三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はソフトボールの大会に出場

 今日は私が所属しているシニアソフトボールチームの「KGP」のメンバーとして、八代市で開催された秋季大会に参加してきました。

(開会式前の整列前の状況。なかなか定刻になっても開会式が始まりません)


 ソフトボールは全英女子オープン優勝で一躍「時の人」になった渋野日向子プロが大好きだという競技で、特にシニア層ではまだまだ競技人口が多いスポーツです。


 我々が若いころは、野球系の球技が人気で、小学生の頃には稲刈りをした後の田に入って、ソフトボールをしていたし、就職して職場のレクレーションでは当たり前のようにソフトボール大会が定番でした。


 しかし、時は変わり、若い層がサッカーはするけどソフトボールは出来ないとか、レクレーションなのに女性が参加できないという意見が多くなり、ソフトバレーやボウリングなどに変わっていき、結局、参加者が減ってしまってレクレーション自体が消滅してしまうという有様です。

(試合会場は球磨川河川敷グラウンドで、サッカーコートを挟んでソフトボール用のグランドが8面あるため九州大会なども行われます。全日本女子の合宿が昨年ここで行われました)

(朝は台風の影響で怪しい雲行でしたが、風は強いものの幸い雨にはなりませんでした)


 私が所属しているKGPはほとんどが元学校の先生上がりで、主に小学校を退職した方々が中心ですが、私は高校のソフトボール部繋がりで紹介され、退職の年に参加したのですでに5年目になっています。
 ただ、今年はゴルフに集中したいと、1年お休みしたいと監督に申し出しましたが「あなたがいないとチームが成り立たない」とお世辞のような引き留めを受け、形だけでも所属を継続しています。


 5月下旬の北海道へ出発して以来、毎週火曜日のナイター練習には、北海道から帰ってきた週の7月23日に行ったきりで、その後はなぜか火曜日は雨が多く、全体の練習そのものができていない現状です。
 先週、参加できるかの電話があり「練習していないので、メンバー登録だけは構わないけど、試合出場は無理かも」と答えていました。


 ソフトボールでケガをする人も多く、私も10年ほど前に右足裏のハムストリングを傷め、1か月ほどゴルフが出来なくなった経験があります。
 今月22日に赤水の選手権を前にして、ケガだけはしたくないと思いながら、早朝から八代市の河川敷グランドに向かいました。


 シニアの試合は、ほとんどが参加チームを抽選で割り振り、4~5チームによる変則リーグ戦(「リンク式」といい隣り合ったチーム同士が戦うので、強いチームと当たらなかったり弱いチームと当たって大量の得点を取るなど運不運がある方式)の予選を行い、上位2チームが決勝トーナメントに進出して優勝を争うことになります。


 これまで我がチームは、構成員が高齢化していて、いわゆる「古希」というカテゴリーの選手がメインだったので、60歳以上の参加資格のある「シニア」のカテゴリーでは勝ち目がなかったのです。
 しかし、今年は小学校を退職した60歳の3人が新規加入になり、70歳以上が先発になるのは1人だけになり、やっとまともな対戦が行えるようになりました。


 60歳を過ぎての10歳の年の差は大きく、60歳ではまだまだ元気に走り回れますが、70歳だと打力も走力も肩も衰えていて、全く勝負にならないのです。


 変則リーグの1回戦は、7番サードで先発し、試合は3-0の完封勝ちでしたが、守備機会は無難にこなしたものの、打席は2打席ノーヒットでした。


 我がチームは組み合わせの関係上、試合が連チャンになり、10分の休憩後に2戦目が始まりました。
 試合は5回戦制ですが、60分という制限時間があって、60分を超えると新しいイニングに入らないルールになっています。


 我がパートには4チームがいて、2戦目の相手は1勝しているチームでした。4回裏の我がチームの攻撃で、2アウト3塁に私がいて、4対4の同点で残り時間は2分だったので、ベンチが引き延ばして時間切れを狙っていれば、悪くても引き分けで対戦相手と我がチームが予選リーグを突破することになったのですが、打者があっさり打ってしまい、最終回に同点のまま入ってしまいます。


 1戦目を投げた投手は、引き分けで終わりと思っていたらしく、かなりバテバテになっていたようで「投げたくない」と言い出しましたが、宥められて続投になりました。


 実は、この試合の途中で捕手がケガで交代していたのです。そのため、70歳を超えたメンバーがライトに入り、動けない方なので心配はしていました。
 投手は疲れからかコントロールが儘ならず、四球の後のセカンド後ろの平凡な球をまったくライトが獲りにいかず、タイムリー2塁打になって、そこから連打されて4点を取られてしまいます。


 私は、守備機会3回でノーエラーで、一度3塁線の強烈なゴロを逆シングルで好捕し、監督から褒められました。
 打席は2回あり、4回裏のタイムリーポテンヒット1つという結果でしたが、2回裏には内野ゴロの間の打点があり、2打点でした。
 そのうえ、4回裏には「サヨナラ」のランナーになっていたのでしたが、ベンチの判断ミスで引き分け以上を逃してしまいます。


 最終回の攻撃は、ランナーが2人出ましたが、私の前で攻撃が終わってしまい、結局4-7で敗退になって、最終戦の他チームの結果待ちになりました。


 結果は、1戦目に完封勝ちした相手が、対戦相手を3点に抑え、失点6点となって我がチームの失点7点を1点上回り、決勝トーナメント進出になりました。


 残念な結果になりましたが、私的にはこれ以上プレーするとケガや故障に繋がらないかと心配していたので、予選敗退でホッとしたのも事実です。
 終わって反省会の時、「あと2分だけ4回の攻撃中に時間を引き延ばしていれば、両チームが決勝トーナメントに進むことになり、相手も異論はなかったはずだ」と言ったら、「早く言え!」と怒られましたが、私は塁上のランナーでいるし、そうした非紳士的な行為を声に出して言うのは憚れたのです。


 ベンチがタイムをかけて私の代わりにピンチランナーを出したり、場合によっては代打を出して、一度もスイングしないで三振するまでの時間を稼いでも良かったはずです。
 時間切れになると、サヨナラ勝ちか悪くても引き分けという結果しかなかったので、我がチームが予選敗退する恐れはなかったのです。


 こうした駆け引きもシニアの大会ではありうることであり、サッカーのワールドカップ予選で日本代表が攻めずに引き分け狙いで予選通過を果たしたように、戦略として十分あるものです。


 結果的に予選敗退になったため、明日は赤水の月例に行こうかなと思っています。選手権前に一度はラウンドしておかないと、グリーンの状態などを知っておきたいという考えです。
 雨の予報が無ければ、朝から阿蘇赤水GCに行っくつもりです。