てを80切りのスコアで、平均が77ということでした。


 私が今週4日間のスコア合計が312でしたが、菊池CCだけでは合計スコア227で平均すると75.6となり、それを聞いた達人が「今日が決勝戦だ!1打差だからね」と言ってきました。
 もちろん、握ったりとかではなく、単純に遊びでの勝負になるのですが、それを意識したラウンドになり、結果的に後半に無理な攻めをして墓穴を掘ってしまいます。

(今日は雨の予報ではなかったため、カート乗り入れ可になっています)


 今日の同伴者は、わざわざ今日のラウンドのためだけに宮崎から日帰りで来たという方と、月曜日も一緒だった義母の介護のために熊本にやってきたという方です。
 宮崎の方とも、大津GCで以前ご一緒したことがあり、それぞれ覚えていましたが、宮崎が台風の影響で雨だったため、高速を使わず夜中に国道を走って遠征してきたという、いわゆる「ゴルフ馬〇」的なゴルファーなのでしょう。

(朝は晴れ間も見え、まさか雨になるとは思ってもいませんでした。駐車場はまだがら空きです)

(今日も1番乗りで練習グリーンでアプローチの練習をしました)


 今日の1日の縮図になるようなものがスタートホールで出てしまいます。
 1番パー4で手前からのアプローチを1mに寄せたパーパットを左に外してから、なんとなく嫌な感じでのラウンドになりましたが、達人もダボスタートでした。


 2番パー4では、達人が3mのバーディーチャンスに付け、私は7mのバーディーパットでしたが、どちらも決めきれずパーに終わります。


 3番パー5では、ドライバーショットは当たりましたが、グリーンエッジまで210yのフェアウェーからアゲインストだったので手前に刻もうと思って打ったU4が当たってしまい、方向が右方向でグリーン右のバンカーまで届いてしまいます。
 バンカーは、雨の流れた跡があるような状況で、砂が偏っていてほぼ固いベアグランド状態でした。
 そのため、バンカーショットはヘッドが跳ねられ、止まらずに左奥にオンし、10mのパットを寄せるだけのパーに終わりました。
 達人も右奥のカラーからパターで寄せるパーでした。


 4番パー3は、私が手前から4mのバーディーパットをねじ込み、達人は左からの5mは入らずのパーでした。


 5番パー4は、フェアウェーからU6のショットは花道で、アプローチは上手く打てたかに思いましたが、右からの傾斜で予想より転がり、1mが残ります。
 このパーパットをまた左に外してしまい、手前ラフからの寄せ1の達人に1打差に追い上げられてしまいます。


 6番パー4は、最近はここではいつもドライバーが当たらないのですが、今日も当たらず右のフェアウェーでした。
 7Iのショットは右手前バンカーに捕まり、バンカーショットは左奥のピンに大きく届かず、8mのフックラインのパーパットはカップ傍に寄せるのがやっとでボギーにしましたが、達人も左からの3mを決めきれずにボギーになりました。


 7番パー4はフェアウェーからのセカンドを手前のカラーにショートでした。達人も同じような場所で先にパターで寄せられますが、えっと思うような弱めだったのです。
 案の定、ショートしたのを見て、最初はパターで打とうと思いましたが、朝の練習でチップインの練習の成果を試そうと52度でチップインを狙ったら、予想外にピンから先に転がって行きます。 
 見た目が受けていたように見えて、ここは左奥に速いことを忘れていました。結果的に返しの2mも外すボギーでしたが、達人も同様に決めきれないボギーでした。


 8番パー3は、昨日と同様にピンが左センターだったので、昨日と同じ8Iを選択しましたが、昨日は止まったショットがグリーン上に落ちたのに奥のグリーン下のラフまで転がってしまいます。
 アプローチは、ピンの右1mに付けましたが、またまたこのパットを左に外すボギーにしてしまい、1オンしてバーディーチャンスを打ち切れなかった達人にスコアで並んでしまいます。


 9番パー5はフェアウェーからU4でフェアウェーでしたが、8Iのショットがわずかに手前にショートでした。
 アプローチは奥のピンに突っ込めず、3mのパーパットは右に外すボギーになりました。
 達人も左手前3mからのパーパットを決めきれずボギーとして、私が1バーディー・6ボギーの5オーバーのスコア41、達人は3ボギー・1ダボのスコア41という同スコアでした。


 「今日は80きりは無理です!」と達人に言いましたが、「後半を2オーバーだったら大丈夫!あなたはバーディーが獲れるから有利だよ」と言われますが、これがまたプレッシャーになってしまいます。


 10番パー5はドライバーショットはフェアウェーでしたが、セカンドのU4が左足下がりのライで上手く打てず、左に飛んでしまいます。
 10番のグリーンは右方向からの攻めでないと縦長のグリーンが奥に速いため、左からでは球がまず止まりません。
 それを知っているのに、パーを取りに行き、案の定グリーンに落ちてから右奥に転がり落ちてしまいます。
 段下のラフが逆目に寝ているライからのアプローチは強くなり、ピンをオーバーして左下に落ちてしまい、これでがっくり来てのアプローチをトップしてまた右下に落とし、やっと今度は手前に乗っただけで6mのダボパットも外すトリプルになってしまいます。
 達人はよくご存じの攻めで、セカンドも右の傾斜に打って3打目をオンして無難に寄せてのパーでした。
 一気に3打差が付いてしまいましたが、分かっていてコースの罠にハマった自分に怒りが湧いてきて、「もう駄目だ!」という気持ちに落ち込んでしまいます。


 11番パー4は、ドライバーショットはフェアウェーでしたが、U6のショットが打ち上げのグリーン手前の傾斜で止められ、エッジに止まります。
 達人は左ラフからウッドで見事2オンしていて、2段グリーンの奥の段に突っ込もうと狙ったら見事にダフリ、2段グリーンの途中で手前に戻ってしまいます。
 10mの段下からのパーパットは打ち切れずに2mが残り、このパットも左に外すダボになってしまいます。
 達人は、バーディーパットは決まりませんが、確実にパーとして、これで勝負ありという展開になってしまいます。


 ここで達人との勝負は諦めるものの、このままズルズルとスコアを崩すのは不甲斐ないと思い、とにかくこれ以上スコアを崩さないように自分のゴルフをしようと思いました。


 12番パー5はドライバーショットが当たり、グリーンエッジまで210yのフェアウェーでした。
 アゲインストの風のため、U4では届かないと思って打ったショットは、安全に左手前にと思ったのですが、グリーンに近づくと距離は届いているものの左下のラフまで行っていました。
 アプローチはラフから上手く打てず、2mが残り、真っすぐと狙ったバーディーパットは左に切れるパーでした。
 達人も同様にパーでしたが「あそこからは真っすぐのはずで、右に切れたのは風の影響かも」と慰めの言葉をかけてくれましたが、きちんとヒットできていなかっただけです。


 13番パー3はアゲインストの150y下りを6Iでピンの右奥にオンし、13mの上りになる軽いフックラインは、思ったほど左に切れず、1m弱の下りが残りましたが、ここはどうにか決めてパーゲットでした。
 達人は私よりピンに近い同じような場所から、2パットのパーでした。


 14番パー4は左ラフから50度でピンの右やや奥にオンし、5mの軽い下りのフックラインは距離合わせしてしまってカップ左に切れるパーでした。
 達人も4mの下りのバーディーパットがカップ手前で切れてしまいます。


 15番パー4は、ドライバーショットがチョロ気味に当たってしまい、レディースティー前のラフでした。
 達人から「300yのパー4と思ってバーディー狙いにすれば」と言われ、まずU4で残り110yのフェアウェーに打ち、アゲインストだったので9Iで打ちましたが、大きく左奥にオンでした。
 下りの8mのパーパットはラインに乗り、見事にカップインして苦笑いのパーでした。
 達人は右にセカンドを外し、アプローチで寄せた4mを決めきれないボギーでした。


 16番パー4はフェアウェーから打ち上げを50度で昨日のようにダフらないように注意して打ち、ピンの左奥7mにオンでした。
 このバーディーパットは、下りのスライスラインをカップ左に止め、4mの同じラインからのバーディーパットが打ち切れなかった達人同様にパーに終わります。


 17番パー3は9Iで右のピンに対して左センターにオンし、下りのスライスラインを浅目に読んでしまい、カップを過ぎた返しの1mをまた左に外すボギーにしてしまいます。
 達人は、左奥にオーバーしてアプローチはショート目にオンし、2パットのボギーでした。


 18番パー4は、フェアウェーからのPWのショットが右からの強風に乗り、左ラフに外してしまいます。
 今日はスタート時は曇りでしたが、台風の影響からか強風が吹き、風が止むと雨になるという変な天気で、達人は途中で激しい雨になったので「止めようかな」というほどでした。
 幸い、雨は長くは降り続かず、雲の切れ間から太陽が見えるような入れ替わりが激しい
一日になりましたが、この風にかなり影響を受けていたのも事実です。
 ラフからのアプローチは予想外に転がって、返しの2mという今日は外しまくる距離でしたが、やっと最後に決まってどうにかパーセーブでした。
 達人は、左手前にバンカーから2mに付け、この距離は達人はOKだと言って真面目にパットはされませんが、それはパターに自信があるためで、まず外されはしないのです。


 後半は、1ボギー・1ダボ・1トリの6オーバーのスコア42で17パットでした。通算はスコア83で34パットです。
 達人は、後半は2ボギー38として通算は80きりの79だったようです。


 終わってみれば達人に完敗でしたが、それはショートパットを決めきれないことが大きな理由で、スコアはパット次第というそのものだったのです。
 スコアが良くないと取り戻そうと無理攻めをしてしまい、結果的にコースの罠にハマってよりスコアロスに繋がってしまうのですが、勝負を意識すると攻めてしまうのはまだまだゴルフ脳が弱いためなのです。


 達人のように、前半叩いても、後半を我慢しておけば、スコアは付いてくるというもので、それを教えられたラウンドになりました。
 達人のように、自分の力以上のものは期待しない、無理はしないという攻めが結果的には好スコアに繋がるのです。
 ミスったら、素直に1打を払っておけば、ボギーでは終われるのに、無理をするとダボやトリガ来るのがゴルフなのです。
 そういった当たり前のことを再認識させられた「アプローチの達人」との勝負になりました。