三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

済生会病院にまた行く

 今日から9月ですが、今朝の熊本の天気は南海上の台風11号の影響なのか雷鳴が響き、激しい雨が降りましたが、日中になると雨も止み、暑い一日になりました。

 今日は午後から済生会病院に行きましたが、メインは入院支援という入院前の説明だったものの、なぜか検尿と採血もあり、毎回行くたびに血を抜き取られている感じです。


 入院支援は、看護師からいろいろ説明を受けるもので、入院のための準備品の説明などもありましたが、「狭心症・心筋梗塞」という冊子を元にCT画像を見ながら実際の治療方法などを説明してくれました。

  

  

 (CT検査の結果、黄色く丸を付けた血管部分に狭窄が認められました)


 9日に予定されているカテーテル治療は、まず直径2㎜弱のカテーテルを右手首の動脈から差し込み、血管内を心臓まで通して冠動脈検査をまず行い、可能だと判断されれば「ステント」と呼ばれる網目状の金属の筒を狭まった血管に挿入して広げる治療が行われることになります。

(ステントによる経皮的冠動脈形成術の図)


 カテーテル治療自体はそう時間はかからないもので、麻酔も局所麻酔なので怖さは少ないものの、場合によっては少し眠るような薬を使うかもと言われました。


 私の質問は、9日以降はゴルフなどに行っても良いかというものでしたが、答えは手首の動脈を傷つけているので、曲げる動作は良くないため、しばらくは控えた方が良いというものでした。


 また暑い日の運動は、汗をかくことで血管内の血液が濃くなりやすく、血栓などのリスクが高まるもので、ステント挿入でその部分は拡張されているものの、場合によっては他の部分に狭窄が出るかもしれず、何か所もステントを挿入している人もいるそうです。


 今後は食事などの改善を行い、コレステロールなどの数値管理なども必要になるようで、入院時に栄養士からの食事指導を受けるようにとも言われました。


 治療中の痛みは?という質問にも、局所麻酔時に痛みはあるが、カテーテル治療自体は痛みはないと言われ、そこは安心したものです。


 これから冊子を読んで、いろいろ勉強したいと思いますが、こうした事前説明があれば、初めての入院でも不安がかなり解消されるものです。
 ただ今日も9日までに症状が出て酷い場合は、躊躇わずに救急車を呼ぶように言われました。
 私本人は楽観視していますが、場合によっては命に係わる場合もあるのだと少しだけ自覚したものです。

動画で紹介する阿蘇ハイランドの10番ホール

 今日の熊本も残暑が厳しくなっていますが、やはり気になるのが沖縄付近で停滞している台風11号の動きです。
 各予報が東シナ海を北上することは概ね一致していますが、北緯30度線を越える辺りから先の進路が未だ分からず、これまでの私の記憶では30度線あたりで台風は東に進路を変えることが多いため、九州直撃もあり得るかなと心配しています。


 今日は阿蘇ハイランドの早朝を「アプローチの達人」とラウンド予定でしたが、私の狭心症の診断で、カテーテル治療の9日までのラウンドは全てキャンセルしてもらっています。
 昨日の医師への質問で「ゴルフしてもいいか」と尋ねましたが、答えは「お勧めしない」というもので、併せて急変した場合は救急車を要請して来院するように言われ、真夜中でも対応しますと言われています。


 さて、しばらくは行けなくなった阿蘇ハイランドですが、後半の10番からの紹介を続けてみます。


 10番は380yのパー4ですが、左の山裾の影響で左ドックのホールになり、インのスタートとしては難易度が高いホールになります。
 その理由は、グリーンに見た目以上の傾斜があるためで、ピン位置によっては上からは止まらないこともあるため、ピンオーバーは禁物になるホールです。

         

 
 2020年5月のラウンド。ピン位置は中央で、ティーショットは左斜面からフェアウェーでしたが、セカンドは短めで左手前にラフに掴まり、アプローチは2mほどでしたが、このスライスラインが決まるパーでした。


 
 2020年7月のラウンド。ピン位置は②に近い位置で、1打目を左傾斜を使ってフェアウェーでしたが、セカンドを大きく左に引っかけてしまいます。
 アプローチは上手く上りのラインを残し、2mほどのパーパットが決まりました。


 
 2020年8月のラウンド。ピン位置は②のセンター寄りで、ティーショットを右ラフに打ち、セカンドはピン手前のバーディーチャンスでしたが、パットを打ち切れずショートしてしまいます。


 
 2020年8月のラウンド。ピン位置は④で、ティーショットは真っすぐ飛んで突き抜けたラフでした。
 この10番は使用するティー位置によって距離がかなり変わるもので、この日は前のティー使用だったので突き抜けたものです。
 ただ右ラフから上手く打て、下りの短いバーディーパットが決まっています。


 
 2020年8月のラウンド。ピン位置は③で、このときもティーが前でティーショットは突き抜け気味に右ラフでした。
 セカンドはトップ目に当たって奥のカラーに零れ、下りをパターで寄せてどうにかパーゲットでした。
 ④のピン位置は奥から速いけど、③のピン位置は②ほどは速くなく、奥目に外してもそこまでピンチにはなりません。


 
 2020年8月のラウンド。ピン位置は②です。ビデオのテロップには380yとありますが実際は前のティー利用だったので350yほどで、ティーショットは左をショートカットしたけど右ラフでした。
 ここもピンの左にバーディーチャンスに付けていますが、上りスライスのパットを左を狙 いすぎ、パーに終わっています。


 
 2022年3月のラウンド。ピン位置は③です。ティーショットはフェアウェーで、セカンドを左手前にオンしましたが、上りのパットは打ち切れずにパーになりました。  


 
 2022年3月のラウンド。ピン位置は④で、ティーショットは左に飛び傾斜でフェアウェーに戻りますが、このルートは距離が残ります。
 右目に打つと距離は出るものの左曲がりなのでラフになることが多く、フェアウェーからは距離が残り、近くから打ちたければラフになりがちです。
 セカンドは右に外し、9鉄で転がし寄せてパーゲットでした。



 偶々YouTubeに残っていた10番の結果は思いのほか良いものばかりですが、実際はこのホールはスコアを崩しやすいもので、毎回ダボは叩きたくないなと思いながらラウンドするホールです。
 ダボになるケースは、1打目を右に打って1ペナになることで、それだけは避けたいと左斜面を狙うようにしていますが、ピン位置に関わらず花道方向を狙うのが基本で、花道は狭いけどそこからだと寄せは比較的簡単だというものです。


 この日記を書いていたら、17時過ぎに鋤田プロから電話がありました。私の心臓病のことを心配してくれたようで、ご自分の体験談などを話してくれ、その上で夏場のゴルフは避けるように忠告されています。
 また、済生会病院の心臓外科のレベルは高いからと安心して任せられるという話もあり、心臓病手術の先輩としての貴重な話などを聞くことができ、私の不安もかなり軽減されたものです。


 プロの忠告に従って、涼しくなるまでラウンドはしばらくは中止になりそうです。

CT検査の結果でカテーテル検査・治療を決める

 今日は数日前の秋の気配はどこへやら、一気に猛烈な暑さが戻っていますが、当初は大した勢力にならないという予報だった台風11号の影響のようです。
 台風11号は、南海上を西に向かって成長しながら進行し、猛烈な勢力になった後に場合によっては九州に接近するかもしれず、今後の進路に細心の注意が必要になっています。


 今日30日は、済生会病院でのCT検査が決まっていたので、朝から食事を摂らずに病院に行ってきました。
 前回のトレッドミル検査で、狭心症が疑われ、CTによる精密検査をしてみようとなっていたのです。


 病院には早目の8時40分に到着し、受診カードでチェックインして機械から出てきた日程が書かれた案内票に沿って採血室に行きましたが、実はその前に外来受付が必要だったようです。
 自動チェックインを使っても受付をする必要があるのであれば、わざわざ自動チェックインなど必要なく、そのまま受付に受診カードを提出すればよいと勝手に思っていましたが、この辺りは慣れていないのでシステムがよく分かっていませんでした。


(チェックインの機械から出てきた本日の案内票。受付に保険証と共に提出するように書かれていましたが、ここを見落としました)


 採血後に指示されたとおりに受付に案内票を出すと、保険証が前回と変わっていないか確認され、しばらく待っていると看護師から今日の検査の説明がありました。
 CT検査では、造影剤を血管内に入れられるため、そのことについての説明や注意事項などですが、検査結果が出るまで3時間ほどかかるため、やはり診察は午後からになるようです。


 待合室で10時20分まで延々と待つと、名前を呼ばれ、まず造影剤を点滴で入れるための下準備があり、右腕に注射針でチューブを繋がれました。

 これは1階の処置室でされたものですが、このまま荷物を持って2階のCT室に向かい、ここでも椅子に座ってしばらく待たされます。
 順番になると、部屋の中に入り、大きな輪っかのCT機械の中に足を向けて仰向けに寝ると、胸に心電図、左腕に血圧計を装着され、いよいよCT検査が始まりました。


 最初から造影剤を入れるのかなと思いましたが、そうではなく最初はそのまま息を止めるようなアナウンスに合わせて、ちょうどX線撮影するような感じで進んで行きます。
 最後に造影剤を今から入れると看護師から言われ、身体が熱くなりますからと注意を受けましたが、なるほどお腹を中心に熱を感じましたがすぐに収まるものでした。


 CT検査は腕を頭の上で固定したまま、痛みも何もなく終わってしまい、もっと時間がかかるのかなと思っていましたが、時間も15分から20分ほどだったようです。


 その後は別の部屋に行って動脈硬化度検査がありましたが、こちらは両腕両足首に血圧測定用の「カフ」を装着し、かなり強い力で2回ほど圧迫されて計測するものでした。


 これらの検査が終わり、まだ11時半前でしたが、検査結果が出るのには時間がかかるようで診察は14時からと言われ、その間に昼食を取るため院内のイートインの弁当屋に行きました。

(チキンカツと書いてあるのに、蓋に貼り付けられていた「とんかつソース」の文字を見てとんかつ弁当だと勘違いしてしまいます。既にレンチンをお願いした後だったので交換はできません)


 しかし、自分ではとんかつ弁当を買ったつもりが、チキンカツ弁当を持っていて、食べようとするまで気付かないうっかりがあり、私はチキンは苦手なので、結局ご飯を高菜とサラダで食べる羽目になりました。


 造影剤を早く体外に排出させるため、水分を多く摂るように言われ、自宅からミネラルウォーターを2本持って行きましたが、その影響からがトイレも近くなり、待っている間はトイレにちょくちょく向かうことにもなりました。


 14時になると待合室のモニターに私の受付番号が表示され、指示された部屋に入ると前回の医師がCT検査の結果について説明してくれました。
 心臓にある3本の動脈のうち1本に括れた部分があり、そこで血流が悪くなり胸の痛みが出ているのだろうということです。


 医師によれば、症状も出ているし、早目に治療をした方が良いという意見で、右手首の動脈から検査用のカテーテルを注入し、大丈夫そうなら、そのまま治療用カテーテルに換えて空気で血管を膨らまし金属製の輪っかを細い部分に挿入するとのことでした。


 このままでは安心してゴルフにも行けないため、医師の勧め通りに来週の金曜日にカテーテル治療を行うことにしました。
 もともとの説明では、CT検査をせずに一気にカテーテル検査をする方法もあったのですが、危険性の少ないCT検査をやってみて様子を見てみようとなったもので、もしかしたら薬での治療選択もあったのですが、一昨日も症状が出ていたため、カテーテル治療を勧められたものです。


 診察の終わりに質問は?と尋ねられ、明日ゴルフに行っても良いか尋ねましたが、医師の答えは症状がラウンド中に出るかもしれず、場合によっては救急車要請になるかもしれず、お勧めはしないというものでした。


 そのため、「アプローチの達人」にlineで明日と来週のラウンド全てをキャンセルしてもらえるようにお願いし、2日・5日・6日・7日のラウンドがキャンセルになりました。


 カテーテル治療は局所麻酔で行うもので、そこまで怖さはありませんが、心臓の血管まで細い管を挿入されるもので、絶対はなくリスクはそれなりにあるものです。
 ただ怖がってもこればかりは仕方なく、最新医療を信じて治療を受けることになりましたが、入院はその夜だけで良いとのことで1泊2日の入院になるようです。


 鋤田プロは同じ済生会病院で「ダビンチ」という方法で心臓弁の手術を昨年されましたが、これは心臓を停止させて行うもので、プロによると一時は手術を途中で止め、いったんは蘇生したものの、再度チャレンジして成功したと術後に医師から説明されたそうです。


 事前にプロは準備万端に生前葬をしていますが、遺書まで作成して手術に臨まれたもので、復帰後は「二度死んだ」と笑って言っていました。
 私の場合は、局所麻酔でもあり、そこまでの大手術ではないと思っていますが、心臓の血管を扱うもので、もしかしたらと少しは心配はしています。


 もっともこれも運命だし、治療をしなければいつ発作でどうなるか分からないものなので、ここはやるしかないというものです。