三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

嬉しい「鉄人」からのエージシュート達成の便り

 今日は朝のうちは涼しく、秋が近づく気配を感じていましたが、日中は暑くなり、なにもせず昨日の将棋のタイトル戦である王位戦の棋譜などを調べたり、ネットにアップされたYouTubeの解説を見たりして過ごしていました。

(90手目豊島九段が3三同桂とした場面では、解説者の候補手もAIが示す次の候補手も3九歩だとなっていました)


 昨日は王位戦を午後からABEMAの中継でリアルタイムで視聴していましたが、藤井王位の91手目の4一銀の場面は見逃していて、てっきり3九歩だとばかり思っていましたが、タダ捨ての銀打ちを見て、ビックリしたものです。


 その時までの形勢は藤井王位の有利に傾いていましたが、藤井玉も危ない状況で、歩を打って安全に勝ちに向かえばよいのに、攻め駒になるだろう銀を只で渡して、誰もが大丈夫かと思った銀打ちの瞬間だったのです。


 解説のアシスタントを務めていた女流棋士が、AIが2億手を読んでから、この銀打ちを最善手としたことに驚きの声を上げていましたが、豊島九段が同玉にする以外では詰みがあるようで、藤井王位が4三に銀を打って豊島玉を必死にしましたが、自玉に詰みはないと読み切った場面でした。


 改めて藤井王位の読みの深さに感心させられましたが、安全運転しても勝てるだろう場面で、誰もがアッと言いそうな鮮やかな一手を指せるのも、スターの証拠だというものです。


 さて、そうした将棋のYouTubeを見ていると、lineが入って来て誰だろうとみると、懐かしい「鉄人」と呼んでいた老ゴルファーからの「エージシュート達成」連絡でした。


(この画像は2020年のお別れラウンドの際の記念撮影)


 鉄人は、2年前の5月に南阿蘇CCでお別れラウンドした後に地元の埼玉へ帰られましたが、当時80歳の高齢だったものの、私と同じレギュラーティーを使い、時にはオーバードライブされるような飛ばし屋でした。


 もともとスキーをしていた方で、足腰がしっかりしているので高齢でも飛距離が落ちていないゴルファーでしたが、目標のエージシュートにはまだ届いてはおらず、今年の正月の挨拶でも達成できていないと言っていたのです。

 今回のエージシュート達成のスコア表を送ってくれましたが、前半を1バーディー・2ボギー・1ダボのスコア39で纏め、後半は1バーディー・5ボギー・1ダボのスコア42で凌ぎ、通算スコアを「81」として、ご自身の年齢82歳を1打下回る見事なエージシュート達成でした。


 自分自身を振り返れば、最近はゴルフに対する熱が冷めかけていますが、鉄人の年齢まで14年もあるもので、目標のエージシュートを達成する時間の余裕は健康でさえいれば、まだまだあるものです。
 無駄に時間を浪費せず、真摯にゴルフに向かい合うべきことを思い出させてくれる鉄人からのエージシュート達成の知らせは、何か私へのゴルフの神様からの警告なのかもしれません。


 それにしてもエージシューターの仲間入りをされた鉄人に、最大限の敬意を表したいと思います。

JLPGAプロテスト規定第3条

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の大会(レギュラーツアー・ステップアップツアー)に参加するには、QT(クォリファイングトーナメント)と呼ばれる11月に2週にわたって開催される予選会(1st STAGEとFinal STAGE)に出場して、上位にランクされる必要があります。


 それ以外でも、主催者推薦枠などもあり、QTを経なくてシード権を獲得したプロが過去にはいますが、推薦枠は1人当たりの年間の回数が制限(8回)されているため、常に優勝争いでもしなければ、なかなかシード獲得までは難しいようです。


 JLPGAの会員になるためには、基本はプロテストを受験して合格する必要がありますが、以前はプロテスト合格者以外でもQTに出場して単年登録(TP)してのツアー出場などが可能だったものの、近年はJLPGA会員だけにQT参加資格が制限されるようになったため、以前に増してプロテストが狭き門になってしまいました。


 JLPGAプロテストを受験する資格を調べてみると、第1次予選の受験資格は17歳以上の女子で「JGA/USGA HDCP Index5.0以下の者」となっています。
 ただし、この「Index5.0以下」証明書等の提出は不要となっているため、本当にその力量があるのか疑問符が付く受験者がいるのが現実です。


 今年も第1次予選が一部で始まっていますが、その結果を見てみると3つの地区の中に「JLPGAプロテスト規定第3条」の理由による失格者が1名ずついることが分かります。 


 この規定は今回から作られたもので、規定第3条は競技方法を定めたものですが、第1次予選の中に③が新たに追加され、簡単に言えばスコア92以上を叩くと失格になるというものです。


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第 3 条(競技方法)
各ステージの競技方法は、それぞれ次の表に定める通りとする。
 第 1 次予選
① 3 日間・54 ホールストロークプレー
② 18 ホール終了をもって競技成立とする。期間中に 18 ホールを終了できなかった場合 
   は、別途日程を定め競技の成立を図る。
③ 各ラウンドにおいて92ストローク以上の者は、次ラウンドに進出できないものとする。
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(③の意味は第1次予選は3日間競技であるものの、初日に「92」以上のスコアになれば、その時点で失格になり、2日目以降はプレーできなくなるということです)


 今年の第1次予選は、8月の初めから9月の初めまで5地区に分かれて争われますが、既に終了したA地区とC地区それに昨日から始まったE地区で、この規定で失格になった参加者が出ています。


 A地区の1名は1Rがスコア「83」、2Rがスコア「84」を記録しているので、第3ラウンドで「92」以上を叩いたことが分かります。
 初日・2日目と思うようなスコアメークができなかったため、3日目は攻めて逆にスコアを落とす結果になったことが予想され、ある意味、仕方ない結果かなと私には思えるものです。
 
 昨日から始まったE地区では、初日にある選手がこの規定で失格しているのですが、この選手の経歴を調べてみると過去にQTの順位でステップアップツアーに参戦していたようで、結果はそう出ていないものの、最高13位タイという記録が残っています。
 このことからもプロテストには、今回はトラブってスコアを崩しましたが、受験しても問題ないレベルだと思われます。


 しかし、C地区での失格者については、私が少し調べた結果でも、そもそも受験資格があるのかという疑問が生まれました。
 この選手は初日に「92」以上のスコアを出して失格になっているもので、スコアそのものが記録されていません。


 余計なお世話だとは思いますが、受験料が4.4万円とそれなりの経費が掛かるプロテスト受験には、各地から将来のトッププロを夢見て参加する選手が大半ですが、過去には「記念受験」と思われるような、100叩きの選手もいたほどです。
 だからこそ、③の規定を新たに取り入れたものと思われますが、それでも実力が伴わないと思われる受験者が今年も参加しているのです。


 もちろん、その日の体調が思わしくないとか、不運なOBなどでスコアを崩すこともありますが、この選手のネットに残る過去のスコアを見ると、参加資格を満たしているのか、はなはだ疑問に思えるもので、そうした選手と同組になった同伴者は災難だと言えるものです。


2017年  1st QT(クォリファイングトーナメント) B地区
      1R 「85」 2R 「88」 3R 「84」 101位/104人中
2018年 LPGAプロテスト第1次予選<D地区>
      1R 「97」 2R(棄権)手首痛のため
2019年 (記録見つからず)
2020年 プロテスト第1次予選<A地区> 
     1R 「92」 2R 「88」 3R 「86」 103位/104人中


 この受験者を1人のアマチュアとしてみれば、十分にお上手なレベルですが、さすがにプロを目指す競技ゴルフでの実力不足の感は否めません。


 ほかにもいくつか競技の結果がネットで見つかりましたが、それらのスコアもそう変わらず、良く見積もってもHDCP10以上の実力だと思われます。


〇 2017年度(第50回)日本女子オープンゴルフ選手権 地区予選 
 参加者65名中64位(棄権1名)実質最下位 スコア「90」 ちなみに63位はスコア「86」


 なお高校1年生の記録も残っていて、そこから計算すると、この選手の年齢が現在26歳or27歳だということが分かります。


〇 2011年 関東高等学校ゴルフ選手権冬季大会<高校女子の部>
   103位  スコア計「187」 =「 96」「 91」 ( 46・45 )


 ちなみに、この時の1位が、先日キャディーと問題を起こした大西葵プロで、当時は千葉学芸高校2年生でしたが、スコア計は「142」=「71」「71」 ( 36・35 )というものでした。  
 このことからも、当該選手は当時からプロになれるようなレベルではなかったことが分かります。


 また、日刊アマの記録も残っていました。この年は、高校卒業後の年だと思われますが、関東予選の通過者は「マッチング・スコアカード方式」で行われ、スコア「91」が予選通過ラインになっていました。


〇 2014年 日刊アマゴルフ全日本大会 関東社会人予選
          16位タイ スコア「82」(38・44)
  女子決勝
          84位    スコア「99」(54・45)



 ちなみにこの大会の出場資格は「推薦」になっていて、これはオフィシャルHDCPを持っていない選手の場合は「主催者推薦」で出場可という仕組みだったもののようです。


 他にも、茨城県アマチュア選手権女子の部では、2013年にスコア「94」で25人中22位に入っている記録もあります。


 私が調べた中での当該選手の最高のスコアとして見つけたのは、「2012年関東ジュニアゴルフ選手権女子15歳~17歳の部 関東第1ブロック予選」での「79」というスコアですが、この時は74位タイで予選通過に2打不足して予選敗退しています。


 これらのことからも、アマチュアとしては十分に上手いレベルと言えますが、プロという物差しで見ると、全くそのレベルにはない選手だと予想されます。



 いろいろと特定のプロテスト受験者について余計なことを書いてしまいましたが、わざわざプロテストに新しい規定を追加して、最初から合格の可能性がない受験者を排除しようとしたのに、相変わらず受験するのであれば、厳格に「JGA/USGA HDCP Index5.0以下」という証明書を求めることも必要になって来ます。


 本来は実力があって偶々その受験日に実力を発揮できていないなら、捲土重来を期することもアリだと思いますが、何度も受験して合格ラインに遠く及ばないスコアであれば、同伴者に迷惑をかけてしまうことも予想されるため、この選手だけでも証明書を提出させるべきだと思っています。


 ゴルフは同伴者との呼吸が合う合わないも大事な要素です。基本的に競技に参加するようなレベルであれば、問題ない動きをするはずですが、果たしてこの選手がどうなのか分かりません。
 ただ周りでドタバタされるのであれば、1打に神経を使う同伴者に良い影響を与えるとは思えず、人生をかけて受験している同伴者になった他の選手が可哀そうだと思うのは私だけでしょうか?

ゴルフ場に行きたくなくなる

 今日も阿蘇ハイランドの3連チャン目ですが、昨日今日と全く楽しくないラウンドになってしまいます。
 その理由は、配慮不足の来場者で、昨日は練習グリーンで禁止されたアプローチをしたり、私の車に向かって素振りをするマナー違反がいましたが、今日は遅い4バッグなのに全く先を譲ろうとしない組に辟易させられたものです。


 今日も「アプローチの達人」との2サムで、練習場で練習しようと少し早目に1番ティー横に行き、パター練習をしているとクラブが1本忘れてあり、まだティーショット待ちの組に「忘れていませんか?」と尋ねると、1人が走って受け取りにやってきました。


 その時、前組の1人から声をかけられますが、その方は昨年8月に1人予約で何度かご一緒した小学校の先生でした。
 「1人予約ですか?」と私が尋ねると、「いいえ」と答えがあり、知り合い4人でのラウンドのようでした。
 私のブログも見ていると笑いながら言ってきて、達人とは面識はないはずですが、同伴者に「お上手な方なので先に行ってもらいましょう」と声をかけてくれます。


 当初は、我々のスタートはもう少し後だからといったんは辞退しましたが、同伴者に「2人共70台だから」と言いながら「見せてもらいます」とプレッシャーをかけられます。



 私がこのブログで、進行の速い後続組がやってきたらパスさせるというゴルフ規則のことを書いているのを読んだらしく、先を譲ってくれたもので、その好意に甘えさせてもらいます。
 本来は、追い付いた途中でパスさせてくれれば良かったのですが、第1打目からプレッシャーのかかるティーショットになったものの、どうにかフェアウェーキープになるショットで恥をかかずに済みました。


 その先生が「前も4バッグですが、パスさせてくれますよ」と言ってくれ、私もそうなるだろうと期待したものの、その期待はものの見事に外れてしまいます。


 1番は私のバーディーパットはカップ左に外すパー、達人は見事に1パットのバーディースタートになり、2番のティーに上がって行くとまだ前組はこれからティーショットするところでした。


 我々がグリーンが空いてからセカンドを打ってグリーンに向かい、2人で3回のパットを打っている間に、前組が打てる状況で1人もティーショットしていないことに「?」と思いましたが、もしかしたらパスさせてくれるのかなと思ったほどです。


 しかし、「先にどうぞ」と期待した声掛けはなく、4人が順にティーショットしていたので、パスさせる気など無い4人組かなと心配になりました。
 後ろでいろいろ所作を見ていると、準備や4人の連携などが悪く、誰もプレーしない時間が多いため、時間が無駄にかかってしまいます。


 後で気づいたことですが、どうやらティーショット前に打順決めで全員のスコア確認を行うためティーショットまでの時間がかかるもので、2番以降は常に我々が次のティーに行っても1人目がその後に打つという有様で、そのスロープレーぶりに段々と苛立ってしまいます。


 スコアは100叩こうとプレーさえキビキビとすれば、そこまでイラつきませんが、グリーン上でも誰がプレーするのか見ていて分からないような無駄な空白の時間があり、勘弁してよと思ってしまいます。

(スロープレーなのにパスをさせない前組のおじさん達。11番パー3で追い抜く際に撮影しました)


 3番パー4のティーでは、前々組のグリーンが終わる頃にティーショットが始まる始末で、我々は2番を終わって既にティー横で待機していますが、全くこちらを見ることもなく、悠々とプレーを続け、急ぐ様子を見せるならまだしも、その様子は皆無です。


 「遅いなら先を譲って」と思うものの、こちらから「先に行かせろ」というのはマナー違反になるため、「先に行かせろ」オーラを出しながら相手の気付きを待つ状態でした。


 しかし、腕前から「ゴルフ規則」の規定など知識に無いことはもちろんですが、こちらは全く見ないけど気にしている雰囲気は感じます。
 誰でも自分のプレーを注目されるのは嫌だろうし、我々の後ろは後続組が先を譲ってくれた先生方の4バッグで間隔は空いているので、常識のある人間だったら「気になるから先にやろうか」と仲間内で相談すると思いますが、そうした常識など皆無な4人だったのでしょう。


 結局、前半は7番のセカンド地点から前々組が9番の3打目地点に移動しているのが見え、完全に1ホール以上は前組が遅れていることが分かります。
 前半は諦めましたが、さすがに折り返しの10番ではトイレ設備もあるし、そこではパスさせてくれるだろうと淡い期待はしていました。


 9番を終わり、10番に向かうと前組のカートは10番ティー横にいて、まだ誰もティーに上がっておらず、待っていると思ってカートを後ろに付けると、我々を見ることなくティーに1人が上がって行ったので、こいつらはパスさせようという気など無いことがよく分かります。


 前組のカートまで行って4人のショットを横で見て、打ち終わってカートに乗る4人のうち誰かと目があったら「少し急ぐかパスさせて」と頼もうと思っていましたが、なぜか誰も真横に立っている私を一瞥することもなく、カートに乗り込んで行ってしまいます。


 これで益々怒りが湧いてきて、10番のセカンド地点からグリーンを睨んでいたものの、そこでも全く振り向こうともせず、それなのに急ぐ素振りもなく、相変わらずもたつくプレーの様子に怒りが頂点に達してしまいます。


 1人でカッカする私を見た達人が、「11番をパスして先に行こう」と言い出してくれ、11番で前組のショットが終わって動きだしたカートの後ろを付いて行きましたが、普通だったら我々のカートが着いて行く様子になにか驚くか振り向くかするはずだろうに、パー3のグリーンまでの半分でカートを止め、我々が後ろにいるのに横を空けるわけでもなく、2人が下りて球の方へ歩いて行く有様です。


 紳士的に達人が「先に行きますのでごめんなさい」と前組のカートにいた2人に声をかけて抜きましたが、少なくとも私にはその返事は聞こえませんでした。
 
 結局、11番は我々はプレーせずに12番からプレーを再開しましたが、15番では前々組に追い付き、その後ろを付いて最後まで進行します。
 17番を終わって確認すると、抜いた前組は14番を終わって15番へ移動の途中で、15・16・17と3ホール以上も最初の前々組に差を付けられていたことが分かります。


 こんなマナーがない来場者のために無駄な時間を使わされ、併せて怒りでゴルフにもならず、楽しくもなんともない1日になりました。
 もう阿蘇ハイランドに行くのは止めようかなと思ったほどです。


(遅い前組を抜くため、11番はプレーしていません)