三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

勿体ないゴルファー

 今日は当初は、1人予約で知り合った義務制の現職の先生とコスギリゾート阿蘇ハイランドゴルフ場に行く予定でしたが、台風10号の影響で昨日夕方の天気予報では阿蘇地方は終日大雨になっていて、昨日のうちに連絡を取り合って中止にしていました。


 私は毎日が日曜日ですが、学校の先生は課業期間中は忙しく、この夏休みくらいしか平日に休みが取れる期間がないことはよく分かっていて、せっかくのラウンドが台風のため中止になったのはきっと残念なことでしょう。


 阿蘇中岳の噴火の後であり、降灰の後に雨が降れば、泥濘でかなりの悪条件になってしまい、そのうえ強風が吹き荒れるという予報では、さすがにゴルフは諦めるしかなかったのです。


 しかし、現在朝の7時半ですが、熊本の空はまだ晴れ間が見えて風も吹かず、阿蘇の天気予報を見てみても、6時からの雨はまだ曇りの状態に変わっていて、もしかしたら早朝ゴルフだったのでラウンド可能だったのではと思っています。


 すでにキャンセルしたので今更感はありますが、台風の進行が遅いため、なかなかこの辺りの予報は難しいのでしょう。
 その代わりに、明日が大雨に変わっていて、明日は菊池でのラウンド予定でしたが、早々に他の3人がキャンセルして、このままでは不成立になりそうです。
 どうせ私1人だけだと成立しないし、これから予約を入れる人もいないだろうから、キャンセル手続きは面倒でしないでおこうかなと思っています。

(おやつとして近くのファミマで「大きな窯出しプリン」を買ってきました)

(ソフトクリームも大好きですが、プリンも大好物です。お昼のおやつに食べたいと思います)


 さて、昨日のチェリーゴルフ宇土コースでのラウンドでは、50歳代と書いてある実際は30歳の方と一緒でした。
 登録の際に年齢を間違ったとありますが、申告スコア100台にしては、一見すると学生ゴルファー出身かなと思うようなスイングの持ち主でした。


 細身で身長も高く、飛距離が出ることもそう思った理由ですが、スタートホールの10番パー4ではアイアンでナイスショットし、残り100y付近のフェアウェーでした。
 しかし、そこから左手前のラフにショートしたのを見て、やはり申告スコア100台という片鱗が見えましたが、実際の100叩きの理由は別にあったのが後に分かります。


 左手前からの20yほどのアプローチは打った瞬間大きいと思うもので、奥のカラーに外し、そこからピンに寄せてボギーでしたが、続く11番パー3では1人だけナイスオンし、唯一のパーゲットをされました。


 この辺りまでは、上手いのか下手なのか分からないゴルファーでしたが、ショット練習はしているのか若干ハンドファーストが強めですが、良いショットを放たれます。
 ショートゲームも10番こそアプローチが大きかったのですが、それ以外は寄らないまでもそこそこにオンはさせてはいました。


 全英オープンを制した渋野日向子プロは、スコアを崩した次のホールでバーディーを獲るという「バウンスバック率」が高いことで有名ですが、こちらの30歳は「逆バウンスバック」が目立ったのです。


 せっかく11番でパーセーブしたのに、12番では左にティーショットをナイスショットのOBにして、プレ4からは右奥に外し、アプローチは寄らず、パットも入らずのトリプルになってしまいます。


 続く13番パー3でもティーショットを右に打ち出しOBとし、プレ3からオンして2パットのダボでした。
 つまりショートゲームは「ボギーなゴルフ」のレベルにはあり、この30歳の問題はティーショットにあったのです。


 14番パー5ではドライバーショットがチョロって、目の前の谷に打ち込みOBとショットが安定しません。ここは5打目も右に飛んで行き、どんな処理をされたのか分からず、先にホールアウトしていたのでスコアの申告は聞こえませんでした。


 15番では右ラフからのセカンドを大きくショートし、着実にスコアを崩していきましたが、16番パー3で私と同じようにピン奥6mほどからのバーディーパットは、ややミスヒットしたようですが、軽い下りのフックラインに乗り、見事バーディーゲットでした。


 これで波に乗るかなと思ったのに、続く17番パー5では、ドライバーショットが右に飛んで1ペナと、やはり好スコアの後は「逆バウンスバック」状態でした。
 結局、前半はたぶん良くて15オーバー程度だった(14番や18番でOBや1ペナなどで幾つ叩いたかはっきりしないので)と思いますが、もしかすると1~2打程度の誤差はあるかもしれません。


 後半スタートの1番パー4ではドライバーショットがフェアウェーセンターで、残り100yのセカンドを大きく右に打ちましたが、ここはアプローチを上手く寄せてのパーゲットされました。


 2番パー5では、3打目をピンの左3mにオンして、これをねじ込み2つ目のバーディーです。このホールだけ見ると、そこそこのショットを繋ぎ、バーディーチャンスを作り出し、見事に沈める上手いゴルファーに見えますが、それが次のホールに続かないのです。


 せっかく後半は1アンダーにしたのに、すぐ吐き出してしまいます。3番パー4ではティーショットが良い当たりでしたが左に飛びOBとなり、プレ4から右手前のバンカーイン、バンカーショットでオンしましたが、そこから3パットしての+4打になりました。本人からは「トリプル」と申告する声が聞こえましたが、そこはわざわざ訂正はしませんでした。


 4番パー4でも右にOB、5番パー4では左にOBと左右に打ち分けますが、6番パー3では奥からのアプローチが直接入り、3個目のバーディーとされます。
 すると7番パー5では右にOBとすぐに「逆カウントバック」されてスコアを崩されますが、8番パー3ではピンの左50センチにナイスショットして4個目のバーディーゲットでした。


 最終9番パー5では、セカンドを右に打ってOBとされ、OBを打ったホールは私が見た限りでは9ホールに渡っていました。
 結局、ショットが安定しないから100叩きのゴルファーなのであり、もう少し安定したショットを覚えると、すぐに上級者になれるスイングの持ち主なのです。


 ただ、この安定したショットというものは、自分で分かって打てるようになるのが大変なのです。
 力いっぱいのスイングをしているようでは、安定したショットは望めないのに、ここ一番のショットばかりを追い求めるから、4個もバーディーを獲っておきながら100叩きの羽目になってしまうのでしょう。


 こんなゴルファーが練習場には山のようにいるのも不思議です。彼らは、スコアメークというものを知らず、プロのようなショットを追い求め、100叩いてもめげずにOBを量産します。
 そして、スコアメークしている者のゴルフから学ぼうという気持ちはなく、自分の方が上手いとさえ思っているようです。
 へなちょこショットなんかより自分のショットが上だと思っている感じがして、全く悪びれるところがないのが、進歩を止めている理由です。


 謙虚に、自分に何が足りないかを考えてみて、初めてゴルファーと呼べるのです。
今は、単に球をOBに打ち込んで前進4打からプレーだけのいわば偽物のゴルファーであって、プレ4からだったらダボで抑えるのはそう難しくなく、本来は打ち直しが必要なOBの怖さも身に染みていないようです。


 こうしたゴルファーにとって必要なのは、プロのようなショットではなく、プロのショットの正確性を真似することです。
 プロはマンぶりせずに8割のショットを繋げてスコアメークしますが、真似するアマチュアは常にマンぶりするため、安定性が一気に下がるのです。
 せっかく良いスイングを持っているのに、それじゃいつまで経っても100前後をうろつくことになるのだと感じ、勿体ないなと思ってしまいました。