三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

雨で分かるグリーンの罠

 連休前半の3日目の今日熊本の朝はかなりの雨になっていて、予報では終日雨が降り続き明日の阿蘇ハイランドの早朝予約の天気は微妙です。
 阿蘇の予報でも今日は夜までかなりの雨量予報なので、明日の早朝ラウンドの時間帯はたとえ雨は止んでいてもコース状態は最悪になるはずです。


 そのため、お昼前に同伴者の「アプローチの達人」に連絡し、明日のラウンドは中止と決めていて、私の予約なのでゴルフ場にキャンセルをお願いしたところです。


 さて、そんな雨後のコースですが、悪いことばかりでもなく良い点もあり、それは普段は気付かないグリーン面の形状が見えてくることです。


(4番のグリーンは水はけが悪く、中央が凹んでいるので大雨のあとはこうした水溜りが出来やすくなります。これは4月初めの大雨の後の状況)


 普段はなかなかグリーン面の凸凹の様子は分かりずらいのですが、雨が降ると雨水は低い場所に集まるため、この4番のグリーンのように水捌けが悪い場合、グリーンの罠というか特徴がよく分かりることになります。


 4番は150yほどのパー3ですが、グリーン形状は縦長でグリーン左右は低くなり、特に右の傾斜下に落とすとトラブルになりがちです。

   

(ナビが示すコース図には左右の凹み情報はなく、ティーからもその様子は見えません。またグリーン面の傾斜情報(右)にもこの凹みは示されていません)

(ティーからは左右の凹みは見えませんし、コース図でもその様子は伺えません)

(上から見た4番グリーンの様子。ピン位置は大まかに①~③の場所を中心に前後左右に振って切られます)


 グリーン右の崖下に落としてしまうと、まずグリーン面どころかピンフラッグも見えなくなるため距離感が難しく、寄せようと欲張るとショート目になり、3打目はラフからのアプローチになるとピン先が下っているので、思わぬ転げ方をしてしまいます。
 そうなるのを嫌がって大きめに打つとグリーンの下り傾斜に落ちてしまい、左傾斜まで零れてしまいます。


 下の画像は以前のラウンドで私が右下に落とした際の様子です。グリーンまでの距離を打ってグリーン右に少しでも外すとこの位置まで転げ落ちてしまいます。

(このときは寄せようなどと思わず、とにかくグリーンオンだけを狙って打ちました)

(この位置からのパーパットになり、決まらずのボギーは仕方ないところです)


 右はダメだからといって左に打ったとしても安全だとはいえず、反対によりスコアを崩しやすいのはピンが見えるため寄せたいという欲が出ることと併せ、逆目のラフからなので強めに打ってしまうことも理由です。


 下画像の左下からのアプローチは止まらず右下の途中まで転がってしまい、結果はダボになっているのは、ザックリを怖がって強めに入り、結果止まらなかったためです。

(グリーン左にはカート置き場があり、この斜面のライは歩行ルートになるため逆目になりがちです)


 このホールで一番安全な攻め方は、ピンの位置に関わらず手前にショート気味に打つことで、グリーン面に届かないクラブを使うと左右に転げ落ちるリスクはありません。

(手前からだと転がしての寄せが効きます。このときはU6で転がしました)

(ショート目のクラブ選択だと少々右に飛んでも下まで転がり落ちない場所に留まってくれます)


 初心者やアベレージゴルファーは一般的にパー3のホールは簡単だと思いがちですが、それは誤解でパー3、それも短めのホールの場合にはなにかしらの罠があるものです。
 阿蘇ハイランド4番パー3もそうで、細長いグリーン両サイドにナビで示されない凹みがあり、そこに打ってしまうとパーセーブはかなり厳しくなるのは、グリーンン中央が凹み高く上げたアプローチの球が下り傾斜に落ちて予想以上に転がってしまうためです。


 つまり4番は左右に曲げることはNGなので、安全にいくならグリーンに届かないクラブ選択になり、そうすると花道から転がしでの寄せが可能になるのです。
 達人の攻めはピン位置に関わらずグリーンの左手前を狙いますが、私がそこに打つと左下に落ちるのは球の質の違いでしょうが、達人の球は転がるので左傾斜に落ちずに転がってグリーンオンするのです。

(赤丸の球が達人の球。この日はショート目でしたがパターを使える場所です)

(この日の達人は、上の画像と同様な場所にキャリーして転がって行き、バーディーゲットでした)


 それにしても私が右や左にショットが飛んでしまうのに対し、達人はほぼ同じような場所に打っていることが分かり、コントロールの良さが光ります。
 私が前後左右にショットがブレる理由は、第一にショットの安定性がないということですが第二にはピン位置に惑わされるためで、達人のように常に同じ場所を狙っていればこんなにブレるはずはないのでしょうが、わずかな狙い場所の違いが先では大きく変わってしまうのです。


 ただ思ったようにショットを曲げるのもゴルフの醍醐味であり、ピン位置によってスライスで打ったりフックで打ったりして、思い通りの結果になると内心で「やった~!」と思うもので、ラウンド中はそんな密かな楽しみもあるのです。


 今日のチャオ。雨が降り外出できずに暇そうにしていました。